収穫後に切り倒されたバナナの茎や葉で、日本人が紙を作り出した。そしてその紙で絵本が出版され、名刺も作ることができるという。
日本人にとってもっともなじみのある南国フルーツといえば……バナナ。このバナナ、収穫したあとはバッサリと根元から切り取り、畑に放置されるのだとか。それはもったいない! と日本人の研究者が、バナナの茎や葉の繊維から、紙を作り出した。現在「バナナ・ペーパー」の名前で人々に親しまれ絵本も作られている。
ところで、今世界で栽培されているバナナの茎や繊維をすべてつかって紙をつくると、なんと世界の紙をすべてまかなえる計算になるそうですよ。紙のために新たな木を切らなくてもよいってことなんです!
そんなバナナ・ペーパー、ぜひ使ってみたい、という方は、まずは名刺から。地球温暖化に関して、一般の人々にも強くよびかけ、フリーペーパーを配布している市民プロジェクト「TEAM GO GO」では、バナナ・ペーパーの名刺用紙を販売している。もちろん注文して印刷してもらうこともできる。