2007年春、世田谷にあるビルの屋上のある畑に蒔かれた種が、秋には綿を実らせた。その綿を紡ぎ、編んで染めた造形家、眞田岳彦氏の衣服作品を中心に12の関連企画を展開する。それが、世田谷文化生活情報センター 生活工房 10周年記念事業「眞田岳彦 セタガヤーンプロジェクト’08」だ。
世田谷という場を基点に、人々のより良い生き方や家族の幸せをアートとデザインで探るフィールドプロジェクトす。’08年は「庭を編む」と題し、「庭」という人間が作り出す想像の空間からデザインやアートを生み出し、“いのち”や“豊かな心”を見つめます。家族や友人など親しい方とご覧いただき、豊かな心を得るきっかけにしていただければと思っております。
眞田岳彦
セタガヤーンプロジェクト’08のチラシより
この言葉には「私たちそれぞれの生活の中には多くの魅力があることを再発見してほしい」という願いも込められている。実際に、自分だけのオリジナル箱庭をつくり、糸を紡ぎ、草木などで染めるといった『庭を編』を体験できるワークショップも現在参加者募集中だ。見るだけでも知ることはできるが、実際にからだに体験を染み込ませることはとても大切なことだ。「自分の心は豊かだ」と大声を張り上げられない人(私もね)は参加してみてはいかがだろうか。
開催日:2008年2月1日(金)~2月17日(日)会期中無休
時間:11:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
入場無料
会場:生活工房
4FワークショプAB
3F生活工房ギャラリー