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12月第2週の旬はコマツナ

霜で甘みを増した旬の味!
霜をうけてだんだんとおいしさをましてきた青菜。しっかりとした葉のコマツナは、火を通しても食感が残り、煮たり焼いたりといろんな料理に活躍します。実は将軍様が名付け親だったのだとか……。

日本の食料自給率を都道府県別に調べてみると、最下位は首都東京。自給率はなんと1%しかありません! 都民にとっては何とも心もとない話ですが、そんな東京にも全国2位の生産量を誇る野菜があります。それがコマツナ。消費量も多く、東京で地産地消が成立する数少ない野菜のひとつです。

それもそのはず、コマツナはチャキチャキの江戸っ子。もともと江戸の小松川村で栽培されていた青菜を五代将軍綱吉が食べて大変気に入り、『コマツナ』と名づけたという由緒正しい(?)お野菜なのです。今も、江戸っ子のお雑煮にはコマツナが欠かせません。

コマツナは栽培しやすくて寒さに強い、冬の間の貴重な栄養源です。あっさりクセが無いのに、カルシウム、カロチン、鉄分などの栄養がたっぷり。特にカルシウムはほうれんそうの3倍も含まれていて、女性は骨粗しょう症を防ぐためにも若いころからモリモリ食べたい野菜です。1〜2度霜にあたったものは葉が柔らかくなって格段においしくなるので、これからの季節が食べどきです。

小松菜と車麩の煮浸し

ー材料(4人分)ー
小松菜     1束
車麩      4個
ひじき     10g
水       250ml
昆布      5g
みりん    大さじ2
薄口醤油   大さじ2
梅酢     小さじ1

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―つくり方ー
1.ひじきと車麩をぬるま湯につけて湯戻しし、
 車麩は1/4の大きさに切りひじきも車麩も水気をしっかりと絞る。
2.水に昆布を漬け、だし汁を取る。
3.小松菜を4cm程度にざく切りし、1の材料と一緒に出汁に入れ、
 火にかける。
4.調味料を入れ落とし蓋をして小松菜に火が通ったら火を弱め、
 水分が半分ほど減ったら、火を止める。

*編集部味見録*
コマツナってひじきと合うんですね。二つの素材の味がハーモニーとなって車麩にしみ込んでいます。なんだか懐かしいような、あたたかなお味。柔らかな旬の味が体にじんわりとなじんでいくようです。

この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
http://www.organicnavi.com/とのコラボレーションにより、実現しています。
野菜に関するお問い合わせはオーガニックナビまでお願いします。

生産者:上組営農実行組合
登録認定機関:(社)岡山県農業開発研究所

参考文献:農林水産省、農畜産業振興機構HP