\12周年、タグラインをリニューアルします/

7月16日からgreenz.jpのタグラインは「ほしい未来は、つくろう。」から「いかしあうつながり」に変わりました。

詳しくは編集長鈴木菜央のコラムを読んでもらえると嬉しいです。

7月16日、greenz.jpのタグラインは「いかしあうつながり」に変わりました。

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甘くておいしい水道水!

greenz営業広美のWWOOF修行日記その2
海がとにかく大好きなサーファー、greenz営業の松原広美。オーストラリアで体験したWWOOFの思いでを、エコな視点から語ります。今回は人間にとって必要不可欠な資源、「水」のお話。オーストラリアでは、雨水を生活用水に使うのが普通に行なわれているみたいです。
こんにちは、松原広美です。ニューフェースなので松崎しげるばりに色は黒くても影が薄いのですが、実はgreenz のキックオフパーティーで司会進行を務めてました。でも当日急きょ決まったので、ぶっつけ本番、あたふた、おろおろ、たくさんの素敵なゲストがいらっしゃったのにろくにご挨拶も自己紹介もできず……まだまだです。帰宅して床についても、反省点が頭の中をぐるぐるぐるー、「さえないコメントだったな……もっとましなことが言えたよな〜」って考え込んでしまい、あまり寝付けなかった。意外と繊細な一面もあったりする、そんな新人です。

WWOOFについてはこちら
http://www.wwoofjapan.com/japanese/index-j.shtml

WWOOF修行日記その2は、「水」の話

いうまでもなく水は人間のみならず、命あるものすべてが生命活動を営む上で絶対不可欠なもの。そして、天と自然からの恵みでもある。当たり前のことだけど、無限にあるものではなく、大切に使わなければならない。

オーストラリアでは雨水タンクが多くの家庭にあり、雨水の再利用が自然に行われている。私がステイした2件のお宅は、上下水道がひかれていない町だった。そのため生活用水は全て雨水タンクとダムから。素晴らしいことに工業地帯が雨の降る通り道にないため、そもそも雨自体がクリーンでフレッシュ。だから雨水の方が波動はよいというので、滞在中は水道水を愛用していた。水道水をそのまま飲むなんてことに慣れていないのでちょっと不安。でもカルキ臭くないし(当たり前か)喉越しさわやか、かすかに甘くておいし〜(って水ソムリエみたい)。おまけに胃の洗浄もしてくれて、お通じも快調!! そしてなんといっても、水道代タダ! エコで経済的って素敵すぎる。だからといってじゃんじゃん使うことはせず、乾季に備えていつも節水マインド。毎日シャワーを浴びて髪の毛や体を洗う必要もなく、汗をかいたらプールに飛び込むだけ。歯磨きするときは水を止める。トイレはたまったら流す……。これを真似するのはさすがに難しいけども。でもちょっとした生活の工夫をするだけ。神経質になる必要はなく、ただ水を有り難いと思うココロがあればいいのだ。

ミミズさんにキレイにしてもらった廃水をさらに再利用

そして、そこでは水の「使い分け」や再利用もきちんとやっていた。
一番重要な飲み水、料理用の水、顔・体を洗う水は、雨水タンクからポンプで汲み上げてキッチン、バスルームへ。直接体内に取り込み、肌に触れるのだから、これらの場面で使う水はきれいじゃなくっちゃね。でもその他の用途、例えばトイレを流す水、庭の散水用は別に飲むわけじゃないから純度100%、スーパークリーンでなくてもよい。そんな場面では、生活排水が活躍。キッチン・バスルーム・トイレからの排水はBIOLYTIXという画期的な廃水処理システムを利用。
これがまたスゴイ! 愛知万博でもスゴ技術として紹介されていたらしいが、構造はこうだ(日本での販売代理店を募集中だって!)。3層に分かれたフィルターで水道管を流れてきた固形物(うんちとか食べ滓)と液体系(おしっことか)が別々に分解、浄化される。フィルターにはミミズさんと微生物がいる。
水質は透明でにおいもない。実際飲めるらしいが、ちょっと勇気いりますね……。浄化槽の中も、通常のそれとはぜんぜん違い、ウンチ殿はまだ新しいのはそのまま残って見えるにも関わらず、微生物とミミズさん達の活躍で臭いはゼロ。コンポストトイレの中身を覗き込み、エキサイトするという、従来では考えられない、不思議な肥溜めである。ちなみに、分解するものがないとミミズさんたちがお腹をすかせてニュッと顔を覗かせ、用を足そうと思ったら遭遇、みたいなことがたまにあるらしい。

万が一のためにダムも完備。雨水タンクが空になった場合(幸いにもいままでそのような深刻事態はなかったらしいが)、ダムからまたポンプで汲み上げるのだ。水の自給率100%、驚くべき循環。サスティナブルな暮らしとはこういうものだ。

やがては自分に返って来るからこそ、水は汚せない

こうして水の循環と浄化を目の当たりにし、ミミズさん達の懸命な働きぶりをみると、世に普通に出回っている合成界面活性剤なんて流せなくなる。だって、それらの有害な環境ホルモンが水に溶け、川に流れ、海に流れ……巡り巡って私たちの食卓に魚としてならぶ。
ましてや海が生活の一部であるサーファーとしては、そんな海で波待ちしながら汚染された海水が肌に触れ、間違って口に入ってしまった日には、オエッ、毒を飲んだ気分だわ。おおーこわっ!

私たちの目には見えにくい悪循環が日々繰り返され、大切な水、川、海を汚し、人間に戻ってくるってことは事実だ。すべてはつながっている。その循環の輪に気づくことが水を大切に思えるココロのスタート地点じゃないかな。ココロが変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。そうやってエコな人がどんどん増えますように!