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サマー・オブ・ラブ(3)

時代が沸点にさしかかった1967年。世界は闘争と平和希求で大きく揺れ始めた。現在の世界情勢もこの頃にかなり近いような気もするけど……Action speaks louder than bomb!?

既成概念から解放され人間本来の在り方を探求し自由を謳歌しよう。フラワー・ムーブメントと呼ばれるようになったこの現象を象徴する集会の一つがジャニス・ジョップリン、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックスらが出演したモンタレー・ポップ・フェスティバル、もう一つがサンフランシスコで開催されその後全米に飛び火したBe-inだった。米軍のベトナム北爆が始まってから2年後で第3次中東戦争が勃発した1967年のこと。

現状を変えるアクションを起こすことだけを主題に据えたこの「Be-In(ヒューマン・ビーイン)」の呼びかけに応じてゴールデンゲートパークに集った約3万人が共通の目標を確認し合い、ティモシー・リアリーやアレン・ギンズバーグのスピーチとグレイトフル・デッドやジャニス・ジョップリンらの音楽を堪能した。

これらの出来事をきっかけに1967年からの数年間を「サマー・オブ・ラブ」と呼ぶようになる。多くの人々が世界は自分たちの手で変えることが出来るという共通の夢と希望を抱いた時代、そのクライマックスとなったのがニューヨーク郊外の農場を借りて開かれたウッドストック・フェスティバルである。人類が始めて月へ降り立った1969年7月20日からひと月の後、1969年8月15日〜17日の3日間の出来事は翌年映画となって世界中に喧伝された。
Apollo 11 First Moon Landing 1969
http://www.youtube.com/watch?v=RMINSD7MmT4

ミック・テイラー在籍時のローリングストーンズ1969年ハイドパークでのブライアンジョーンズ追悼ライブ。未だに現役でロックするそのスタイルがほとんど変わっていないのはあっぱれ。
「Honky Tonk Women」 The Rolling Stones Live in the Hyde Park
http://www.youtube.com/watch?v=I4-5rqlhePQ

グレイトフル・デッド1969年ウッドストックでのライブ。解放的な現場の雰囲気が伝わって来る。
Grateful Dead – Lovelight
http://www.youtube.com/watch?v=zly3ne8jqFI

この時代(1967年〜1969年)のロック話題盤
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Jimi Hendrix Experience / Electric Ladyland
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000002P5U/
1968年リリースのサード。実験的なスタジオワークと唯一無二のギターワーク、アーティストとしてのコンセプト。ジミ本人設立のニューヨークElectric Ladylandで録音されたブルージーで野太いサウンドの中に今聞き直しても新鮮さがみつかる傑作アルバム。

グレイトフル・デッド / ライヴ/デッド
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005HGTO/
ヒッピーカルチャーの代表格として有名なグレイトフルデッドの4thアルバムでライブ盤。即興で延々繰り広げられた彼らのライブスタイルは今のジャムバンドブームにも繋がる。1969年リリース。

ザ・ローリング・ストーンズ / ベガーズ・バンケット
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00006JOR0/
1968年、リズム・アンド・ブルースに立ち返ったローリング・ストーンズの傑作。アーシーなブルーズとポップさの絶妙なバランスは他のアーティストではやはり無理かも。今聴いても色褪せてないエバーグリーンなロックの名盤。

ジェファーソン・エアプレイン / シュールリアリスティック・ピロー
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005EHZY/
このセカンドアルバムでジェファーソン・エアプレインはアメリカ西海岸、サイケデリック・ロックバンドの代表格に。サイケデリック=幻覚、恍惚が日常にあった時代1967年に、ヒッピー文化発祥の地から生まれたサイケロックの名作。

ザ・コンプリート・モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル1967
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009Y290Q/
歴史的音楽イベントとなった1967年モンタレー・ポップ・フェスティバルの映像を収めたDVD3枚組。ジミ・ヘンドリックス、オーティス・レディング、ザ・フー、キャンド・ヒート……etc.!!

ザ・ローリング・ストーンズ / ハイド・パーク・コンサート
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FNNN3I/
1969年7月5日のフリーコンサートは元リーダー、ブライアン・ジョーンズの追悼コンサートとなってしまった。上手い/ヘタとかこの際どうでもよく、この時代のノリと若かりしストーンズのスタイルをたっぷり味わえる。

ワン・プラス・ワン 悪魔を憐れむ歌
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FHVTW6/ジャン=リュック・ゴダールがパリ五月革命の最中にローリング・ストーンズを撮った。それだけでも観る価値十分では。ゴダール編集のディレクターズ・カット「ワン・プラス・ワン」とプロデューサー・バージョンの「悪魔を憐れむ歌」両方収録。

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モンタレー・ポップ・フェスティバルのジミ・ヘンドリックス
モンタレー・ポップ・フェスティバルの
ポスター