(出典:Roam instagramより)
みなさんは、リモートワーク(在宅勤務)やノマド、Roamerなど、新しい働き方に興味はありますか? 初めのころは専門職だけに限られていたこの動きは、今ではあらゆる職種に広がっています。
仕事と暮らしは切り離せないもの。ワークスタイルで、住む場所や生活時間、関わる人など、生活そのものが変化しますよね。だからこそ、自分にあった働き方を考えることは、「自分らしい生き方を考える」こととも言えます。
とはいえ、
「働いている会社でリモートワークの制度ができたけど、どうしようか・・・」
「あちこち移動して働きたいけれど、自分にはできるのだろうか・・・」
など、選択肢がひろがったからこそ、どこから初めていいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
以前すでに、リモートワークなど新しい働き方を取り入れている人びとをまとめて紹介しましたが、今回は、そんなワークスタイルを実現するのに参考になる場と仕組みを紹介していきます!
築50年の中華食堂をセルフリノベーションして誕生!湘南・西湘地区初のコワーキングスペース「旧三福」 by 池田美砂子さん
時間にメリハリつけて仕事をしたい、リモートワーク向け。
湘南・西湘地区のコワーキングスペース「旧三福」。小田原出身・在住のプランナー・山居是文さんが築50年の中華食堂を、仲間とセルフリノベーションしてつくりました。
「旧三福」が目指すのは、メリハリをつけて仕事をすること、そしてカフェやイベントを通じて交流を両立すること。シェアオフィスとしての時間と、イベントやカフェバーとしての時間を区切っています。
時間にメリハリがつくことで、自分の仕事に集中する時間を過ごすことと、コワーキングスペースで出会う人たちとの交流で、インプットとアウトプットの良い循環ができそうですね。(⇒続きは、こちら)
働くママがもっと活躍できる世の中に! 子連れで仕事ができるコワーキングスペース「Hatch Cowork+KIDs」 by 増村江利子さん
子どもを育てながら働きたい人に。
少子化が大きな社会問題となっている現在、男性も育児休暇を取得できる制度を取り入れるなど、子育てを支える取り組みは企業にも広がりつつあります。それでも、仕事と子育ての両立に、悩みの多い方も多いのではないでしょうか。
東京・赤坂にある「Hatch Cowork+KIDs」は、世界的にも珍しい、子どもを連れて利用できるコワーキングスペース。設立した片山勇志さんは、名前の「Hatch(英語でふ化)」に、新たなビジネスやアイデアが生まれる場、という意味だけではなく、子育てに対する価値観の「殻」を破りたい、という思いを込めたのだそう。
子どもたちの将来のためにも、子どもがいたって世界にインパクトを与える仕事ができるんだってことを、証明してみませんか?(⇒続きは、こちら)
クリエイティブな仕事をするのに、特別な場所やお金はいらない。自宅を一日限りのコワーキングスペースに変身させる「Hoffice」 by きとうかよさん
自分が出かけるより、人に来てもらいたい。インドア派の方には、こちらがオススメ。
「在宅」勤務なのだから、「出かける」だけが働き方ではありませんよね。交流はしたいけれど「通勤」はちょっと…というあなたにオススメなのが、この「Hoffice」。自宅をコワーキングスペースとして1日開放し、人々が集まって一緒に仕事をする、という仕組みです。
Facebookグループを通じ、いつどこの家で「Hoffice」が行われるかといった情報を共有し合い、メッセージのやり取りを経て、参加します。参加料は無料のかわりに、それぞれが飲み物や食べ物を持ちよってシェアします。
一人で黙々と作業をすると仕事は進むけれど、単調になってしまいがち。質の高い仕事をするために、「人と関わり、刺激をもらうこと」は欠かせない要素ではないでしょうか。すでにでき上がった場に「出かける」のではなく、自分が「つくる」場から、思わぬアイデアやビジネスの可能性が生まれるかもしれません。(⇒続きは、こちら)
「旅するように働きたい!」というあなたの夢が実現する。ノマドワーカー必見、世界同一料金でシェアハウスとオフィスを借りれる「Roam」 by ライターインターン
海外に飛び出して、旅をするように働きたい人に。
パソコンひとつで仕事をする、そんなことも現実になった今、日本だけではなく海外で暮らすことを考える人も増えているのではないでしょうか。
「Roam」は、ハイスペックなコワーキングスペースと快適な住まいを、世界同一料金で借りられるサービス。「Roam」が提供する場には、快適なプライベート空間、仕事に欠かせない高速かつ安定したインターネット環境、住人同士のコミュニティづくりを後押しする設備など、設立者自身がノマドワーカーだったからこそのアイデアが詰まっています。
旅するように働けば、思いもよらないビジネスのチャンスやアイデアが生まれることもあるかもしれません。あなたは、どこへ行ってみたいですか?(⇒続きは、こちら)
自分らしい働き方と暮らしをつくる。米田智彦さんに聞く、ライフデザインのヒントとは? by Kimura Eri
あなたにも、できます。先輩はこうやって生き方・働き方を選びました。
ここまで海外も含めた4つの場・仕組みを紹介しました。それでもなかなかイメージがわかない人に、「自分らしい働き方と生き方」を実践する先輩が何を考え、行動したかの事例をおくります。
ご紹介するのは、米田智彦さん。2011年1月から10ヵ月間、「NOMAD TOKYO」という「家と家財を捨てて、東京を旅するプロジェクト」を実践しました。このプロジェクトで50か所以上の場を泊まり歩いた米田さんは、普段は見落としている街の風景に気がついたり、忘れかけていた自分を思い出したりしたそう。
米田さんは、「都市と田舎」「リアルとネット」などを行き来したり、拠点を多くしたりすることで、それぞれの魅力に気づけるのだといいます。
また、自分自身も「会社員とフリーランス」や「収入とナリワイ」などの二択に留まらない、「多面体の私」をもつことをすすめています。先輩の体験談を、是非参考にしてみてください。(⇒続きは、こちら)
いかがでしたか。
自分らしい働き方を選び実践することで、自分らしい暮らし方が見えてくる。それはやがて、社会そのものを明るくすることになると私は感じました。
とはいえ職種に限らず、自分の働き方を選べる時代がやってきましたが、一人で考え実践することは難しいもの。今回ご紹介した5本の記事から、働き方改革をどこから始めればいいか見つかるといいですね。
(Text / Curator: 吉原海)
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