ISSUE☆グリーンズ企画 今週のgreenz people

6 months ago - 2016.02.21

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子どもや大人の”やってみたい”をかたちにするきっかけをつくりたい。「今週のgreenz people」は、「シンカイグリーンマーケット」の小林隆史さん!

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今週のgreenz people」は、様々な分野で活動に取り組むgreenz people(グリーンズ会員)を紹介する連載企画です。会員の方々は「これから、ぼくたち・わたしたちもマイ・プロジェクトを本格化させていこう!」と試行錯誤されている方ばかり。この企画から、会員のみなさんと、読者のみなさんの新しいご縁が生まれれば嬉しいです!

こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。

突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?

そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。

僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。

すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?

そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!

今回ご登場いただくのは「シンカイグリーンマーケット」の小林隆史さん。小林さんに、ご自身の活動と日々の暮らしぶりについて伺いました。
 

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小林隆史さん

1. お名前、出身地と住んでいる場所を教えてください。そしてあなたが今、一番居心地の良さを感じる場所は?

小林隆史です。長野県千曲市で育ち、県内の大学に進学。2011年。大学4年の春から、友人と一緒に「旧シンカイ金物店」を改装し、共同生活を始めました。

近所の方には元々の屋号から「シンカイ」と呼ばれるようになり友だちと集まってご飯を食べたり、一緒になにかをつくったり、生活の一部を共有するようになりました。

ふだんから高校生や近所のおばあちゃん、個人でお店やお仕事をしている方、県外から旅行に来た方などと出会う機会が増え「もっとこういうことをやってみたい」とか「こうなったらいいね」と色々な人の”やってみたい”に触れるようになりました。家のリビングにみんなが集まってきたら、「色々なことが起こるようになっていった」という感じなのです。

居心地の良さを感じる場所は、シンカイの1階です。

集まってご飯を食べたり、DIY作業をしたり、演奏会をしたり、中学生が勉強したりとどんな風にも活用できるからいいのです。

近所のおばあちゃんが「今日はなにしてるのかね?」なんて話しに来たり、漬物をおすそ分けしてくれたりと本当にやさしくて。全面ガラス張りなのでご近所さんに見守られている”秘密じゃない秘密基地”みたいな感じです。ご近所さんに丸見えなのです。

2. グリーンズの出会い、そしてこれまでに読んだgreenz.jpの記事で、特にグッときた記事を教えてください。

シンカイに住み始めてから、途中1年半の間、中学校教員から海外渡航までを経てシンカイを離れていた時期がありました。その後からgreen drinksの活動を知って、greenz.jpの記事を読むようになって、各地の様々な活動を知る機会が増えていきました。

またその後にはリトルトーキョーの「しごとバー」に参加させていただいたこともあります。

greenz.jpの記事はいつも見ています。距離を越えてアイディアを共有できるgreenz.jpの情報に日本全国の事例や活動している人を見て、これからのヒントをもらっています。

資本主義の先には、どんな未来があるんだろう? Open A代表馬場正尊さんが、グリーンズ小野裕之と考える、次の社会のつくりかた
暮らしも、道具も、食べものも。増村江利子さんの”つくる側”に回る暮らしと、まちはつくらない、まちづくり

の2本の記事が印象的です。

「シンカイ」という場所にいて、僕が感じているのは「人が喜ぶことってどんなことなのだろうか」ということ。抽象的なことではあるのですが、お金という対価では解決できないGive&Takeがあるんだなと実感することがありました。
もちろん、ある程度お金というものは考える必要があります。

シンカイで中学生が勉強しているとご近所さんがお菓子を持ってきてくれたり、蚤の市を楽しみに来てくれたり。

人から受けたGiveをシンカイとしては、また次なる機会にご近所さんを招いて蚤の市を開催したり、演奏会にお誘いしたり、体験をお返しする。最終的にGiveが単なる消費にならないこと。そのためのヒントを二つの記事から模索しています。

3. あなたが影響を受けた本を3冊、一言コメントつきで教えてください。

green Books
二冊届くgreen Books。もう一冊は誰かに渡してください、という時点でもう最高ですよね、green Books。こんな風にアイディアを共有することで場を介さずにメディアを通じて学びを得られる仕組みが素晴らしく好きです。大好きな仲間に一冊を渡しています。

未来の住宅 カーボンニュトラルハウスの教科書
シンカイは古い家なので、木枠の窓や土間といった構造上、なかなか寒いです。

古い家ならでは雰囲気を残しながらも、快適な住環境を整えるためのワークショップなどをいつか開催してみたいです。
”木枠の窓の古さがいいのに”と思っても、法律上はもう同じようには取り付けられない。(一部を除き)今ある古い家ならではの風情やつくりを残していくことを考えるヒントにしています。

アルケミストー夢を旅した少年ー
世界中でベストセラーとなった物語。サンチャゴという少年が様々な出来事に巻き込まれながらも、夢をあきらめずにピラミッドを目指していくわけですが、その姿に勇気をもらいます。

4. 今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。

蚤の市やワークショップ、持ち寄りの食事会や演奏会、トークイベントなどの企画運営です。

これまでに取り上げられてきた方たちと一緒に並ぶととても恐縮ですが。ドラえもんに出てくる”土管のある公園”。あの公園は、サンドイッチを持って来て「ピクニック」が始まったり、ボールを持って来てサッカーが始まったり、
ただ話をするだけに集まったり、男の子が歌いだしたり。笑

「ここはこういうことをする場所ですよ」と決められているわけではなくて集まった「ひと」「もの」「こと」によってやることが決まってくる。

どんな空間にも様変わりする「シンカイ」という場所で起きる「遊び」をワクワクと楽しみながら企画運営しています。

その中でもこれまでに開催してきた「シンカイグリーンマーケット」では、近隣のお店や長野県の野菜、ママさんたちの手作り雑貨や作家さんの作品などが並びます。

おじいちゃん、おばあちゃんも来るし、子どもも大人も遊びにきてくれます。世代を越えて、人が集まる一つの機会になっています。3月にも開催する予定です。

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5. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけとは?

シンカイの1Fは土間になっていて、次第に人が集まってくるようになりました。その中で出たアイディアや、紹介していただいた人たちとのご縁から企画が始まることが多いです。「住んでいたら、こうなった」というのが正直なところです笑。

シンカイグリーンマーケットはシンカイを一緒にスタートした友人の白石雄大が企画したもので、それを引き継いだかたちで企画運営しています。世代を越えて人が集まるきっかけになるので、大切にこれからも続けていきたいと思っています。 

学生時代に、栃木の「CAFE SHOZO」の省三さんにお話を聞きに伺ったことがあって。忙しい中、半日時間をいただいてお話を聞かせてもらって。

学校帰りの高校生を見ながら「将来、上京した彼らが栃木にもこんな場所があったなと思ってもらえたらいいんだよね」と省三さんが言っていて。そのときのことが強く残っていて。

シンカイの隣にも高校生がいて、よく遊びに来るのですが、彼にとっても僕たちみたいなちょっと年上の兄貴みたいな存在を見て、自分の地元を好きになってもらえたら嬉しいですね。

6. そのプロジェクトが目指すゴールやビジョンとは?

この遊びをもっと本格的な遊びに変えていきたいです。

お店でもなく、カフェでもなく、ゲストハウスでもない「シンカイ」という場所で日々変化する空間の機能を広げていくことで、きっかけを生んでいきたいです。

20代の発達障害をもった青年たちと一緒に企画運営をして、就労支援をしたり、ママさんの手作り雑貨を並べる場として開放することで、女性たちの情報交換ができたり、きっと色々な活用の仕方があると思います。

おじいちゃん、おばあちゃんたちと子どもたちが集まったら、それが保育施設のような機能をもったり。将来は自分たちの子どもも学校帰りなんかにここで遊んでいたらいいね、なんて話もしていて。

支援という言葉にすると大げさかもしれませんが、子どもが、大人が、”やってみたい”をかたちにできるきっかけをつくりたいのです。以前、greenz.jpでもご紹介されていた和田隆博さんの「子どもデザイン教室」なんてとてもすてきな機会を生んでいますよね。

そのためには、しっかりと下地をつくって、しっかりと運営できるようにしていく仕組みづくりをすることが大切です。まだまだ分からないことが多いので、ひとつひとつ整えていきたいと思います。

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7. greenz.jpは、来年10周年を迎えます。greenz people会員として、「こんなことを実現してほしい」というリクエストや、編集部メンバーへのエールをお願いします!

green drinksの長野オフ会をやりたいです!

(インタビューここまで)

いかがでしたか?

今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、小林さんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!

全国で様々な活動に取り組む人が集まるgreenz people(グリーンズ会員)の詳細はコチラ
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この記事は、greenz.jp編集部のメンバーが執筆しました。

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