ISSUE 日本と世界のソーシャルデザイン

1 year ago - 2012.07.27

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change.org、ETIC.、SHIBAURA HOUSEなどのお悩みをみんなで解決!green drinks Tokyo「マイプロCAMP!!!」 [イベントレポート]

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greenz.jpが毎月第2木曜日に開催している、アイデアとアイデアをつなげる飲み会「green drinks Tokyo」。今年のテーマは『マイプロCAMP!!!』です!

当日は”自分ごと”からはじまるソーシャルデザイン「マイプロジェクト」の実践者が、それぞれが抱える課題や疑問を「お題」として持ち寄り、次のステップへ進むために参加者全員でワークショップを行っています。

7月は、環境ジャーナリストの枝廣淳子さんやオンライン署名プラットフォームサイト「change.org」の日本立ち上げを担当されているハリス鈴木絵美さんなど、社会課題を解決するユニークなマイプロジェクトに取り組まれている方が集まりました。

7月はいったいどんな”CAMP”になったのでしょうか?当日の様子をお届けします!


8つの「お題」発表!そしてワークショップへ

それではさっそく、この日話し合われたお題をご紹介します。気になるお題はこちら!

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1. 2030年までのエネルギー計画作成に若者の声を届けるには?/枝廣淳子さん
2. いろんな方のストーリーをインタビューで届けるには?/花輪むつ美さん
3. 地域に人が行きたくなる&帰りたくなる仕組みを作るには?/「NPO法人ETIC. 」長谷川奈月さん
4. どのように日本の社会運動をサポートすればよいか?/「change.org」ハリス鈴木絵美さん
5. 東京のローカルフルーツの価値とは?/「Tokyo Green Space」ジャレド・ブレイタマンさん
6. 地域の人が気軽に立ち寄ってくれる場所になるには?/「SHIBAURA HOUSE」岩中可奈子さん
7. 日本の”心の文化”を世界に広めるためには?/「九華プロジェクト」中西義樹さん
8. 会社に属しながらソーシャルデザインするには?/「NPO法人グリーンズ」YOSH

エネルギーや地域などのいまホットな話題から、日本の文化、東京のフルーツまで、多種多様な面白いテーマが集まりました。発表後はこの中からテーマを1つ選んで別れ、ワークショップを行います。どのテーマもそれぞれのテーブルで議論が白熱!真っ白な大きな模造紙も毎回いつのまにかみるみるうちに埋まってしまうのが、「マイプロCAMP」の特徴のひとつです。

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ワークショップの後は、「お題」を出したみなさんが再び前に集まり、この日の成果や気づきをシェア。思いもよらなかったアイデアに目を輝かせる方、マイプロジェクトを前進させるきっかけをつかんだ方など熱い話に、会場は一気にエネルギー溢れる空間となりました!


8つの「お題」&「気づき」のまとめ

ここからは改めて「マイプロジェクト」実践者のみなさんが出した8つの「お題」と、ワークショップを通じて得た「気づき」をご紹介していきます。ぜひご自身の「マイプロジェクト」を進めるヒントになると嬉しいです!

1. 2030年までのエネルギー計画作成に若者の声を届けるには?/枝廣淳子さん

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【気づき】私たちのテーブルでは、2030年までのエネルギー計画を作る時に若い人の声を届けるには?というテーマで話しました。全部で3つ「気づき」があります。ひとつ目は、いま主に計画作成に携わっている人の世界で注目してもらうために、政治家の人たちが読んでいる新聞などの広告欄に意見を掲載すること。ふたつ目に、計画作成には携わっていない私たちの存在を、FacebookのLike数などで見える化して政治家とマスコミに伝えていきたいということ。みっつ目に、中長期的に若い人たちの声を届けるネットメディアなどの仕組みを育てていく必要があるなと思いました。

2. いろんな方のストーリーをインタビューで届けるには?/花輪むつ美さん

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【気づき】ひとつは、目に見えないものを形にする、ということ。DVDや本にしてプレゼントすることなどを考えました。そして、ターゲットとしてどういう人に届けるのか、ということ。お年寄りや就活中で自信を持てない人、被災された方、病気になられた方などに話を聞き、ネガティブなものを隠さずにポジティブなものはしっかり共有する、ということをしていきたいなと思いました。最後に学生さんのチームを組み、お年寄りと若者のマッチングを図っていきたいなと思いました。

3. 地域に人が行きたくなる&帰りたくなる仕組みを作るには?/「NPO法人ETIC. 」長谷川奈月さん

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【気づき】私たちは元々東京にいるひとを地域に連れて行くことだけを考えていました。でも実は地域の人たちを東京に呼び、東京の人たちと一緒にイベントをやることで、東京の人たちが地域の人と仲良くなり、地域にいくきっかけを作ったほうがいいんじゃないか、というアイデアがすごく参考になりました。それと、仕事の問題もあるので、仕事をつくるか、もしくは東京から仕事をもっていければいいなと思いました。あとは、地域の頑張っている人をストーリーとして発信していきたいなと思いました。1つ1つ丁寧にやっていきたいと思います!

4. どのように日本の社会運動をサポートすればよいか?/「change.org」ハリス鈴木絵美さん

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【気づき】1つ目にオーディエンスのターゲットとして、多数派にするかアーリーアダプターにするか、どちらか決めた方がいいということがわかりました。2つ目に40歳以上と以下では感覚が違うので、そこを考えたうえで区別したうえで立ち上げた方がいいというアドバイスがありました。3つ目にアメリカ的な表現ではなく、地域の方にも馴染んでもらえるような言葉遣いや雰囲気づくりをしていきたいと思いました。これからキャンペーンをどんどんしていきたいと思います!

5. 東京のローカルフルーツの価値とは? /「Tokyo Green Space」ジャレド・ブレイタマンさん

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【気づき】私たちのグループは東京のローカルフルーツの価値について議論しました。その中で、自然からとれるフルーツについて話すことがコミュニケーションの手段にもなるということに気づきました。東京の自然からとれるフルーツをもっと広めていきたいと思います!

6. 地域の人が気軽に立ち寄ってくれる場所になるには?/「SHIBAURA HOUSE」岩中可奈子さん

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【気づき】SHIBAURA HOUSEを”エナジーチャージ”のハブにしたい、ということ。会社を出て家に着くまでにSHIBAURA HOUSEによることで、暗かった顔が笑顔になるような、そんな空間にしたいなと思いました。たとえば、朝はみんなでラジオ体操、昼はみんなでお昼寝、夜は終電を逃された方のために野宿のスポットを用意できたらと思います!その他にも、いろんな業界の方にイベントに参加していただく「業界献血」というアイデアや、パブリックビューイングでオリンピックや映画上映をするというアイデアがありました。このアイデアを参考にしていろんなイベントを開いていこうと思います!

7. 日本の”心の文化”を世界に広めるためには?/「九華プロジェクト」中西義樹さん

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【気づき】まず最初に、明確なゴールを定めよう、いうこと。漠然なテーマとなってしまっているので、どの時期にどこまで達成するのかということを明確に掲げようと思いました。その次に、日本の文化を知らない海外の方や、あるいは日本で生活してて気にもせず生きている方に、日本の文化をどのように発信し、どのように感じてもらいたいかしっかり考えていこうと思いました。海外の方が日本に行く時にまずこのサイトをみて、文化も含めて日本の楽しいことを知ってから日本にきてくれたらいいなと思います。そして最後に、日本から発信するだけでなく、海外の心の文化も取り込んで伝え、双方向的に発信できたらいいなと思いました!

8. 会社に属しながらソーシャルデザインするには? /「NPO法人グリーンズ」YOSH

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【気づき】greenz.jpで今後30代ビジネスパーソンの大企業に勤められている方に、”自分ごと”としてソーシャルデザインに取り組むにはどうすればよいか、ということについてすごくすばらしい話ができました。1つ目は会社員だからできたことや、会社員だったらできなかったことなど、新しいプロジェクトを始められた方の会社員時代の話を伝えて共感してもらうといいんじゃないか、ということ。2つ目にお金を稼ぐという観点ではなく、ソーシャルキャピタルや社会的資本をどうするか、これからの稼ぎ方を盛り込んでいくといいんじゃないか、ということ。3つ目に会社員だからこそのいろんなパターンのロールモデルを示す、ということ。”ソーシャルデザイン部”みたいな部活を作ってそこにふらっと遊びにきてもらうようなことができたらいいなと思いました!

以上、8つの成果、いかがでしたか?これらの気づきが、ほんの30分の対話から生まれてきたと思うと、いっそ人に聞いて見ることって大事なんだなと思いました。成果発表後も参加者同士の会話は絶え間なく続き、あるチームは再びワークショップの参加者で集まって熱い議論を交わしていたりもしました!

マイプロジェクトを進める上で、どうしても課題はつきものです。でも、実は周りの人に少し相談してみるだけで、ヒントやアイデアをもらえたり、貢献できる場所が見つかれば、仲間になってくれたりすることもあります。これからも green drinks Tokyo が、それぞれのマイプロジェクトをちょっと先に進めるきっかけになればいいなと心から思います。

次回の green drinks Tokyo は特別編!8月2日(木)に「green drinks 仕事百貨」と題して、東京仕事百貨の中村健太さんと「ぼくたちの考える未来と、今できること。」をテーマにトークイベントを行います。(トークイベント中は飲み物のご用意はありませんので、ご了承ください!)

当日はどんなトークが繰り広げられるのでしょうか?気になる方はぜひお越し下さい!

(Text: インターン緒方康浩)

9月以降は毎月第二木曜日に開催します!

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ウェブマガジンの編集、運営に関わってみたい学生の方などに記事を執筆していただきます。編集部から提供された海外事例(ソースは英語)についてのクイック記事の執筆が主な担当です。 ライター未経験者の方でもOKですが、将来、編集者やライターとして活動したい方向けのプログラムです。募集は4ヶ月に一度となっています。ご興味ある方はぜひ! ▼インターンについて詳しくはこちら! → http://greenz.jp/recruit/

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