2ヶ月ほど前の9月17日にニューヨークのウォール街で起きた『占拠デモ(“Occupy Wall Street”)』と呼ばれる運動は、今や世界中に広がりを見せています。
このムーブメントが興味深い理由のひとつに、このデモをきっかけに様々なプロジェクトが次々と誕生していることがあります。今回紹介するプロジェクトもそんなOccupy Wall Streetをきっかけに生まれたOccupy Projectsのひとつです。
10月の上旬にニューヨーク、サンフランシスコ、そしてワシントンDCでハッカソン(Hackathon)が開催されました。ハッカソンとは、とある開発テーマの技術に興味のあるプログラマーたちが、ノートPC持参で集まり、みんなで一緒にソフトウェアをハックしまくって楽しむという、いわばギークのためのお祭りイベントです。
今回開催された「ハッカソン」では、「占拠デモ」活動を推進するためのアイデアを出すブレインストーミングを行い、それを形にするための開発を行いました。
その中から登場したひとつのサービスが「Occupy Design」です。このウェブサービスは、国境を超えて”Occupy”ムーブメントに参加しているどの人々でもビジュアル言語を提供するというもの。
以前greenz.jpでも紹介したNoun Projectのようなビジュアル言語で、かつ占拠デモに関連するグラフィックデザインや、インフォグラフィックが多く掲載されています。さらにこのデザインたちはすべてクリエイティブ・コモンズとなっており、ルールを守れば自由に使用することが可能です。
このプロジェクトのほかにもOccupyムーブメントからさまざまなプロジェクトが登場しており、そのどれもがオープンに協力し合いながら広がりを見せています。これからの動きから、これからのオープンムーブメントのヒントを得ることができそうですね。
[via GOOD]
ビジュアルランゲージについて調べてみよう。