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5 years ago - 2011.10.07

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渋谷の新たなコワーキングスペース「co-ba」の2人と考える、次なるクリエイターの働き方とは? [インタビュー]

黒板になっている『co-ba』の壁。打ち合わせにも伝言板にも落書きも!自由に使用可能。

クリエイター向けのコワーキングスペース『co-ba』のナカ(予定)。

一緒に仕事できる仲間を探しに交流会などに参加される方も多いのでは?
でも『名刺交換→自己紹介…』という出会い方って本当にベスト?人と人との出会いってこんなもんだっけ?
――そんな風に思っていた私。以前ご紹介した湘南アップサイクルバッグの取材時、中村真広氏に「もっと気軽な感じで、仲間と出会いたいですよね」と、話したら「まさにそんな場所を作るんですよ」とのこと。

そのハナシを伺うなかで印象的だった、彼らの考える「次なるクリエイターの働き方」を、今回シェアします!

同じ目線で「一緒にやろう」と言える環境はいかが?

中村「プロジェクトを進める際、自分の専門外の領域についてはその専門の人と一緒にプロジェクトを進めた方がやはりスムーズ。そんなとき、発注者/受注者の関係ではなく『一緒にやろうよ』って言える人がいる環境――例えば、『あの人、こないだランチに行って気が合いそうだったからちょっとこの仕事一緒にやってみようかな』と頼み合える―そんな場所を『co-ba』で実現したいと思いました」

と話す中村氏と彼のパートナー・村上浩輝氏が作るというのは、クリエイター向けのコワーキングスペース『co-ba(工場:コーバ)』(2011年12月・渋谷にオープン予定)。

『co-ba』の考えるクリエイターには、新しい価値を世の中に提供している起業家やNPOの方も、広義の意味で「クリエイター」として含む。

『co-ba』の考えるクリエイターには、新しい価値を世の中に提供している起業家やNPOの方も、広義の意味で「クリエイター」として含む。

大人の遊び場みたいで楽しそう!でもそれがなぜ、クリエイタ―の仕事に関わってくるの?

クリエイターの働き方のシフトとは

中村「ロゴや内装を受注して制作するのが一般的なデザインの仕事。でもその前段階、つまり企画立案の段階やマネタイズの戦略など、事業のビジネス部分から関われば、よりおもしろくて新しいサービス/プロダクトを作れると思うんですよ」

村上「『クリエイティブなビジネスをしたい』という方々とクリエイターの出会いの垣根を低くしたいというのが『co-ba』を作ろうと思った理由の一つです。ウェブ上には『出会える』プラットフォームはたくさんありますが、現実の場所・空間として存在するコミュニケーションプラットフォームももっと必要だと思いまし た」

左:村上浩輝さん、右:中村真広さん

村上「コワーキングスペース同士のインタラクションを増やして、互いのスペースがつながることも僕らの理想の一つ。いろんな才能が領域を超えて融合し、今まででは生まれ得なかったようなサービスやプロダクトが生まれてほしいんです。ちょうど、入居予定のクリエイティブディレクター・岩片さんがコワーキングスペースのハブになるサイトを作っているので、それも楽しみです」

ビジネスのアウトプットを広げるクリエイター

中村「今は総クリエイティブ時代。これからのクリエイターはあまたある才能を掛け合わせ、編集していくことも職能の一つだと思います。グラフィックデザインとITだったら新しいウェブサービスかもしれない。空間とコミュニティデザインだったら『co-ba』のようなコワーキングスペースになるかもしれない。何となにを掛け合わせるかで、デザインのアウトプットは今まで『デザイン』と呼ばれていた範囲から飛び出していく気がします」

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中村「自分の専門領域においてどれだけ深い穴を掘れるかというのは、クリエイターにとっての本質的なテーマ。でも僕はそれをもったいないように感じたんです。僕は学生時代に建築を学びました。だけどこれから人口減で不動産も売れないし、住宅の発注も少なくなる。なのに自分の専門領域のなかだけで自分のクリエイティブの力を発揮しても、その射程範囲が狭いように感じたんです。自分の専門領域ではない人とも一緒に仕事をすれば、自分のクリエイティビティの射程範囲が広がる。そういう気持ちが学生時代からありました」

村上「『co-ba』は『こんな働き方もアリじゃない?』という僕らの一提案。それというのも、僕らはもっと多様性を許容する社会にしていきたいから。みんなが互いに『そういう働き方もいいね』『僕はこういう働き方もアリだと思う』と言い合えるような社会。そんな多様性のなかから、世の中をより良くするようなイノベーションが起きる。それを可能にする場所を作りたいんです。だから『co-ba』は、『僕らの考えに共感してくれるなら、こっちへきて一緒におもしろいこと始めようよ!』というスタートの場ですね」

co-ba-duo

仕事仲間はやはり恋人探し。一緒に仕事を創る仕事仲間には、スキルなどももちろん大事ですが、フィーリングも大事。だから友情、つまりprofessional friendshipが自由な仕事を可能にするのではないでしょうか?

co-baはJR渋谷駅新南口から徒歩3分(詳しくはコチラ)。現在、CAMPFIREにてco-baの利用権が割安で得られる応援寄付も受け付けています(コチラ)!

<tsukuruba inc.>
ビジネスとデザインの共同体による「枠組みからのデザイン」を目指し、2011年8月に設立。自社事業第1弾として、クリエイターのためのCoworking Space【co-ba】を渋谷に計画中。12月のオープンを目指し、ただいま全力準備中です!

greenz.jp読者特典として、【ワンデードロップイン】(フリー席/10時~21時使用可)のチケットが、通常1200円のところを半額の600円に!「greenz.jpを見た!」旨と「お名前」をご記入の上、info(at)co-ba.jpにメールをお送りください。オープン時に、割引チケット付きのメールをお送りいたします。(2011年11月30日〆切)

writer ライターリスト

Hitomi ITO

広島→米・ミシガン州→広島→東京。フランス語科卒。国際協力×ファッションで、現在はEthical Fashionについてライターなど。誰かと「セカイ」がつながるファッションの道を考える日々。 Facebook: http://www.facebook.com/hitomi.it0

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