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秋冬限定!つくる人も食べる人も幸せになるフェアトレードチョコレート

greenz/グリーンズ Fair Trade Choco
(c) People Tree

今年も待ちに待ったこの季節がやってきた!
フェアトレードの専門ブランド「ピープル・ツリー」は、10月中旬よりフェアトレードチョコの販売を開始した。ラインナップは、オーガニック・ビター、ミルク、ヘーゼルナッツ、オレンジなど全部で12種類。今年から新フレーバーのコーヒーも加わった。

greenz/グリーンズ Fair Trade Choco
(c) People Tree

ピープル・ツリーのフェアトレードチョコは、原材料と製法にこだわっており、夏場でも溶けにくい植物性油脂を使わずに、体温と同じ約37度で溶けてしまうココアバターを100%使っている。そのため、チョコレートが溶けない気温になる秋冬のみの限定発売なのだ。

こだわりはそれだけではない。一般的によく使われる乳化剤も一切不使用。「コンチュ」と呼ばれるスイス伝統の練り技術だけを使って、最大72時間かけてカカオと砂糖を混ぜ合わせている。

素材ももちろん安心でピュアなものを厳選。オーガニック・ビターは、名前の通り「有機JAS認証」取得済みで、ビター以外のチョコも、ほとんどがスイスのオーガニック認証「bio inspecta」を取得している。

中身もさることながら、それぞれのフレーバーに合った手書きのイラストのパッケージも、味わい深くてゆるカワイイので、ちょっとしたプレゼントにもピッタリ。

一口食べれば誰もが幸せな気持ちになれるチョコレート。でも、そのチョコレートができるまでには、これまで数多くの苦くて悲しい現実が隠れていた。

greenz/グリーンズ Fair Trade ChocoCreative Commons. Some Rights Reserved. Photo by guelphguy
カカオ豆の原産国であるガーナやナイジェリア、コートジボアールのカカオ農園では、何万人もの子どもたちが、休みも賃金もほとんど無いまま危険で過酷な労働に駆り出されてきた。わたし8歳、カカオ畑で働き続けて。』や『チョコレートの真実』など、こういった現実を明らかにした本も出版されているので、ご存知の方も多いだろう。チョコレートの原料を作っている子どもたちは、チョコレートの美味しさを知らないのだ。

greenz/グリーンズ Fair Trade Choco
(c) People Tree

2001年には、この実態を問題視したチョコレート業界が児童労働撤廃に関する共同声明に署名をしたが、今でも完全に無くなったという訳ではないようだ。ガーナやコートジボアールでは、2007年にも過酷な児童労働を強いていることが確認されている。問題が広く認識されたお陰で、少しずつ現状も改善されつつあるのだろうが、まだまだ根は深いのだろう。

大好きなチョコレートを買うだけのに、どこかの国の子どもが悲しい思いをしているなんて、しかもそれに加担しているなんて考えたくもない話。だからこそ、チョコレート作りに関わる大人も子どもも、買い物する私たちも、安心して幸せになれるフェアトレードのチョコを買いたい。

なーんて今さら言わなくても、誰もが買いたくなるチョコだというのは、毎年すぐに売り切れてしまうことで証明済み。今年も売り切れ必至と思われるので、買いたい人はどうぞお早めに!

今すぐピープル・ツリーのフェアトレードチョコを買う!