「greenz.jp」がまた本になった!
グリーンズ本第二弾『日本をソーシャルデザインする』発売中
ー 特設ページのもくじ ー
▼どんな内容?
▽ほしい未来は、自分たちでつくる。
▽編集長YOSHより
▽本のもくじ
▼ソーシャルデザインTOOKIT
▽「自分ごと」を見つけるための「マイプロシート」
▽「マイプロジェクト」をビジネス化する「マイビジネスシート」
▽「せんきょ CAMP」に学ぶ「ムーブメントの作り方 」
▽ソーシャルデザインを伝えるための「クイック記事」
ー 祝!「greenz.jp」がまた本になりました! ー
タイトルは『日本をソーシャルデザインする』です。
(こちらから「はじめに」をご覧いただけます)
身近な人のために「自分ごと」として始めたことが、みんなの「自分たちごと」となって、より大きな課題を解決していく。前作『ソーシャルデザイン ー 社会をつくるグッドアイデア集』刊行後に紹介した500以上の記事のなかから、日本発の事例を中心に22個のグッドアイデアを厳選しました。
「社会の課題は、楽しく解決できる」をテーマとした一冊目は、「ソーシャルデザインって何?」という方向けの入門書であり、心のスイッチをONにするための本でした。二冊目の本作ではもう少し踏み込んで、思いを追体験できるストーリーテリングの素材として、あるいは具体的なツールキットとして、ぜひ”使って”いただけると嬉しいです。
(そういう意味では、一冊目の『ソーシャルデザイン』から読み進めていただく方が、よりワクワクかつ全体像がつかめるかもしれません!)
前作に続いて今作でも、お世話になっている大好きな方々のインタビューも収録しています。「暮らしとソーシャルデザイン」について南風食堂の三原寛子さん、「ビジネスとソーシャルデザイン」についてスマイルズの遠山正道さん、「政治とソーシャルデザイン」についてフローレンスの駒崎弘樹さん、「世界とソーシャルデザイン」についてGOODのケーシー・カプロウさんと対談させていただきました。
また、「自分ごと」を見つけるための「マイプロシート」や、「マイプロジェクト」をビジネス化する「マイビジネスシート」、「せんきょ CAMP」に学ぶ「ムーブメントの作り方」など、グリーンズ的ソーシャルデザインTOOLKITも収録しています。(TOOLKITの抜粋はこちらでも閲覧できます!)
大人気の朝日出版社「アイデアインク」シリーズ最新作として、前作の”若草色”から”うす水色”に衣替え。富士山を自分の手で描く表紙のグラフィックは、同じくグルーヴィジョンズさんに手がけていただきました。お手にとる機会がございましたら、是非ご笑覧いただけますと幸いです。
ご購入いただいたみなさまへ
グリーンズ本・第二弾『日本をソーシャルデザインする』をご購入いただき、ありがとうございます!この本がひとつの縁となって、あなたとグリーンズがご一緒できる日を心待ちしています。
本の中でピンときた文章や大切な人に伝えたい気づきがあれば、ぜひ書評コーナーに残していただけるとありがたいです。お時間のある方はAmazonやブクログへのコメントにもご協力ください。
ひとことでも、僕たちにとっての励みになります。ありがたいことに、前作にいただいたたくさんのフィードバックが、僕たちの活動を支える大事なヒントとなっています。お時間のあるときに是非、ご協力いただけますと嬉しいです。お手数おかけしますが、どうぞよろしくおねがいします。
ー どんな内容? ー
ほしい未来は、自分たちでつくる。
社会の問題を楽しく解決する「ソーシャルデザイン」の種は、日本で花開き世界に羽ばたく。月間読者15万人のウェブマガジン「グリーンズ」がおくる、未来をつくるためのグッドアイデア集。大好評『ソーシャルデザイン』の第2弾。
ホームレス問題と放置自転車問題を一挙に解決する女子大生、おばあちゃんと子育てママが共に働ける工房、現地の要望に応える寄付プラットフォーム……など、今回は日本発の事例を中心に紹介。三原寛子、遠山正道、駒崎弘樹、ケーシー・カプロウ各氏のインタビューも収録。
「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第7弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。
編集長YOSHより
こんにちは、greenz.jp編集長の兼松佳宏です。
2012年1月発売のグリーンズ初の編著本『ソーシャルデザインー社会をつくるグッドアイデア集』は、ありがたいことに各所からご好評をいただき、このたびその続編となる『日本をソーシャルデザインする』を、刊行することができました。
前作が”これまで”のグリーンズの集大成だとすれば、「日本をソーシャルデザインする」と大命題を掲げた本作は、”これから”のグリーンズの決意表明なのかもしれません。
日本に縁のある人なら、日本の未来は誰にとっても「自分ごと」であるはず。ちょっと遠くのことに感じてしまいがちな”日本の未来”と、いま、ここにある自分自身の隙間を埋めていくことが、僕たちグリーンズの2013年の挑戦です。
この本には、身近な人のために「自分ごと」として始めたことが、みんなの「自分たちごと」となって、より大きな課題を解決していく事例がたくさん収録されています。震災以降、日本に訪れている確実な時代のうねりを、ここにある希望を、ぜひ感じていただきたいと思います。
“ソーシャルデザイン”を一過性のブームにするのではなく、「ほしい未来は、自分たちでつくる社会」を本気で実現していくために。グリーンズとしてもこのリスタートはとても大切なタイミングです。この本がひとつの縁となって、あなたとグリーンズがご一緒できる日を心待ちしています。
それではグリーンズ本・第二弾『日本をソーシャルデザインする』を、どうぞごゆっくりお楽しみください。
本のもくじ
【はじめに】
・はじめに(兼松佳宏)
ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」を日々運営するなかで、いま以上に社会の変化の兆しを、その手応えを感じるときはありません。そう、日本はいま、確実に変わりつつあるのです。
「他人ごと」から「自分ごと」へ。
「独占」から「共有」へ。
「お金」から「いのち」へ。
そして、「変える」から「つくる」へ。
現在進行形のソーシャルデザインの旅を、よかったらご一緒しませんか?
この本が、あなたへの招待状です。
(「はじめに」より)
【第1章】身近なところに種がある
・サプライズによって幸せの循環を生み出す「サンタのよめ」(池田美砂子)
・家を建てながら「ご近所付き合い」もデザインしてしまう「いえつく」(池田美砂子)
・9歳の男の子が街の公園を救う! 手づくりレモネードスタンドの物語(鳥居真樹)
・思いを込めたファーストシューズを手づくりできる「ウメロイーク」(池田美砂子)
・死別を経験した人をお寺を起点にサポートする「リヴオン」(杉本恭子)
・「小さなありがとう」を伝えるソーシャルな贈り物サービス「giftee」(モリジュンヤ)
[TOOOLKIT] 「自分ごと」を見つけるための「マイプロシート」(兼松佳宏)
[暮らしとソーシャルデザイン] 三原寛子
大根を天日干しにしたり、酵素シロップを使って保存食にしたり、福島で採れたセシウム不検出の人参をジュースにして、それを使った蒸しケーキを作ったり。こういう日々日々の食卓のことは、きっと誰でもすぐ始められる。
「気候変動」や「農地争奪」などグローバルな課題を目の前にして、「何をしていいか分からない」という人たちのために、私たちの手もとにある「食」を入口に、ひとつの筋道を見せられたらいいなと思っています。
(三原寛子さん『手もとにある「食」という入口から社会について考える』より)
【第2章】住みたい街をつくる
・おばあちゃんと子育てママが共に働ける孫育てグッズの工房「BABAラボ」(甲斐かおり)
・土地の物語をデザインによって伝える復興プロジェクト「OCICA」(池田美砂子)
・ホームレスを寒さから救った小さなサプライズ広告「The Warming Hanger」(丸原孝紀)
・クリエイティブな自治区を目指す松戸のまちづくり「MAD City」(平川友紀)
・廃棄ゴボウをお茶に変えて農家にも街にも貢献する「Growth」(甲斐かおり)
・電気の地産地消を小さな一歩から実現する「藤野電力」(平川友紀)
[TOOLKIT] 「マイプロジェクト」をビジネス化する「マイビジネスシート」(小野裕之)
[ビジネスとソーシャルデザイン] 遠山正道
「夢」を描こうとすると、何か大きく立派なことでないとダメだと思い込んでしまって、最初から気後れしてしまいます。だから私は「企て」でいいと思っています。
何かやりたいことが見つかったら、いきなり起業するのではなく、まずは会社の中で企ててみること。しかも、みんなが注目しない、一見つまらないことに着手するのはひとつのコツです。つまらないことには上司の了解やハンコがいらない。
(遠山正道さん『大きな事業も小さな熱意と「企て」に支えられている』より)
【第3章】ムーブメントのハブになる
・ホームレス問題と放置自転車問題を一挙に解決する女子大生「HUBchari」(北川貴英)
・子どもの日常品に日本の伝統を吹き込む0から6歳の伝統ブランド「aeru」(甲斐かおり)
・文化的資料のデジタル保存を娯楽と教育の機会に変える「Digitalkoot」(松岡由希子)
・島の内外を橋渡ししてコミュニティを活性化するメディア「離島経済新聞」(甲斐かおり)
・「大阪のうまい」を船でハシゴして新たなネットワークを生み出す「大阪水辺バル」(楢 侑子)
[TOOLKIT]「せんきょCAMP」に学ぶ「ムーブメントの作り方」(鈴木菜央)
[政治とソーシャルデザイン] 駒崎弘樹
社会に必要な仕組みを作るためにやるべきことはシンプルで、「現場」を知る人たちがマイプロジェクトを通じてどんどん政策提言していくことだけだと思うんです。政治家や官僚の方々に、現場で困っていることや、「こんな制度があれば多くの人が助かる」というアイデアを伝えることで、超党派の議員連盟ができるかもしれない。
ただ「No!」と叫ぶだけでなく、「Yes!」と自分たちでルールを作っていくような新しいかたちのロビー活動が盛んになれば、極端な話、政権をどの党が取るかで一喜一憂することもなくなるかもしれません。
(駒崎弘樹さん『「現場」から提言することで内側から変えていく』より)
【第4章】日本から世界に羽ばたく
・カッコいい車椅子を作ることで本当のバリアフリーを目指す「WHILL」(石村研二)
・手話によるコミュニケーションをテクノロジーで効率化する「シュアール」(イケダハヤト)
・旅行者と現地の人のあいだに草の根の異文化交流をもたらす「Voyagin」(フェリックス清香)
・開発者、途上国の人々、そして応援したい人を結ぶ寄付プラットフォーム「コペルニク」(木村絵里)
・化粧を通じて日本と途上国の女性の心をつなぐ「Coffret Project」(池田美砂子)
[TOOLKIT] ソーシャルデザインを伝えるための「クイック記事」(兼松佳宏)
[世界とソーシャルデザイン] ケーシー・カプロウ
新しい試みとして、「GOOD Local」を始めました。これは世界各地で特派員を募集して、一緒に学んで行動し、プロジェクトを磨き合うローカルなコミュニティを作っていく取り組みです。地域に根ざした活動が、GOODを通じてグローバルにつながっていくのが理想ですね。
特に日本はセンスや美学において、世界にすごい影響力を持っているから、日本人からの発信を楽しみに待っている人は多いと思う。言葉の問題はあると思うけど、グリーンズならその役目を果たせるんじゃないかな。
(ケーシー・カプロウ『グローバルに学んでローカルなプロジェクトを磨いていく』より)
【おわりに】
・おわりに(兼松佳宏)
目の前の、当たり前のようにある存在を、仕事より何よりも最優先にすること。「とりあえず」とか「テキトーに」ではなく、100%の気持ちで向き合うこと。その積み重ねによって、心のコップは満たされていく。
満たされない部分を無理に埋め合わせようとするのではなく、そのコップから溢れた分を、社会のために贈り物として届ける。その健やかな幸せの循環をつくっていくことが、僕が理想とするソーシャルデザインです。
(「おわりに」より)
ー ソーシャルデザインTOOLKIT ー
TOOLKIT1:「自分ごと」を見つけるための「マイプロシート」
ソーシャルデザインは、その人にしかない問題意識=「自分ごと」から始まります。自分にとってかけがえのないもの、自分が大事にしたいことに出会った瞬間に、あなたにしか描けない物語が生まれるのです。
「自分ごと」を見つけるための最初のステップは、頭の中を「棚卸し」すること。その整理のために便利なのが「マイプロシート」です。
*マイプロシート
<ME編>
Q1 時間が経つのも忘れてしまうくらい、熱中していたことは?
Q2 他の人とはちょっと違う得意技は?
Q3 「自分らしい自分」「好きな自分」でいられるのは、何をしているとき?<ISSUE編>
Q1 あなたがいま〝もやもや”していることは?
Q2 あなたが住んでいる街について、「残念だなあ」と思うことは?
Q3 半年後に120%幸せになってほしい、と思う具体的な人は?
もし「マイプロジェクトを探している」という方がいたら、気軽に先のシートを埋めて、<ME>と<ISSUE>を掛け算してみてください。実は、「ISSUE ×ME = グッドアイデア」こそ、すべてのソーシャルデザインに共通する公式なのです。
<ME編>も<ISSUE編>も、ここに書き出してほしいのはあなた自身の言葉です。テレビや新聞で言われているから、ではなく自分の実体験から始める。世界を見つめる眼差しの解像度が高ければ高いほど、そして本当の自分の声と対話をすればするほど、誰にも真似できないあなたならではのアイデアに辿り着くことができます。
大切なのは、ちょっとした違和感を大切にすること、心に残るたくさんの原体験を持つこと。その積み重ねから見えてくる一筋の光が「自分ごと」であり、それこそが私たち一人ひとりにとっての生きる意味なのです。
TOOLKIT2:「マイプロジェクト」をビジネス化する「マイビジネスシート」
「自分ごと」から始まる、まさにソーシャルデザインの芽とも言える「マイプロジェクト」。その中には、少しずつ収益化を図り、「マイビジネス」へと成長を遂げるものも少なくありません。
もちろん、「マイプロジェクト」のゴールは、必ずしもビジネスにすることではありませんが、活動を自分たちらしく続けたり、広げたりするためには、優先順位の高いものにより多くの時間をかける必要が出てきます。そのために「ビジネスにしてみる」ことを検討するのもひとつの手です。そこで「価値」を「お金」に変える仕組みを考えるために「マイビジネスシート」をご用意しました。
*マイビジネスシート
<VALUE編>
Q1 マイプロジェクトを続けるなかで、自然と蓄えられる知恵や知識は?
Q2 マイプロジェクトを続けるなかで、自然と築かれる人脈は?
Q3 あえて言うなら、あなたは何の専門家?<MONEY編>
Q1 ロールモデルになりそうな、やってみたい職業は?
Q2 ロールモデルになりそうな、作ってみたいプロダクトは?
Q3 ロールモデルになりそうな、運営してみたいサービスは?
一見複雑に見えるビジネスの世界ですが、「マイプロジェクト」を通じて生み出した価値<VALUE>に、お金の流れ<MONEY>を掛け合わせることで、「マイビジネス」のモデル作りをすることができます。
ビジネスを作るうえで心がけたいのは、あれもこれもと詰め込みすぎないこと。うまくいっている事例ほど、ひとつの強いストーリー性を持ち、驚くくらいシンプルな仕組みで運営されていることに気づきます。裏を返せば、生活者の財布の紐は中途半端なものに対してはシビアだということです。
ときには「やること(できること)」をグッと絞り、「やらないこと(できないこと)」を取捨選択する勇気を持つことも必要になるのかもしれません。
TOOLKIT3:「せんきょCAMP」に学ぶ「ムーブメントの作り方」
グリーンズが考える「ムーブメント」とは、自分たちが動くだけでなく、たくさんの人が自発的に動く状況のこと。「greenz.jp」発行人・鈴木菜央たちが立ち上げた「せんきょ CAMP」は、「他人ごと」になりがちな政治的テーマを「自分ごと」にしていくためのオープンな対話の場を、日本中で開催するムーブメントです。
3・11後で初の衆議院解散・総選挙(2012年12月16日執行)という絶好のチャンスを捉え、2012年11月から開始。渋谷を皮切りに、わずか2週間で全国15カ所に「せんきょ CAMP」が広がり、政治と社会参加について多くの人が語り合う場を作ることに成功します。その動きはニュース番組、新聞、雑誌やネットメディアにまで幅広く取り上げられ、大きな注目を集めることができました。
ここではその活動から学んだ「ムーブメントの作り方」をご紹介します。それぞれのフェーズに合わせて、ぜひご自身に問いかけてみてください。
*ムーブメントを作るために大切な5つのこと
1 チャンスを逃さないよう、タイミングは正しい?
2 テーマは、「解決できていない不便」になっている?
3 適切で、具体的なゴール設定になっている?
4 みんなが共感できる「物語」になっている?
5 分かりやすいタイトルになっている?*ムーブメントを広げるために大切な5つのこと
1 極限までシンプルで、豊かな活動にできている?
2 みんなが参加でき、勝手に広がる活動モデルになっている
3 「楽しいこと」が推進力になっている?
4 関わる人全員が成長し続けられる場になっている?
5 コトの波を起こし続け、改良し続けられる?
TOOLKIT4:ソーシャルデザインを伝えるための「クイック記事」
社会の課題を一石何鳥にも解決するソーシャルデザインのアイデアは、「イイね!」 の連鎖反応によって広がります。「greenz.jp」の大事な仕事のひとつが、そのような共感のインフラを整えていくことなのです。
とはいえ「情報発信は苦手……」という方もいるかもしれません。そこでグリーンズ編集部が培ってきた「誰でもグッドアイデアを伝えるための記事が書けるコツ」を共有したいと思います。それが以下の「クイック記事」のテンプレートです。
*「クイック記事」のテンプレート
<起> みなさんは「(どんなあるある話?)」したことはありませんか?
<承> 私の周りの「(困っている人は誰?)」さんも「(困りごとは?)」問題に困っていました。
それを解決するためには「(解決策の方向性やコンセプトは?)」するといいのでは? そ こで思いついたのが「(アイデアやプロジェクトの名前は?)」です!
具体的な活動は、「(具体的な活動を1〜2例)」です。アイデアのポイントは「(どんなオドロキがある?)」こと、そして「(どんな共感できるストーリーがある?)」ことです。
その結果「(どんなhappyな変化がある?)」となり、みんな120%幸せになりました。
<転> もしかしたらこのアイデアは、「(どんな一石何鳥が考えられる?)」にも活かせるかもしれません。
<結> ぜひあなたも「(具体的なネクストアクションは?)」してみませんか?
アイデアのポイントを的確に整理する<承>の部分だけでも文章として成立しますが、グリーンズでは、より多くの方に届けるために、また実際のアクションに結びつくように、<起><転><結>の部分でさまざまな工夫をしています。
<起>は、いわゆる「つかみ」です。読者の時間は限られているからこそ、「この話は自分に関係がありそう」と思えるような出だしが肝心です。続いて<転>では、「応用例」を提示します。他にどんな隠れた価値があるのか、異なる状況でも応用できそうなヒントはないか、あなたならではの目線で見つけてみてください。
最後の<結>では、「具体的なネクストアクション」を投げかけます。大事なのは、 記事を読んだ人にどんな気持ちになってほしいのか、という思いやりです。あまり遠しすぎない、今日から始められる何か。そんな小さな一歩を後押しする〝締めの言葉”が、「読者への贈り物」になるのです。
ー 謝辞 ー
グリーンズをいつも支えていただいているみなさまへ
前作に書かせていただいた内容と繰り返しになりますが、この本をとっていただいたみなさま、グリーンズをご購読いただいているみなさま、今のグリーンズをつくってくれているライターのみなさん、プロデューサーのみなさん、サポーターやインターンのみなさん、今は卒業したけれどこれまで一緒にグリーンズをつくってきた仲間たちに感謝します。そして、どんなときもメンバーに寄り添ってくれている家族、恋人、友達にも改めて「ありがとう」を。
そして、イケダハヤトさん、池田美砂子さん、石村研二さん、甲斐かおりさん、北川貴英さん、木村絵里さん、杉本恭子さん、鳥居真樹さん、楢侑子さん、平川友紀さん、フェリックス清香さん、松岡由希子さん、丸原孝紀さん、モリジュンヤさんというグリーンズが誇るライターの方々にも大きな感謝を。それぞれが、それぞれの現場でますます活躍していく姿はとても頼もしく、その広がりがそのままグリーンズの無限の可能性だと思っています。
ゲラのチェックのために足蹴よく通ったカフェ「coffee innovate」や深夜の執筆作業のご褒美だった温泉「錦湯」など、本当はさまざまに謝辞を伝えたいのですが、残念ながらすべてを書ききれません。以下、この本でお世話になった方々をご紹介させていただきます。
この本でお世話になった方々
まず今回の本で掲載させていただいたみなさまに感謝を申し上げます。
角田大輔さんご夫妻と「いえつく」のメンバーのみなさん、レモネードスタンドのジョシュア君とご両親、「ウメロイーク」の本田幹人さん&晶さんご夫妻、「リヴオン」の尾角光美さん、「giftee」の太田睦さん、「BABAラボ」の桑原静さん、「OCICA」の友廣裕一さん、「MAD City」の寺井元一さん、「Growth」の須藤勝利さん、「藤野電力」の小田嶋哲也さん、「HUBChari」の川口加奈さん、「aeru」の矢島里佳さん、「離島経済新聞」の鯨本あつこさん、「水都大阪」の泉英明さんと嘉名光市さん、「WHILL」の杉江理さん、「シュアール」の大木洵人さん、「Voyagin」の高橋理志さん、「コペルニク」の中村俊裕さん、「Coffret Project」の向田麻衣さん。お忙しいなか、改めての取材にご協力いただきありがとうございました!みなさまの等身大の姿が、何よりの希望です。
続いて、インタビューに応えていただいた4名にも感謝申し上げます。三原さんのしなやかな行動力、遠山さんのウィットあふれるビジネスマインド、駒崎さんのブレない強さ、ケーシーとのセレンディピティ。対話からいただいた多くの宿題は、新しいグリーンズの大事な柱となりそうです。
また、「バージョンアップしてください」という素敵な宿題を出していただいた編集者の菅付雅信さん、朝日出版社の綾女欣伸さん、杉原環樹さんにも改めて感謝を。特に朝日出版社のみなさんには最後の最後まで原稿に手を入れていただき、緻密なファクトチェックなど、僕が不得手なところをしっかり支えていただきました。
そして最後に、「サンタのよめ」のmakiさん。いつも Wicked Partner として、もうひとりの自分として、そばに居てくれてありがとう。家ですごすひとつひとつの時間が、僕の創造力の源泉です。
他にもDTPオペレーターの方、印刷所の方、英語インタビューを手伝ってくれたティナ、「ソーシャルデザイン1.5」というテーマでブレストに付き合っていただいた内沼晋太郎さん、まえばしシャッタークエストのみなさまなど、ここでは挙げきれないくらい、たくさんの方々に支えられて本ができあがっています。
この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
メディアに取り上げられました
以下の媒体でご紹介いただきました。ありがとうございます!
▼雑誌
– 目利きのお気に入り(週刊ダイヤモンド/2013年5月25日号)
– 書評(広報会議/2013年7月号)
▼ウェブマガジン
– greenz.jpによる日本発グッドアイデア集『日本をソーシャルデザインする』(CINRA)
▼ラジオ
– 「一之輔のそこがしりたい」(JFN「SUNDAY FLICKERS」)
書評コーナー
みなさまのご意見、ご感想お待ちしています!
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