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= Satish Kumar(サティシュ・クマール) 2009 講演会 =
幸せって何だっけ?その答えも出さずに、幸せに憧れ、それが訪れるのを待っていても、幸せにはなれません。
なぜなら、幸せとは外から分け与えられるものではなく、全ての恵みの源泉である「土」からあふれ出る愛を感じ、その澄んだ「心」と人々が織りなす「社会」とのつながりの中で、自らが万物に対する感謝を紡ぎ出すことだからです。
幸せって何だっけ?
もし、それを再確認するきっかけが欲しいなら、たとえばこちらのイベントにご参加ください。サティシュ・クマールさんは、1936年インド生まれで、今年73歳。9歳の時にジャイナ教の僧侶になり、修行を重ねますが18歳でガンジーの思想に触れ、還俗。核廃絶を訴えるために無銭・徒歩旅行で世界をまわり、核保有国の国家元首に平和のお茶をプレゼントし、平和思想家としてその名を世界に知られるようになりました。
その後イギリスに移り住み、エコロジーとスピリチュアルの融合を目指す雑誌『リサージェンス』の編集長をつとめるととともに、ホリスティックな教育の場として、シューマッハー・カレッジを創設、現在もオルタナティブな思想の拠点として、世界各国からの学生・研究者を集めています。
「土と心と社会」。サティシュさんが生涯をかけて追求した思想は、この言葉に集約されます。土に触れ、自然とのつながりを取りもどすことで、精神が耕され、その精神が社会を変えていく。心のあり方を変えない限り、社会システムだけを変えることはできませんし、精神=スピリチュアルだけの追求は自己満足だけを生み出します。
最新刊の『精神のコンパス』(邦訳は近刊)で、サティシュさんは日々の生活からコミュニケーション、食と農、エコロジー活動、ビジネスに至るまで、あらゆるステージで応用できる「指針」を明らかにした上で、分離・分断から統合へ、競合から共生へ、孤立から連帯への道筋を明るく照らしてくれています。
持続可能な社会への鼓動が大きく膨らみ始めたいま、私たちに必要な「ちから」。
それは、さらにすそ野を広げ人々を動かしていくコミュニケーション「ちから」。
これまでのリーダーシップの枠を突き破り、愛と非暴力の行動による社会変革を牽引する「ちから」、さまざまな運動をネットワークしていく繋げる「ちから」、そしてそれらを可能にする、私たちの心の中奥深くに眠りながら目覚めを待っている
精神のエナジー。11月18日の講演では、こんな内容のお話しをしていただく予定です。
場所:聖心女子大学宮代ホール(東京広尾)
参加費:2000円(前売り・事前予約)2500円(当日)
主催:NPO法人 懐かしい未来
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