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“社会をちょっと良くするアプリ” のプロトタイプが盛りだくさん!トレンドマイクロの「セキュリティーアワードMeet Up Event」[イベントレポート]

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先日、「社会をちょっと良くする」ようなアイデアを実現したいと考えている学生を応援し、greenz.jpも企画協力として参加するアプリコンテスト『トレンドマイクロ セキュリティアワード2012』のことを記事でご紹介しました

その関連イベントとして、トレンドマイクロとgreenz.jpが「 “社会をちょっと良くするアプリ” をプロトタイプしよう!」というテーマで、インターネットやスマートフォンを使ってなにか新しいことをはじめようと思っている学生の方向けにMeet Up Eventを開催しました。

今回は、トークセッション&ワークショップで行われたイベントの様子をお伝えします!

トークセッション

モデレーターを務めたgreenz.jpフクヘンの小野

モデレーターを務めたgreenz.jpフクヘンの小野

小野 まず最初のコンテンツはゲストトークです。「社会をちょっとよくするアプリのつくり方」というテーマでゲストの方にお話していただきます。ゲストは、ブロガーのイケダハヤトさんとPIRIKAの小嶌不二夫さんです。

イケダハヤトさん

イケダハヤトさん(ブロガー)
日本橋人形町在住、横浜市戸塚区出身。デジタルノマド。個人と組織のソーシャルウェブ活用を支援中。講談社現代ビジネス「ソーシャライズ!」で執筆中。フェイスブック本執筆中。トライバルメディアハウス所属。NGO/PLASでプロボノ中。86世代。幸せな働き方を追求中。NPOのマーケティング、NPOと企業のコラボ、善意のお金の循環への関心が高いです。マーラー大好き。

小嶌 不二夫さん

小嶌不二夫さん(PIRIKA)
PIRIKA Co-Founder。87年、富山県生まれ。環境問題をテーマに研究職を目指すものの、ビジネスの面白さに目覚め京都大学大学院在学中にベトナムにて現地法人の営業を経験。その後、世界一周旅行を経て起業。ゴミ拾いをムーブメントにするアプリ「PIRIKA」のサービスを開発している。現在、オープンネットワークラボのSeed Acceleratorに選ばれるなど注目を集めている。

イケダさん 世の中にある素晴らしいモノ、価値があるものを伝える側の人間です。ライターとして記事を書いたり、マーケターとしてマーケティング面を支援することで、伝える価値のあるコンテンツを世の中に届ける仕事をしています。

小嶌さん PIRIKAというアプリを作って、 世界中で年間20兆個捨てられているというゴミを綺麗にするために活動しています。一昨年、世界一周の旅をしていたときに、ゴミが多いのが嫌だなぁと思ったので、このアプリを作りました。

小野 小嶌さんはアプリを開発運営している実践者として、イケダさんはスタートアップの芽を見つけて、ご自身で足を運んで取材し、記事にしている業界への精通者として今回お話していただきます。

8つのキーワードから気になるものを選ぶ

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小野 ゲストのお二人に事前インタビューをさせていただき、それをもとに「社会をちょっとよくするアプリのつくり方」を巡る8つのキーワードを用意してきました。この中から、みなさんに気になるキーワードを選んでいただいて、そのキーワードをもとに話を伺っていきたいと思います。

始める前に、まずは今日一緒に活動するテーブルの人たち同士で「今日どうして参加したのか」について話をしてください。2分間だけ時間をとるので、その間に話してみてください。

参加者同士で会話中

参加者同士で自己紹介中

小野 さて、みなさん良い感じにあたたまったでしょうか。こんな感じで場を温めることができるので、ぜひ他でも使ってもらえればと思います。それでは最初のキーワードにいきましょう。

「学生時代」

参加者 僕はこれから就職活動を迎えるのですが、お二人の学生時代はどのようなものだったのでしょうか。

小嶌さん 大学のときはずっとテニス部の部活動に打ち込んでいました。学部生のときは就職活動をしておらず、大学院に進学する道を選びました。進学後、環境系の分野で事業を興したいと考えるようになり半年で休学して、世界を見て回りました。

小野 どうして環境に興味を持たれたんですか?

小嶌さん 小学生のころ図書室が好きで、よく図書室にいました。置いてある本に地球環境の問題について書かれた本があって、それを読んでなんとかしたいと思ったのがきっかけですね。単純ですが、それだけです。

イケダさん 僕は大学時代、映画を一日に何本も観たり、吹奏楽のサークルに入って活動をしたり、読書をしたりという生活でした。当時は売り手市場で、あまり深く考えることなく就職先を決めてしまって、今思い返すとあれはよくなかったなと思っています。今就職活動をするのであれば、たとえば財務諸表を読み解くようにするなど、いろんな視点から会社のことを知るための努力をすると思います。

小野 お二人とも、今やられている活動につながる部分が学生のころの話からも感じられますね。小嶌さんはスポーツをやられていたことから企業家精神だったり、世界一周をしてしまうようなバイタリティにつながっているように感じますし、イケダさんは映画を日々何本も観ていたように、今はストイックに何本もブログを更新されていることが関係しているように感じます。

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「目線」

小野 自分が持つ役割によって、見る世界が変わってくるということがあると思います。それぞれの目から世界をどのように見ているのかを伺えればと思います。

イケダさん 海外のメディアを見て、情報を得ることが多いですね。あとはなんでも書こうと思って一日を過ごしています。体験を切り取って、その体験を記事にできないか、そうやってアンテナを張り巡らしながら生活をしています。

何気ない情報をブログにアウトプットしようと意識すると、普段は得られない情報や気づきが得られるのではないかと思います。

小嶌さん 僕は昔から情報は「自分だけが持っている情報」に価値があると考えています。希少性が価値を生むので、人が持っていない情報がほしい。直接現地に赴いて話を聞いたりしないといけないですよね。

ほんとに欲しい情報があるのであれば、自分の足で取りに行く必要があるなと思います。

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「アイデア以外」

小野 次のテーマは「アイデア以外」です。アイデアを生み出し、アイデアを実現していくためには、仲間集めや資金や技術のリソース確保などアイデア以外のことが必要になってきます。greenz.jpでもいろいろな取り組みの話を聞いていると、特に仲間を集めるのに苦労しているという話をよく聞きます。

お二人が考える、アイデアの実現のためのアイデア以外で大切になりそうなことをお聞きしたいと思います。 

小嶌さん 大きな目標のために、今、目の前にある小さなことをまずやることだと思います。アイデアの実現のためにやったほうがいいことは何百とあります。でも、その中から現実にできることは一個か二個。その一個をやることってすごく大変。大きな目標を分解して階段のように最初の一歩を踏みだし、少しずつ登っていけるようにしなくてはいけません。

一歩目を踏み出さないと見えないことってたくさんあるので、まず踏み出してみることが大切ですね。

イケダさん 小さな一歩を踏み出すことは重要ですね。ほかにはアイデアが課題解決につながっているのかということが大切だと思います。たとえばPIRIKAはゴミ問題という課題の解決のためのアイデアです。

とにかく、課題にフォーカスしていなければいけない。課題がないということは利用するニーズがないということにもつながるので、そんなサービスはあっても利用されないということが多くなってしまうと思います。テクノロジーの組み合わせや、アイデアの組み合わせだけでは不十分だったりしますね。

優れたチームは課題の共有ができていることが多いので、目標に向けて進んでいくために、どんな課題を解決したいのかということを考えるのが大切だと思います。

「NPO」

小野 今日のテーマを「社会をちょっと良くするアプリ」とうたっている以上、NPOや、ソーシャルグッドと呼ばれているような活動についてどう思っているか伺いたいと思います。お二人はどのようにお考えでしょうか?

小嶌さん 自分の活動に関していえば、環境問題に取り組みたいと思って、そのために組織が必要でした。PIRIKAの場合、会社組織にするのが一番合理的だったので、会社にしています。

忘れずにお伝えしたいのは、僕個人としてはお金を稼ぐことはとても好きです。自分がやりたいことを形にしていくためにはお金が必要なことも多いので、お金を稼ぐことは悪いことではないと思っています。

イケダさん NPOか株式会社かは事業内容に合わせて選択していくことですよね。僕がNPOに対して感じることは、情報発信がうまくいっていないな、ということです。ただ、NPOの方々は自分たちの活動をやることに時間とエネルギーを割いていて、情報発信にまで手が回らないということが非常に多い。

そこを自分たちでやろうとするのではなく、役割を分担して伝える部分を担っていく人を仲間に入れていけると価値ある活動がさらに多くの人に知られることになり、本来の目的を達成するために進んでいけるようになると思っています。

小野 それではそろそろお時間ですので、このあたりでゲストトークは終了にしたいと思います。お二人ともありがとうございました。お話していただいたことを参考にしながら、後半のワークショップを進めていきたいと思います!

ワークショップ

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後半のワークショップでは、「社会をちょっと良くするアプリをプロトタイプしよう!」をテーマに、あらかじめ設定されたターゲット像の中から「あなたが幸せにしたい人」を一人選び、その人たちが幸せになるというのはどういった状態なのか、どうしたらその状態をつくることができるのか、ということを考えながら各グループがワークを行いました。

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さらに、今回のワークショップでは、様々な場面でご活躍されているファシリテーターの方にもご参加いただきました。ループス・コミュニケーションズの鎌田麻三子さん、加藤たけしさん、Castaliaの佐藤茜さん、編集者・ライターの江口晋太朗さん、そしてgreenz.jp編集長の兼松佳宏といったメンバーが各グループに一人つき、アイデアを一緒に考えていきました。

greenz.jp編集長もワークに参加

greenz.jp編集長もワークに参加

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アイデアの発表にあたっては、「もし、あなたが考えたアプリがgreenz.jpに取り上げられたら?」ということを想像しながら、各グループで出たアイデアをgreenz.jpの記事のようなフォーマットにまとめていきました。次に、発表されたアイデアをご紹介します。

アイデア発表

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こちらは小学生のためのアイデア。転校生が新しいクラスに慣れるために、名刺交換アプリのようなものを使って、クラスの他の子と名刺交換を行い、カードを集めるような感覚で名刺を集めていくというアイデア。楽しみながらクラスのことを知っていくことができそうなアイデアでした。

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地域コミュニティのコミュニケーション不足を解決するためのアイデア。一人で食事をしている高齢者の方や、栄養が偏っているサラリーマン。そういった人に余ったご飯をシェアすることができて、コミュニケーションのきっかけも生み出していくというアプリ。ゆくゆくは一緒にご飯を食べられるくらい、地域コミュニティの結びつきを強められるかもしれません。

今回開催した「Meet Up Event」では、“社会をちょっと良くするアプリ” に広く興味を持ってもらい、そのテーマについてアイデアを広げたり、同じ興味を持った学生同士の交流を深めたりする機会となりました。また、5月27日(日)、28日(月)には、今回の続編として「Make It Camp」を開催します。

こちらでは、再び「社会をちょっと良くするアプリ」をテーマにし、プログラマー向けのハッカソン(ハック+マラソン)とプランナー向けのビジネスソン(ビジネス+マラソン)を行ないます。ハッカソンでは、プログラマーが同じ場所に集まり、サンプルアプリ(Android)に自分のアイデアを組み合わせて開発します。ビジネスソンでは、課題発見からビジネスモデルづくりまで、アプリづくりに必要なノウハウをワークショップスタイル学ぶことができる場を、greenz.jpがご提供する予定です。

「Meet Up Event」に参加できなかった!という方、ぜひ「Make It Camp」をチェックしてみてください!

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