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【イベント】オープン大学院ウィーク@立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科

greenz.jpでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科は、実際に開講されている講義を聴講できる「オープン大学院ウィーク」に合わせて、6月19日(土)に、今回限りの特別講義として、「ソーシャルビジネスとNGO/NPO~21世紀社会デザインのなかで」(中村 陽一 教授・研究科委員長)、「みずからの感性から生み出そう-21世紀の社会デザイン」(石川 治江 教授)、「メディアの『ウソ』を見抜く力~情報操作とプロパガンダ」(野中 章弘 教授)の3講義を、立教大学池袋キャンパスで開講します。聴講無料、事前申込不要です。

当研究科は、非営利分野・公共分野を主たる研究対象としている新しいタイプのビジネススクールで、院生の約8割が企業、自治体、NGO/NPO 、マスメディア、経営者などとして活躍する20~60歳代の社会人です。「NGO/NPO 」「ソーシャルビジネス」「まちづくり」「働き方」「CSR」「貧困」「ジェンダー」など、現代社会のさまざまな課題について、多様な立場から実践的な研究活動を行っています。授業は月~金の16:40、18:30、20:10から、土曜日の日中と、社会人が参加しやすい時間帯に開講しています。

○月 日: 特別講義  2010年6月19日(土) 10:45~16:30 (計3科目)
○場 所: 立教大学 池袋キャンパス  東京都豊島区西池袋3-34-1 (池袋駅西口より徒歩7分)
○テーマ:
「ソーシャルビジネスとNGO/NPO ~21世紀社会デザインのなかで」
「みずからの感性から生み出そう-21世紀の社会デザイン」
「メディアの『ウソ』を見抜く力~情報操作とプロパガンダ」
○受講料: 無料
○申 込: 申込不要です。当日直接会場にお越しください。
○研究科HP:http://www.rikkyo.ac.jp/sindaigakuin/sd/
○問合せ先: 立教大学 独立研究科事務室  TEL 03-3985-4530

■6月19日(土)特別講義概要・教員プロフィール(8101教室)

特別講義1  
「ソーシャルビジネスとNGO/NPO~21世紀社会デザインのなかで~」
(中村 陽一 教授・研究科委員長) 15:00~16:30

【中村教授からのメッセージ】
ビジネスの手法で社会的課題を解決しようとするソーシャルビジネス。グローバルにも国内的にも注目され、社会起業家の台頭とともに、社会を変える一大潮流として脚光を浴びています。21世紀社会デザインの中でのソーシャルビジネスの役割を、NGO/NPOとも関わらせつつ、具体的な事例も紹介しつつ、明らかにしていきたいと思います。

【中村教授プロフィール】
(株)新評論,日本生協連などを経て,非営利ネットワーク型シンクタンク・消費社会研究センター設立,代表。東京大学客員助教授,都留文科大学教授等を経て現職。経済産業省ソーシャルビジネス推進イニシアティブ座長。NPOサポートセンター理事,さいたまNPOセンター代表理事,市民社会創造ファンド運営委員,パブリックリソースセンター理事,日本NPO学会発起人・理事,日本ボランティア学会副代表。共(編)著に『都市と都市化の社会学』(岩波書店),『NPO!?なんのため だれのため』(時事通信社),『日本のNPO/2001』(日本評論社)他,多数。

特別講義2
「みずからの感性から生み出そう-21世紀の社会デザイン」
(石川 治江 教授)  10:45~12:15

【石川教授からのメッセージ】
私たちが経験する世界はますます無秩序で混沌としてきました。自分自身の生きる意味や価値についての不明瞭さは増加しています。然らばいかようにするか。家族、地域、政府などすべての領域が新生するほどの決意を持って事に当たる時だろう。口角泡を飛ばし青臭い議論をし、多くのことを身体で知り、細胞がピチピチ跳ねる愉快を体験し、具体を創り出していきましょう。

【石川教授プロフィール】
社会福祉法人にんじんの会理事長,特定非営利活動法人ケア・センターやわらぎ代表理事。立川駅にエレベーター設置運動を開始(1978),立川市,国分寺市,日野市などにケア・センターやわらぎ在宅やデイサービスセンターを開所。社会福祉法人にんじんの会設立(1997),特定非営利活動法人ケア・センターやわらぎ設立(2000)。『NPO実践講座』(2000 ぎょうせい)等,著書論文多数。

特別講義3
「メディアの『ウソ』を見抜く力~情報操作とプロパガンダ」
(野中 章弘 教授) 13:15~14:45

【野中教授からのメッセージ】
知性とは「他者の言葉に耳を傾ける力」だと思います。現実を論理的、合理的に読み解き、歴史的な文脈で理解するためにも、そのような知性は不可欠です。私は長年、戦争や難民発生の現場を取材しながら、平和構築に向けたメディアやNGOの役割を考えてきました。講義の場で共に「思考する筋肉」を鍛えていきましょう。

【野中教授プロフィール】
アジアプレス・インターナショナル代表。ジャーナリスト,プロデューサー。早稲田大学ジャーナリズム教育研究所客室研究員。インドシナ紛争,アフガニスタン内戦,エチオピアの飢餓,ビルマの少数民族問題,チベット,東ティモール独立闘争,中国・朝鮮半島情勢,アフガニスタン空爆,イラク戦争など,戦争,紛争やNGOの緊急救援活動などを取材。第3回「放送人グランプリ特別賞」受賞。NHKを中心に200本以上のドキュメンタリーを制作。『論争いまジャーナリスト教育』(東京大学出版会/共著),『ジャーナリズムの可能性』(岩波書店/編著)など。