グリーンズメンバーがいま最も話を聞いてみたいひとをお呼びする公開対談企画「greenz Talk!(グリーンズ トーク)」。
今年は、グリーンズの寄付会員制度「greenz people」のみなさまにお送りしている月イチの会員限定メールマガジンにご登場いただいた方を、ゲストとしてお招きしています。
次回、7月のゲストは、「マイプロジェクト」という言葉の生みの親であり、黎明期から多くの社会起業家を支えてきた井上英之さん。お相手はいつもは京都のYOSH編集長が担当します。ぜひ遊びに来てください!
ソーシャルデザインとセルフマネジメントの関係って?
井上さんにご登場いただいた、2014年3月のバックナンバーはこちら。そのときのテーマは、「ソーシャルデザインとセルフマネジメントの関係」でした。
聞き手のYOSH編集長は「空海とソーシャルデザイン」という連載をはじめたタイミング。
自分自身の頭、心、身体を整えることや、”大いなる何か”とつながる感覚について見つめなおしていたこともあり、ロサンゼルスにあるドラッカー・スクールで「マインドフルネス」や「セルフマネジメント」を学んでいた井上さんに、ヒントを伺うことにしたのです。
以下、一部抜粋。
“わたし”の心と身体、頭がつながっている状態をつくり、それが世界とも通じているような深いシステムを、感じながら仕事をすること。
それが今西海岸で注目されている、「セルフマネジメント」や「マインドフルネス」の基本的な考え方だと思っています。
そして、個人と組織、世の中のシステムが連続している、ソーシャルイノベーション分野で起きていることと、とても似ているのが面白い。
大切なのは、自分の反応をよく観察することだと思うんです。「こういうことが起きているんだなぁ」と注意深く見てあげることで、自分のパターンが見えてくる。
普段、ぼくらの反応って、意識的なものは10%以下しかなくって、ほとんどは、素早く自動的に無意識が行っているんだそうです。
そのパターンに自覚的になると、反応ひとつひとつを批判的に見るのではなく、「自分を守ろうとしたんだよね」という形で、自分に対して、受け入れられるようになる。
そうして初めて次の段階へ、よりポジティブな方向へとシフトしていけるんです。
「ソーシャルリーダー」という存在は、別にいわゆるソーシャルセクターに限定されたものではなく、どこにでもいる存在。
自分が見ているものや感じているもの、もしくは課題だと思っているものを、「システムの声」として聞くことができ、きっと他にも、同じように感じ、必要としている人がいると、何かの代表性を感じて活動している人たちすべてが、「ソーシャルリーダー」なんです。
そういうひとこそ、自分をマネージすることを知っていって欲しいですね。
この対談から1年。さまざまな気づきを得て、日本に帰国した井上さんに、改めて日本における「セルフマネジメント」の展望を伺えればと思っています。
イベント概要
【日時】
2015年7月21日(火)19:00〜21:00(19:15スタート)
【ゲスト】
INNO-Lab International 共同代表/慶應義塾大学 特別招聘准教授
2001年よりNPO法人ETIC.にて、日本初のソーシャルベンチャー向けプランコンテスト「STYLE」を開催するなど、社会起業家の育成・輩出と市場の創出に取り組む。03年、ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京を設立。05年より、慶応大学SFCにて「社会起業論」などの、実務と理論を合わせた授業群を開発。09年、世界経済フォーラム「Young Global Leader」に選出。現在、慶應義塾大学 特別招聘准教授。12~14年、日本財団国際フェローとして、米国スタンフォード大学、クレアモント大学院大学に客員研究員として滞在した。
【司会】
greenz.jp編集長/NPO法人グリーンズ理事
1979年生まれの勉強家 兼 お父さん。2016年より京都精華大学人文学部の特任講師として「ソーシャルデザイン・プログラム(社会創造演習)」を担当予定。
【参加費】
1,000円(1ドリンク付き)
グリーンズ本がセットになったチケットも販売!定価よりも少しだけお得です◎
+『「ほしい未来」は自分の手でつくる』 ¥1,800
+『ソーシャルデザイン』 ¥1,900
+『日本をソーシャルデザインする』 ¥1,900
【定員】
25名
【参加方法】
※会場に到着されましたら、「QRコード」をご準備ください
※当日のキャンセルについての返金はありません。
※参加費はNPO法人グリーンズの活動費として、大切に活用させていただきます◎
【会場】
リトルトーキョー(東京都港区愛宕1-2-1)
※グリーンズと日本仕事百貨で展開している虎ノ門のイベントスペースです。
お願い
・事前決済にご協力おねがいします!
・会場にはクロークがございません。おそれいりますが各自お手荷物は管理くださいませ。
・困ったことがありましたら、何でもスタッフにおたずねください。話す人が居ない…でもOK!