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1920年代のボストンで霊媒師マージャリーが降霊会に集まった客たちに配っていた「幽霊の指紋」
写真よりも客観的な身元確認の手段として、19世紀後半に発見された「指紋」。
本人さえも自分のものと特定できないような身体的特徴でありながら、指紋は個人のアイデンティティ(同一性)を証明するしるしとして、犯罪捜査からオカルトや占いなどの民間信仰、さらに今日では生体認証システムにまで応用されています。
指紋を巡るユニークな歴史をひも解き、19世紀におけるポートレートの在り方などにも触れながら、指紋は「私」について何を語るのか、また、家族や恋人のポートレートを大切にするように、指紋もまた愛の対象になりえるのか?といったテーマを探ってゆきます。
「愛しの指紋――生体認証時代におけるアイデンティティの行方」
http://krei-project.com/log/1672
日時:2013年7月20日(土) 17:30-19:30(17:00開場)
場所:KREI / co-lab西麻布 B1F KREI SALON(東京都港区西麻布2-24-2)
東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線 [表参道駅] A5出口 徒歩9分
東京メトロ千代田線 [乃木坂駅] A5出口 徒歩10分
東京メトロ日比谷線 [広尾駅] A3出口 徒歩10分
定員:50名(事前予約制)
入場料:一般1500円 / 学生1000円(1ドリンク付)
お申込み:info[a]krei-project.com(担当:橋場 / 山崎)
※氏名、ご所属、参加人数を明記の上、メールにてお申込み下さい。
講師:橋本一径(はしもと かずみち)/早稲田大学文学学術院准教授
1974年生まれ。東京大学文学部思想文化学科卒業。フランス・ナント大学理工学部DEA課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。愛知工科大学講師を経て、2012年より現職。専攻は表象文化論。
著書に『指紋論――心霊主義から生体認証まで』(青土社、2010年)、訳書にジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社、2006年)、ジョルジュ・ヴィガレロ編『身体の歴史 1』(共訳、藤原書店、2010年)、ピエール・ルジャンドル『同一性の謎――知ることと主体の闇』(以文社、2012年)などがある。
主催:KREI / co-lab西麻布