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世界50ヶ国200箇所以上に広がる、デジタルファブリケーション機器を備えた実験的市民工房のネットワーク「ファブラボ」。そこでは、日々、異なる国のメイカーどうしが国境を越えて連携しあい、単独のラボだけでは決してなし得ることのない、まったく新しいかたちのコラボレーション、そして革新的なものづくりが行われています。
3Dプリンタやレーザーカッターが、インターネット端末となったとき、一体何が起こるのか?世界を疾走するハイパーノマド達は、成熟国と成長国を渡り歩き、何を起こそうとしているのか?顔の見えるグローバル・コラボレーションと、ローカル・アクションとの両立はいかに可能か?つくる社会をつくることは可能か?
本シンポジウムでは、マサチューセッツ工科大学ビット・アンド・アトムズ・センター所長ニール・ガーシェンフェルド氏と、慶應義塾大学SFCソーシャルファブリケーションラボ代表田中浩也氏がホストを務め、世界各地から集まったファブラボの代表者たちが、「TED」のようなスタイルで、各々の実践を紹介します
日本で開催される、最初で最後となる「世界ファブラボ会議」。海外との交流を通して、わたしたち自身の未来―「つくる社会をつくること」―について考えてみませんか?
日 時:2013年8月26日(月)
13:00〜18:30(受付 12:00〜)
会 場:KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
神奈川県横浜市中区山下町281
定 員:500名
参加費:一般 10,000円
学生 5,000円
主 催:慶應義塾大学SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボ
共 催:MIT Center for Bits and Atoms
ヨコハマ創造都市センター(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
後 援:経済産業省、総務省、独立行政法人国際協力機構、横浜市
FabLab Japan Network、International FabLab Association、Fab Foundation World
申 込:以下リンクより
facebookページ:https://www.facebook.com/fab9jp
【プログラム】(日本語同時通訳あり)
<13:00-14:30>
■イントロダクション―FabLab代表者会議までの旅程
田中浩也[日本]
慶應義塾大学環境情報学部准教授、SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボ代表、第9回世界ファブラボ会議(2013)実行委員長
■FabLabとは何か? 過去、現在、未来
ニール・ガーシェンフェルド[米国]
マサチューセッツ工科大学教授, ビット・アンド・アトムズ・センター所長
■FabLabは国境を超える/繋ぐネットワーク
青木翔平[日本]
東京大学大学院博士課程、第9回世界ファブラボ会議(2013)実行委員
アブー・アダム[ガーナ]
ファブラボ・ガーナ、Century College(米国) 機械工学科 留学中
■FabLabの実践的・実験的プロジェクト
イェンス・ディヴィク [ノルウェー]
ファブラボ・ノマド、ファブラボ・オスロ
■FabLabの研究ロードマップ
ナディア・ピーク [オランダ]
マサチューセッツ工科大学・ビット・アンド・アトムズ・センター 博士課程
■FabLabとバイオテクノロジー
セルジオ・アラヤ [チリ]
ファブラボ・サンティアゴ、サンティアゴ大学教授
<15:00-16:30>
■FabLabと起業・ビジネス
クリス・ウィルキンソン [イギリス]
FabLab マンチェスター、 UK FabLab ネットワーク代表
■FabLabと教育・学習
シェリー・ラシター[米国]
マサチューセッツ工科大学・ビット・アンド・アトムズ・センター 、世界FabLabネットワーク FabFoundationWorld事務長
■FabLabと住宅・建築・都市
トーマス・ディアズ[ベネズエラ]
スペイン・カタルーニャ先端建築大学院大学(iAAc)、ファブラボ・バルセロナ主宰、第10回世界ファブラボ会議(2014)実行委員
■FabLabと国際協力・国際開発
カマウ・ガチギ [ケニア]
ファブラボ・ナイロビ、ナイロビ科学技術パーク・チェアマン
■パネルディスカッション:日本のファブは世界とともに何ができるのか(仮)
登壇者調整中
<17:00-18:30>
■FABシネマ “Making, Living, Sharing”
イェンス・ディヴィク:ファブラボ・オスロ(ノルウェー)
ノルウェー出身のイェンス・ディヴィク氏が、約2年間に渡って地球各地のファブラボを自ら訪ね歩き、撮影した映画「Making, Living, Sharing」(つくること・いきること・わかちあうこと)を全世界に先駆けて初上映。これからの新しいクリエイター像、デザイナー像を提示します。
映画「Making, Living, Sharing」は、デザイナーが市民のものづくりをサポートするためにはどうすればいいか、という問いに答えるための旅の物語です。グローバルにコラボレーションしたものをローカルで製造するにはどうすればいいか?知恵やデザインをシェアしながら、生計を立てるためにはどうすればいいか?2年間に渡りイェンス・ディヴィクは世界中にある30以上のファブラボや、メイカースペース、ハッカースペースを巡る旅に出ました。この物語は、これらの素晴らしいものづくりの現場からうまれた映像、インタビューそしてアニメーションによってお届けします。