greenz.jpでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。
シビックプライド研究会では、コミュニケーションデザインの観点から、欧州を中心とした海外の都市再生の調査・研究をするとともに、日本国内の事例の掘り起こしや講座やワークショップなどの活動を行っています。
その中で見えてきたのは、日本独自のまちづくりはもとより、近年では日本の自治体でも都市ブランディングなどの試みが急増しており、人と人・人と都市とをつなぐデザインのニーズが高まっていること、そして、日本ならではのシビックプライドの在りようやその共有のしかたがありそうだ、ということです。
とくに、東日本大震災を経た日本では、都市や地域と人とがどのように結びついていくべきかはますます大きな課題となっています。多様な結びつきのなかにシビックプライドを醸成する日本のデザインが、今後切実に求められるのは間違いありません。
詳しくはこちら!
基調講演では、イギリスの「CityID」の主宰者でクリエイティブ・ディレクターのマイク・ローリンソン氏から、デザイン・情報・交通で人と場所とを結びつけ、さまざまな都市のID(個性)を生み出すデザインの手法をご紹介いただきます。マーケティング・アナリストの三浦展氏からは、日本における地域社会の現状とシビックプライドの在りようについてお話いただきます。
後半の事例とディスカッションでは、日本各地でさまざまな立場から取り組まれているデザインの試みを紹介、コミュニケーション・ポイントごとに人々が都市と交わるためのデザインについてディスカッションしていきます。
【開催日時・プログラム】
1)日 時 : 2011年10月9日(日) 10:00-18:00
2)場 所 : 東京理科大学森戸記念館
地下1階 第1フォーラム(定員108名)(神楽坂)
http://www.sut.ac.jp/info/access/kagcamp.html
3)参 加 費 : 一般2000円、学生1000円(当日支払)
4)事前申込先 : info[アットマーク]civicpride.jp
(氏名・所属・連絡先を添えて申込)
※[アットマーク]は@に置き換えてメールをお送りください
5)プログラム :
◆基調講演:「イギリスにおけるシビックプライドを醸成する空間と情報のデザイン」マイク・ローリンソン (City IDディレクター)、「日本における地域社会の崩壊とシビックプライド醸成の必要性」三浦 展(マーケティング・アナリスト)
◆事例とディスカッション:鈴木 功(タイププロジェクト)「都市フォントプロジェクト」/渡辺保史(nextdesign.workshop主宰)「情報デザイン」/韓 亜由美(StudioHanDesign主宰)「工事中景」/西村 浩(ワークヴィジョンズ)「まちの居場所」/島津勝弘(島津環境グラフィックス)「富山市LRT構想へのデザインサポート」/加藤文俊(慶應大学教授)「フィールドワーク&まちのメディア化」/河田祥司(香川大学教育学部附属高松小学校教諭)「初等教育における観光まちづくり教育」/長谷部文子(四国経済産業局)「四国経済産業局シビックプライド事業」/椿辰一郎(北九州市役所シティプロモーション首都圏本部)「門司港レトロが紡ぐ地域ブランド」/迫一成(ヒッコリースリートラベラーズ)「新潟上古町商店街のアイデンティティ」ほか
【体制】
主催:シビックプライド研究会/後援:東京理科大学大学院理工学研究科/協賛:読売広告社、公益財団法人ハイライフ研究所
【本件に関するお問い合わせ】
シビックプライド研究会 : info[アットマーク]civicpride.jp ※[アットマーク]は@に置き換えてメールをお送りください
【シビックプライド研究会】
コミュニケーション、建築、都市再生、アート、アーバンスケープ、ランドスケープなど産学の多彩な分野のメンバーが集まり、シビックプライドとコミュニケーションデザインについて、先進事例調査、議論、文献講読等の研究活動を2006年から行い、自治体等への提案と調査を手がける。 欧州事例調査と論考を中心とした研究会の成果は『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』(宣伝会議刊、2008年)としてまとめられた。
【シビックプライド研究会メンバー(順不同)】
伊藤香織(東京理科大学理工学部建築学科准教授),紫牟田伸子(プロジェクトエディター、SJ主宰),太田浩史(建築家、東京大学生産技術研究所講師),武田重昭(兵庫県立人と自然の博物館研究員),榎本元(読売広告社都市生活研究所所長),韓亜由美(StudioHanDesign代表,アーバンスケープアーキテクト),太田あゆみ(読売広告社都市生活研究所ディレクター),田井中慎(4CYCLE主宰)ほか