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【イベント】アショカ・フェロー・スピーカーシリーズ 「一枚の古着が、社会を変える」

greenz.jpでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。

GOONJ

一般社団法人アショカ・ジャパンは、独自に認定した社会改革者(アショカ・フェロー)を世界中から招き、紹介する講演会「アショカ・フェロー・スピーカーシリーズ」を、2011年11月から開催しています。

今回は、インドを代表するイノベーターで、貧困層支援のために効果的な古着回収システムを構築したアンシュ・グプタ氏が来日します。

アショカ・フェロー・スピーカーシリーズ
「一枚の古着が、社会を変える」

日程:2013年3月11日(月)18:30~21:00 (18:00開場)
会場:日本財団ビル 2F 大会議室 [MAP]
(〒107-8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号日本財団ビル)
参加費:無料 (日英同時通訳)

■スピーカー紹介
アンシュ・グプタ (GOONJ設立者、代表)
4人兄弟の長男として、インドの中産階級家庭に生まれる。14才の時に父親が心臓発作で倒れ、家計を支えた経験から、わずかな資源を有効活用し、経済的に自立する方法を考え始めた。大学ではジャーナリズムとマス・コミュニケーションの学士号、経済学の修士号を取得。在学中の1991年に北部のウッタルカシー県にて大地震の災害救援に従事し、インド農村部における貧困問題の深刻さを認識する。大学院修了後、政府機関やグローバル企業勤務を経て、1998年に家族や友人のサポートを得てGOONJ(グーンジ)を設立。

■ アンシュ・グプタとGOONJの活動について
インドの総人口10億人のうち35%の人々は、今も絶対貧困線以下の生活を強いられています。貧困層は、日々の食料や衣服、薬、教科書等の入手にも困窮し、とりわけ地方の農民には、たった一枚の衣服を購入するために、なけなしの貯蓄を使い果たし、日々の食料購入のために高利貸しに借金をする人もいます。一方で都市の富裕層は経済発展の恩恵を享受し、何不自由なく暮らす、という富裕層と貧困層が隣り合った超格差社会がインドの現実です。

アンシュ・グプタはこうしたインド固有の貧困問題に取り組むため、1998年に非営利組織GOONJを創設しました。生活に必要不可欠な衣服は、貧困層には高価だが、古着という形で寄付を求めやすいという特性があります。GOONJはこの点に注目し、継続的な衣類の寄付を行う仕組みを構築しました。古着の寄付は、先進国でも一般的な社会貢献活動ですが、GOONJでは、効率的な物流管理、教育活動との連携、テーマを設定した戦略的な物品寄付の収集、現代的なマネジメント体制により経済格差の解消と社会的資源の再分配を目指しています。

当初はグプタの個人的な活動から始まったこの取り組みは、現在では、GOONJが中心となり、インド14州の100団体以上のCSO、企業、協力団体等をネットワークし、月あたり10トンもの物品寄付を回収・分配し、多くの農村貧困層の生活向上につなげています。

また、GOONJでは、こうした現物寄付の収集・分配の経験を活かし、災害時の緊急援助対応システムの構築を進めているほか、学校間の寄付プログラムを設置。裕福な都市部の学校から、文房具やカバン、制服が不足する農村部の貧困地域の学校へ、年度末に物品寄付を行う仕組みも立ち上げています。GOONJでは、ネットワークの拡充によって現在の3倍の回収と、10都市での新たな活動開始を計画。さらには他の団体がGOONJのモデルを模倣することを促進し、事業モデルの提供や事業立ち上げのアドバイス等を行なうことでその活動の幅を広げています。

■ファシリテーター:加藤徹生 (一般社団法人WiA 代表理事)
1980年大阪市生まれ。大学卒業と同時に経営コンサルタントとして独立。NPO法人の事務局長を6年間務めた後、アジア各国を放浪。2011年に一般社団法人WiAを設立し、代表理事に就任。著書に「辺境から世界を変える」(ダイヤモンド社)。

■ お申し込み
以下のリンクより必要事項を入力の上、必ず事前にお申込みの上、ご来場下さい。
http://bit.ly/WpM2mN

■ 主催:一般社団法人アショカ・ジャパン
〒150-0012
東京都渋谷区広尾1-11-2 AIOS広尾ビル407号
Tel / Fax : 03-6459-3144

■ お問い合わせ
本講演会についてのお問い合わせは、khayashi[a]ashoka.org (林)まで、emailにてご連絡下さい。

■ 一般社団法人アショカ・ジャパンについて
アショカは1981年に発足した世界最大のソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)のネットワークです。これまで世界80カ国以上で活躍する約2,800人のソーシャル・アントレプレナーを「アショカ・フェロー」として認定し、生活費の援助、法律・マーケティング等々の専門的サービス提供、フェロー同士の連携などの支援を行ってきました。アショカ・フェローたちのアイデアは、世界中で政府の政策などに採用されており、様々な社会変革を実現しています。アショカ・ジャパンは、アショカの東アジア最初の拠点として、2011年に発足しました。2013年3月にアショカ・コリアが発足します。