12/19開催!「WEBメディアと編集、その先にある仕事。」

greenz people ロゴ

グリーンズ求人の合同会社説明会「アウトドアを仕事にする」潜入レポ!

はじめまして、グリーンズでインターンをしている「のぞみん」こと鈴木望美です!

グリーンズの事務所にふらっと立ち寄ったことをきっかけに、そのままインターンとして参加させていただきました。なんという懐の深さ!グリーンズの「いかしあうつながり」づくりは本物です!

さて今回は、グリーンズの採用支援プロジェクト「グリーンズ求人」が合同会社説明会を開催しているということで、早速10/17(水)に開催された第二回にお邪魔してきたので、当日の様子を写真とともにお届けします。ぜひご覧ください◎

※ちなみに、グリーンズ求人の合同説明会第三弾が12/11(火)に開催予定! テーマは『教育で地域の未来をつくる仕事』。転職を考えているという人はもちろん、「まずは話を聞いてみたい!」という方も、どうぞお気軽にご参加ください!

イベントの詳細はこちら

満員御礼! 「アウトドアを仕事にする」をテーマにした合説

10/17(水)、co-ba library 6階イベントスペースで、アウトドアをフィールドに新しい価値づくりにチャレンジしている3社、山と道・夏目彰(なつめ・あきら)さん、Run boys! Run girls!・桑原慶(くわばら・けい)さん、FARMERS BBQ・岩井慶太郎(いわい・けいたろう)さんをお招きして開催された今回のイベント。

これは、グリーンズ求人がイチオシする会社と、新しいチャレンジの場を探している読者の皆さんとの出会いを育む合同説明会です。(前回は「ビジネススキルをソーシャルに活かす」をテーマに開催しました。)

第2回である今回は、「アウトドアを仕事にする」がテーマ。約40名のお客様にお越しいただき、満員御礼でした! 

好きだからこそ、仕事に真剣に向き合う

まずは、「今日もお疲れ様でした」という意味を込めて、ウェルカムドリンクで乾杯。お酒を飲みながら、周りの方との自己紹介。和やかな雰囲気でイベントはスタートしました。(合同説明会でいきなりお酒!? と思うかもしれませんが、お酒が入ることでゲストも参加者も、いつも通りの姿を見せることができるので、いい出会いに繋がりやすくなるんだとか。)

続いて、ゲストによるプレゼンテーション。

最初の登壇者は、山と道・夏目彰(なつめ・あきら)さんです。

元々はグラフィックアートを生業にしていた夏目さん。
30代から山の魅力にはまってしまったそうです。2011年に現在の会社「山と道」を創業し、現在に至ります。

「自分が日々使いたい道具しか作らない」

本当に必要だと感じた道具を、自分たちが納得するまでつくり続ける。そのスタイルを貫くため、ひとつの道具を作るのに1〜3年を要するのだとか。

なぜ道具作りにそこまでこだわるのか。

その答えは、夏目さんの人生の哲学に隠されていました。(以下、質問コーナーでその答えが明らかに!)。

山と道では、
◯コミュニケーションマネージャー
◯パタンナー・縫製スタッフ
を募集しているそう。
(上記募集は、10/18付けで申し込みを締め切りました。)

職場づくりにも、ハイクの精神が活かされており、年間40日間も付与される「山休暇」があります!

「自分たちが山に行かなくなったらだめだ」と語る夏目さん。
山で得た気づきを共有することで、より良い商品づくりを心がけていらっしゃいました。

続いての登壇者は、Run boys! Run girls!・桑原慶(くわばら・けい)さん。

桑原さんは「ランニングに対する意識を変えたい」といいます。

「ランニングはもっとフリーで自由でいい」
(桑原さん「フリーで自由って同じ意味じゃん!」と自分に対してのノリツッコミに、会場からも笑いが)
と、新たなスタイルも提案し続けています。

・都内の観光名所ナイトラン
・初心者ラン(疲れたら歩く。終わったらランチとランニングのハードルが低い)
・裸足ラン
など、走る楽しさを知ってもらうために、桑原さんのアイデアはとまりません。

桑原さんは、この取り組みを通じて、「ランニングショップにとどまらない、ランニングでちょっと楽しい毎日を」価値として提供していきたいと考えているそうです。

一方で、桑原さんの店はより過酷なトレイルランニング(以下、トレラン)を紹介しているお店としても知られているそう。

桑原さん自身もチャレンジしているトレラン。
「実は身体能力が高くなくても楽しむことができる」
「過酷な環境を乗り越える中で、心身ともにタフになる」
のが魅力とのこと。また、お店を運営する背景に、「トレイルランナーの様に困難を乗り越えられる人間が増えたら世の中が良くなるんじゃないか?」という思いがあるそうです。

山野を駆け抜けるトレランは、キャンプをしながら何日もかけて行われるレースもあり、「まさにサバイバルだな」と感じました。

トリを飾ったのは、FARMERS BBQ・岩井慶太郎(いわい・けいたろう)さん。

BBQ好きが高じて自ら主催するようになり、かれこれ15年。
Share Style BBQという独自の手法を確立し、BBQを通したコミュニティ作りを支援しています。

「365日、どうやったらBBQでみんなが喜んでくれるのかばかり考えています。BBQの話しならいくらでもできる。でもBBQの話しができないとなると何も話せなくなっちゃうんです」と会場の笑いを誘いました。

普段は、大手コンサルファームで人事部のお仕事をされている岩井さん。

初めは趣味として、会費を支払ってBBQに参加していましたが、BBQの主催者から「手伝って欲しい」と言われるようになり、会費免除でお手伝い。そのうち、正式にプロデュースを依頼されるようになり、今ではファーマーズBBQから業務委託としてお仕事を受けているそうです。

「一緒にジョインしたい方はぜひ、自分の得意なことやプランを持ち込んでくださいね」
と呼びかけました。

BBQを愛してやまない岩井さんとのコラボレーションは、面白いことが起こりそうな予感!
好きなことを心から楽しんでいる岩井さんは、自然と周りの人を巻き込んでいく魅力に溢れていました。
好きなことを生業に変えた夏目さん、桑原さん。
好きなことに副業として育んでいる岩井さん。

その中でも3人に共通していたのは「好きだからこそ真剣に向き合う姿勢」でした。
言葉の端々からキラリと光る情熱が溢れていました。

人生は1回しかない。だから、今できることをやろう

イベントの後半では、司会の植原が3人のこれまでの経験や起業に込めた思いなどを伺いました。

Q.今の取り組みを始めたキッカケは?
(山と道・夏目さん)
「山へ行くようになって、私たちは、必要以上にモノを持っていることを実感しました。必要なモノだけで生きていけるということをみんなに伝えたいと思うようになったんです」

(Run boys! Run girls!・桑原さん)
「実はきっかけは、ダイエットのためでした(笑)。でも、一人で走っているはずなのに、SNSなどのおかげで一人で走っている感じがしない。それで、走り続けるうちにいつしか仲間が増えて、楽しくなっていったんです。」

(FARMERS BBQ・岩井さん)
「マズローが説く五大欲求のうち、所属欲求と承認欲求の欲求が満たされていない方が多いことに気がつきました。そこで、『Share Style BBQ』という手法をやってみようと。参加者ができた料理を他の参加者に配って回ったり、食材を焼いたりすることで、自然と「ありがとう」と言われる機会を作っているんです」

Q.自分たちの取り組みの価値とは? 

(Run boys! Run girls!・桑原さん)
「トレランの面白いところは、世代を超えて参加者がいること。ぱっと見普通のおじちゃん、おばちゃんが多いんですが、みんなが過酷な体験を共有する中で、お互いにシンパシーやリスペクトが生まれて仲間が増えていくんですよね。」

(FARMERS BBQ・岩井さん)
「BBQはコミュニケーションのツールです。BBQを介することによって会話のハードルが下がる良さがあるんです。あと、年齢、性別、話す言語や国籍の枠を超えて共通の場所で価値を作り出していくことができるのもBBQの魅力ですね」

(山と道・夏目さん)
「アメリカの作家、ヘンリー・ソローの『森の生活』という本を読んでインスパイアされたのですが、本当に必要な道具は何かを問い、できる限り軽く、装備を少なくしていくことで、身も心も軽くしていく。そんなことを山と道では大事にしていきたいなと思っています。」

Q.好きなことを仕事にするにあたって、一番苦労したところは? 

(山と道・夏目さん)
「好きなことを仕事にすることはメリットの方が大きいと感じています。人生は1回しかない。だから、今できることをやった方が良いだろうと思うんです。仕事も、自分が好きなもの、情熱を傾けられるものの方がより人を幸せにできるし、人に伝えられる価値が大きくなっていくと僕は思います」

(Run boys! Run girls!・桑原さん)
「僕は自分が夢中になれることを仕事にする方が価値も出せるんです。でも、子供ができてからは子供中心の生活になったので、ちゃんと自分の趣味(山)の時間を確保することを工夫するようになりましたね」

(FARMERS BBQ・岩井さん)
「やりたいこと、できること、すべきことのバランスをどう整えていくかは大切です。やりたいこととの関わり方としては、いきなり100%やりたいことを仕事にするのは難しいので、最初は自分がお金を払って関わり、次は無料で、最後はお金をもらってできるようになる。そんな感じだと、そんなにプレッシャーにならずに関われるのではないかと思います」

あっという間の2時間のトークが終了し、大きな拍手の中、グリーンズ求人 presents「アウトドアを仕事にする」が幕を閉じました。

閉会後は、ゲストと会場の皆さんがフラットにお話しできるフリータイムに。
各ゲストを囲む形で、会場の皆さんからのご質問にお答えいただきました。

グリーンズ求人でも記事を掲載していた「山と道」の夏目さんの周囲にも人だかりが。

参加者からは、
「スタッフはどんな方が多いですか?」
「具体的にどんな業務になりますか?」
「勤務の中で、山に行くことは入っていますか?」
など、一緒に働くことになるかもしれないスタッフの方の様子や職場の内容、会社の理念について、お話が盛り上がっていました。

フリータイムを終えて、
「今日出ていた会社の求人に応募を検討しているます。みなさん素敵な人で、人柄が知れてよかったです」との感想を参加者の方からいただき、「合同説明会をやって良かったー!」と、インタビューしながらしみじみ感じていたのぞみんでした◎

今回はなんと、遠くは群馬県から足を運んでくださった方もいらっしゃいました。お越し下さった皆さま、本当にありがとうございました!

お知らせ

グリーンズ求人の合同説明会、第三弾は12/11(火)に開催予定! テーマは『教育で地域の未来をつくる仕事』。転職を考えているという人はもちろん、「まずは話を聞いてみたい!」という方も、どうぞお気軽にご参加ください!

イベントの詳細はこちら