皆さんは、この夏は、どこでどんな時間を過ごそうと考えていますか?
自分の家で、あるいは少し街から離れた自然のなかで、家族や友人たちと美味しいものを食べて過ごそう。そんなシンプルな予定を考えている方にぜひご覧になっていただきたいのが、この映像です。
Kinfolk Manifesto from Kinfolk on Vimeo.
自然、食べ物、友人、テーブル、火、会話。
この映像には、私たちにとって大切なものが詰まっていると思います。
太古の昔から伝えられたDNAが教えてくれているのかと思うほど、たぶん多くの人が、気の置けない家族や仲間との時間が大切だということを知っていると思います。しかし、日々の仕事や生活に追われると、ついついそんな時間をつくる余裕がなくなってしまうのも現実です。私もそうです。
今日ご紹介する「Kinfolk magazine」は、小さな集まりの素晴らしさを伝え、その楽しみ方を伝えるべく生まれた雑誌です。雑誌のサブタイトルは、そのまんま「小さな集まりのためのガイド (A guide for small gatherings)」です。雑誌だけではなく、冒頭の映像やウェブサイトによっても、彼らの哲学が伝えられています。
ウェブサイト http://www.kinfolkmag.com/
私も映像をきっかけに「Kinfolk」の存在を知りましたが、肩の力を抜いた、淡い質感の映像のなかに、強いメッセージ性を感じました。ウェブサイトを見ると、Kinfolkのマニフェストという文章があり、こんな一節からはじまります。
Kinfolkは、「小さな集まり」という共通の関心を持つアーティストのコミュニティです。私たちは、ウェディングや年に一度の大きなパーティのようなものだけではなく、友人と集まって1つのテーブルを囲むということに「何か」があると考えています。それは、お互いの関係を深め、私たちに力をくれます。
Kinfolkの「kin」は英語で親族や親類という意味、「folk」には人々、家族という意味があります。Kinfolkという名前にも、マニフェストにも、小さな集まりで深められる家族的、友愛的な価値を見つめ直そうというメッセージが込められています。
もう1本、「Stick Twist Bread」というタイトルの映像を紹介します。
Campfire Twist Bread | Volume 4 from Kinfolk on Vimeo.
私も身近な友人や家族と集まって食事をするのが大好きです。自分で企画もします。そこで、素晴らしい会話や出会いが生まれる(最高にくだらない笑い話も!)瞬間に立ち会いたいからです。
しかし、最近は少しご無沙汰してしまっています。この夏は、Kinfolkからインスピレーションをもらって、小さな集まりを企画したいと思っています。どんなインスピレーションかは、冒頭の映像を見直してみてください。材料は、手元にある空きビンとロウソクと針金です。
最後にその同じ映像の締めの一節から引用です。
We are here, we are here together. (私たちはここにいる。私たちは、一緒にここにいる。)
皆さんもこの夏は、少しだけ特別な小さな集まりを企画してみませんか?
小さな集まりを企画しよう