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自宅、大学、職場、カフェ、居酒屋など、私たちは、普段さまざまな「場」で時間を過ごしています。その中でも、「自分の場」として愛着を感じている場はどれくらいあるでしょうか。どんなに機能的で美しい空間をデザインしたとしても、そこに利用者の愛着や共感が伴わなければ、それはただの箱でしかありません。
利用者が「自分の場」として感じられる場をデザインするためには、共感を生み出すシンボルや、愛着を形成する仕組みをデザインすることが必要です。近年では、地域活性やまちづくりの領域でも、シビックプライド(市民が都市に対してもつ自負と愛着)の醸成が課題になっており、多様な取り組みがなされています。
今回のワークショップでは、様々な都市やコミュニティのデザイン事例を分析しながら、「自分の場」として感じられる場はどのようにすれば作れるのか、その手法を学びます。そして、現在の渋谷のシンボルである「忠犬ハチ公」像に代わる、架空のランドマークを新たにデザインすることを試みます。
市民の共感と愛着を生み出すランドマークをデザインする体験を通じて、コミュニケーションデザイン、コミュニティデザイン、プロジェクトや組織運営の手法について考える一つのきっかけに出来ればと思います。
■日時
2012年8月18日(土)19:30-22:30(19:15開場)
■場所
co-ba library
東京都渋谷区渋谷3-26-16 第5叶ビル6F
※会場まで直接お越し下さい。
■定員
30名 ※定員を超えた場合は抽選の上、8月4日までにご連絡します。
■参加費
3500円(学生2500円)
※アルコール・ソフトドリンク・軽食込み
■参加方法
申し込みフォームから7月31日までにお申し込み下さい。抽選の上、8月4日までに参加の可否をご連絡させていただきます。
■参加にあたってのご注意
本ワークショップの様子は写真や映像で記録させて頂きます。写真記録はブログなどで実践報告として掲載する場合があります。
■企画・ファシリテーター
村上浩輝 Hiroki Murakami
株式会社ツクルバ 代表取締役CEO。1985年東京都生まれ。立教大学社会学部産業関係学科(現・経営学部)卒業。「場づくり」に関心があり、不動産デベロッパーの株式会社コスモスイニシア(旧:リクルートコスモス)に新卒入社し、主に事業用不動産のアセットマネジメント業に従事するが、リーマンショックの影響を受け入社7ヶ月目でのリストラを経験。その後、株式会社ネクストにて、グループ会社のウェブサービスの企画・プロモーション・営業などを経験。2011年8月に(株)ツクルバを設立、現職。
中村真広 Masahiro Nakamura
株式会社ツクルバ 代表取締役CCO/クリエイティブディレクター。1984年千葉県生まれ。東京工業大学大学院建築学専攻修了。大学院時代に渋谷「みやしたこうえん」のスケボーパークの基本設計を担当。この経験を通じて、建築が生まれる前段階=枠組みのデザインに興味を持ち、(株)コスモスイニシアに新卒入社。しかし、リーマンショックの影響で入社7ヶ月で転職。その後、ミュージアムデザイン事務所(株)ア・プリオリにて、ミュージアムの常設展示の企画など、空間を埋めるコンテンツづくりを経験した後、フリーランスのクリエイティブ・ディレクターとして活動。2011年8月に(株)ツクルバを設立、現職。あたらしい「場」の発明を通じた、ソーシャル・キャピタルの構築を目指して活動している。
安斎勇樹 Yuki Anzai
1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業。現在、東京大学大学院 学際情報学府 山内研究室(学習環境デザイン論)博士課程 在籍。実践活動と連携しながら創造性を引き出すワークショップデザインについて研究している。共著『ワークショップデザイン論–創ることで学ぶ』を2013年3月に出版予定。