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“社会をちょっと良くする”アプリコンテストに寄せられたグッドアイデアたち。あなたの一票が台湾へ行くチームを決める!

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ウイルスバスターなどのソフトで有名なインターネットセキュリティ企業トレンドマイクロが、次世代を担うICT人材を育てる学生向けコンテスト『トレンドマイクロ セキュリティアワード』を毎年開催しています。

第3回目の開催となる今回は“社会をちょっと良くするアプリ”がテーマとなっており、例年は“セキュリティ”という専門性の高い分野に特化したコンテストだったのに対し、より広く学生のみなさんにチャレンジの機会を提供しようということでgreenz.jpも企画に協力中です。

「社会をちょっと良くするアプリ」のことを学び、また興味の近い学生同士がつながる機会を提供する「Meet Up Event」、開発スキルやビジネススキルの向上を目的とした「Make It Camp」といったオフラインでのワークショップも経ながら、コンテストは一次選考が終了。今後、選出された学生チームはオンライン投票、二次選考のプレゼンテーション、最終的には台湾で開催される、台湾・中国の学生とのグローバルなプレゼンテーションへと進みます。

今回は一次選考を通過し、次のステージへと進む「社会をちょっと良くするアイデア」をもった学生たち8チームの中から厳選した4チームをご紹介します!

選出されたアイデアの一部を紹介!

Myth(法政大学)
アプリアイデア:感謝を形にするMake your thanks

myth

Mythのみなさんが考えたアプリは、感謝の気持ちや応援したい気持ちなど、ポジティブなメッセージをまとめてモザイク画像を作成し、相手に届けるサービス。

このサービスを作りたいと思った背景には、「言葉だけでは感謝の気持ちを十分に伝えられないこともあるのでは?」という日常生活での疑問があったとのこと。文章という形だけではなく、より直感的にメッセージを伝えられないかと思ったことがきっかけだそうです。

感謝の気持ちを、言葉以外の表現方法で伝えようという試みは注目です。

チームWAKA蘭(HAL名古屋)
アプリアイデア:災害時の状況を伝える災害マモール君

チームWAKA蘭

チームWAKA蘭が考えているアプリは、災害が発生した際に、GPSを使用して位置情報を取得し、最寄りの避難所などをユーザに伝えるというもの。

昨年3月に起きた東日本大震災から、「震災が起きた際に人々の力になれることはないだろうか」と考えたことが発想のきっかけ。このアプリには、ハザードマップと現在地の位置情報を 照らし合わせる機能も実装予定。非常時でなくても、今いる場所の危険度などを把握することができるようになるそうです。実現したらスマホユーザーは必須アプリかもしれません。

東海大学ドロイド君同好会(東海大学)
アプリアイデア:節電貢献を促進する階段マイレージシステム”KMS”

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東海大学ドロイド君同好会が考えるアプリは、個人の節電状況を可視化するアプリ。「普段エレベータを使わず、階段を使用することで節電に取り組んでいる人」といった日常の何気ない節電アクションの節電量を可視化することを目指しています。

自分のアクションにより、どれだけ節電できているのかを数値化して表示。その数値はオンラインで公開され、ユーザ同士で比較可能な状態に。個人の取り組みが数値化され、他のユーザと比較できるようになることで、節電への取り組みの効果を実感でき、また他者との競争心を刺激され、アクションが継続しやすくなるよう設計されています

さらに、アプリユーザ全体での節電量を、スカイツリーの消費電力量と比較できるようにするそうです。個人の取り組みの数値化、他者との競争による刺激だけでなく、全体での貢献度合いを把握できるようにすることでより節電への意識を高めることができるかもしれません。

階段だけではなく、様々な節電方法による節電量の可視化を行なっていきたいと考えているそうで、電気に関する問題が騒がれる中、節電によって可能になることに注目し、「スモールスタートで、社会をよくしていきたい」語ってくれました。これから季節は電気を消費しやすい夏に向かっていくこともあり、注目のアイデアです。

矢口さん(HAL名古屋)
アイデア:無免許運転を防止する運転認証システム

矢口さん

矢口さんが考えたアプリアイデアは、IC免許証と指紋認証のシステムを利用した、無免許運転を防止するためのシステム。運転免許取得者に指紋を登録してもらう一方で、車側にはIC免許証を読み取るにカードリーダーを付け、IC免許証の情報と登録された指紋のデータを照合可能にすることで、免許証を持っている人しか運転できないようにするという壮大なアイデアです。こうしたスケールの大きな発想は学生ならではかもしれません。

 最近でも、無免許運転による事故のニュースを頻繁に目にします。その無免許運転による事故を防ぎ、被害者を出さないようにしたいと考えたことが、このアプリを思いついたきっかけだそうです。様々な団体の協力が必要な、スケールの大きい話ですが、実現したいという想いは強く応援していきたいですね。

オンライン投票をへてプレゼンテーションへ

ここまで一次選考を突破したチームのアイデアをいくつか紹介してきました。これらの学生のアイデアに触れた感想や選考にあたってのポイントを、主催者であるトレンドマイクロの担当者は次のように語ります。

どのチームからもすごく斬新でおもしろいアイデアが提案され、とても驚きました。みなさん日常生活の中で課題を発見しており、課題をどのように解決するか、考えている人が多いという事実に驚かされました。

課題を自分ごととして捉え、具体的な解決策に落とし込んでいるチーム、さらに実現への意欲を強く感じたチームを二次選考に選考しました。

技術力やアイデア、チームによってそれぞれ得意な分野は異なると思いますが、チームメンバーがオーナシップを発揮し、さらにブラッシュアップされたアプリを目にできることを楽しみにしています。

『トレンドマイクロ セキュリティアワード2012』は、選出されたチームに対するオンライン投票が、7月2日(月)から開始されており、今回紹介しきれなかった他のチームのアイデアにも注目したいところです。

次なるステップ、さらには台湾で開催される中国・南京の学生との最終プレゼンテーションへの進出チームを決めるのはみなさんです。こちらのオンライン投票ページをご覧頂き、みなさんが応援したい“社会をちょっと良くする”アイデアに、ぜひ一票とご声援を!

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