greenz.jpの読者の中には、再生可能エネルギーに関心のある方も多いかと思います。太陽の光や、風の流れ、波の強さなどの自然の力をいかしたエネルギーづくり。私たちの生活の中で、どこからエネルギーを取り出すのかは、重要な課題です。
今日ご紹介するのは、光でも風でもなく、樹木そのものからエネルギーを取り出す画期的なアイデアです。
こちらの「Alma Tree Lamp」は、プラグを直接樹木に差し込むだけで、エネルギーを補充し外灯を点けることができます。
※気になる仕組みは、原文には“maintaining a PH balance between itself and the soil.”(木と土のpH調整により電気をえる)とありますが、そのあたりに詳しい方ぜひ解説していただけると幸いです!
ランプには人感センサーがついており、人がいないときには消灯し、エネルギーを貯蓄しておける仕組みになっています。実際に木の気持ちにならないとわかりませんが、なるべく自然のメカニズムに配慮したつくりになっているようです。
真夜中の森は真っ暗で近寄るには危険です。かといって、森の中に電柱を立てて外灯をつくるのはナンセンス。そんなとき、こんな外灯があったら素敵ですよね。フェスやキャンプだけでなく、ちょっとした並木道や歩道など応用できる場所は多々ありそうです。
電線=グリッドが張り巡らされた今では、エネルギーを自給自足するオフグリッドが進むに連れて、自然とエネルギーが美しく共存できるとしたら、それこそ、科学のあるべき姿なのかもしれません。私たちのテクノロジーがどう進化していくべきなのか。そんなことろ考えたり期待してみたりしたくなるプロダクトだと思います。
(text: Kazuki Ishikawa)
[via inhabitat]
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