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「僕の靴を作ってください!」アメリカで一番背の高い人の靴を買うために、300万円も集まっちゃった話

Some rights reserved by joshwept

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最近、CAMPFIREやReady for?といったファンドレイジング・プラットフォームが日本でも普及してきましたが、今日紹介するのは一人の靴を買うために300万円も集まっちゃった!という話。

いったい、どんな靴なのでしょうか?

この物語の主人公となったのはアメリカ・ミネソタ州に住むIgor Vovkovinskiy(以下、イゴールさん)。写真を見ると、とっても背が高いですね。その身長はなんと2m34cm!「アメリカで最も身長が高い人」にも認定されています。

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高身長の原因は成長ホルモンが過剰分泌する病気のようで、治療のために母国ウクライナから移住してきたそうです。さらに身長だけでなく、彼にはある深刻な悩みが。

それは、ぴったりサイズの靴がないこと。

イゴールさんは16歳頃から足に合う靴がなく、自分でもサイズが分からないというほど。この6年間は形のくずれたサンダルのようなものを無理やり履いていたそうで、足や体を痛めてしまい5年で16回も手術をしたといいます。特に、ミネソタ州はカナダに隣接する寒い地域なので、冬の冷たい凍った地面は歩けないそう。

そこでアメリカにある、シューズメーカーのあらゆる企業に靴を作ってほしいと頼んだところ、Reebokからだけ返事がありました。しかし、レーザースキャンなどして特別な型を作る必要があるため16,000ドルかかるとのこと。これは日本円にしておよそ128万円!当時、大学生だったイゴールさんには払えるわけもなく、渋々あきらめることに。

そんなイゴールさんを救ったのが、インターネット。今年3月、寄付を募るウェブサービス「go fund me」に投稿し、募金を始めました。すると反響を呼び、4週間で3万ドル(240万円)も集まったのです!目標金額を二倍も超えた後もドネーションは続き、4月には320万円を突破。述べ1300人以上が賛同しています。

donate
「go fund me」サイト

これに対してイゴールさんは「こんなにたくさんの人々が応援してくれているなんて信じられません。みなさん、本当にありがとう」と語っています。全くの他人に親切心から寄付をする人が千人もいるなんて、素敵ですね。

以前、あるカフェで親切の連鎖が起きた話を紹介しましたが、読者の方からは「私も恩送りを実践したい」「優しい気持ちを大切にしたい」という感想をいただき、多くの人が「親切をしたい」という気持ちを強く持っていることを実感しました。日本でも、困った人をクラウドファンディングで助けられることが浸透していくといいですね。

(Text:木村絵里)

[via GOOD]

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