アメリカ・ミシガン州のデトロイト郊外にあるプリマスという町で、30年以上もRibar Floral Companyという花屋を営むLori Morrison(以下、モリソンさん)は今年、あるマイプロジェクトを始めました。
その名も「Good Job Bouquet」。どんな小さなことでも地域に貢献した人を毎週ノミネートし、ブーケをプレゼントするというもの。
この町には私を助けてくれた人がたくさんいる。これまでに私に親切にしてくれた人たちに恩返しをしたい。
モリソンさんは、そんな思いから始めたそうです。
ノミネート対象となるのは誰かを手伝ったり親切にしたり、地元にいい影響を与えた人。例えばいつも当たり前のように思っているけれど毎日手紙を届けてくれる郵便配達のお兄さんかもしれないし、ご近所さんの犬を代わりに散歩に連れて行ってくれた人など、誰でも”受賞”される可能性があります。
地元メディアでも注目され、こちらのニュース番組ではブーケを受賞者に届けに行った様子が伝えられています。
またミシガン州は人口の15%が貧困層で治安も悪いので、「この取り組みを通して少しでも町がよくなれば」という思いもこめられているようです。
「サンキューカードってあるけど、私は花屋だからカードじゃなくて花束にしたの」とモリソンさん。自分なりの方法で感謝の気持ちを伝えるというのが素敵だなと思いました。
普段、お世話になっている人に改めて「ありがとう」と言うのは恥ずかしいという人もいると思いますが、たまには花やお菓子などと一緒に伝えてみるのはいかがでしょうか?
(Text:木村絵里)
[via GOOD]
同じくアメリカではコーヒーをめぐる”親切の連鎖”が