世界で広がっている「ものづくり革命」のムーブメント、”FAB”。大量生産やマーケット理論に制約されずに、市民が一人ひとりが自らほしいものを創りだすことができる社会を実現しようとする動きです。
そんな“FAB”を実際に体験できるカフェ「FabCafe」が、本日3月7日に渋谷にオープンしました!生まれたばかりのお店を早速取材してきましたので、ご紹介いたします!
FabCafeは、JR渋谷駅から徒歩10分ほど。道玄坂を登り切ったところにお店があります。
ガラス張りの開放的な店内には、手作りのオブジェやアイテムがたくさんあります!
FabCafeの主役は、こちらのレーザーカッター!イラストレーターのデータを持ち込めば、その場で手作りアイテムを作ることができます!カットする素材もいろいろと準備されており、木板、アクリル板、無地のノート、紙など。お好きな素材を選んで“FAB”することができます。
今回の取材では、実際にgreenzロゴを持ち込んで木板に焼いてもらいました!
まずはデータを読み込んでもらって…
レーザーカッターで焼いている途中!
完成品はこちら!データをお渡しして30分ほどで1枚つくってもらえました。表札にできそうです!
もちろんカフェ利用だけでもOKです!嬉しいことに店内には電源&無料WiFiが用意されています。FabCafeの定番メニューになりそうなマシュマロラテがおすすめです。とてもかわいい!
FabCafeは、同じスペースで8月に行われたプロのデザイナーやクリエイター向けの“FAB”合宿がきっかけでした。2日間に渡って行われたこのワークショップでは、デザイナーがレーザーカッターなどのハイテク工作機器を用いると想像もできなかったようなモノが生まれるということが分かりました。
そして、このワークショップのような大掛かりなものではなくてでも「誰でも気軽に来れて、自分のアイデアをそのままカタチにできる場所があったらいいよね」という想いから、このFabCafeが生まれました。
FabCafeは、カフェと工作場のちょうど中間的な存在です。デザインやものづくりに日頃携わっていない人でも、美味しいカフェラテを飲みながら「こんなモノがあったらいいな」というアイデアが生まれれば、その場でカタチにしてもらえる手軽さがあります。
FabCafeをきっかけに“FAB”の楽しさに気づけたら、FabLab鎌倉に行ってみたり、ワークショップに参加すると、より深い“FAB”の世界を知ることができそうです。私たちの日常生活に近い「カフェ」だからこそできる、魅惑の世界への誘い方と言えるかもしれません。
今後、FabCafeから生まれてくるアイテムが楽しみです!ぜひみなさんも、カフェを楽しみながら自分のアイデアを“FAB”してみてくださいね!
“WHAT DO YOU FAB?”
グリーンズも企画協力!これからのものづくりを考えるシンポジウムに行ってみよう!