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古来、小田原は、山・川・海・農地・里山といった、自然環境に恵まれた地域でした。
自然の恵みの中で、小田原の人々はまじわり、あきない、暮らしてきました。
例えば、かつて小田原では、毎年数十万尾のブリが獲れました。
その大漁のブリは、いまは見る影もありません。山から川を通じて海に流れ込むだいちの養分を、伐採やダムによる水の堰止によって、妨げてしまったからです。
人が便利さや快適さを追求する中で蔑ろにされてきた「いのち」は、自然にも、そして私たち自身にも跳ね返ってきています。
そのことは、3.11の原発問題でも明らかになりました。
効率が良い、コストが安いとして、私たち自身が使ってきた原子力は、メルトダウン、放射性物質の流出、廃棄物など、地球環境やわたしたちの未来に、大きな影を落としています。便利で安いと使っていた原発の代償は、いったい何だったのでしょうか。わたしたちは、これまではお金やモノをたくさんもっていることを、効率が高いということを「豊か」と呼んできました。その「お金」「効率」のものさしを「いのち」のものさしへと変える時が来ているのかもしれません。
このような問題に対し、今こそ一人一人が考えることが重要です。
きたる11/19-20、日本中からおだわら環境フォーラムに識者が集います。フォーラムでは、小田原の環境問題を一元的に把握できる場として、そしてご来場頂きました皆さまが、様々な環境への取組に参加して頂ける契機として、数々のシンポジウム・ワークショップ・展示をご用意致しました。
この機会に、志民ひとりひとりのちからで、小田原の環境を考え、小田原の、ひいては日本・地球の未来づくりをしていきませんか。
まずは、ご来場、お待ちしております。詳しくはコチラ
【タイトル】おだわら環境志民フォーラム~森の再生からブリの来るまちへ~
【会期】2011年11月19日(土)~20日(日)
【開催時間】11月19日(土) 9:30~17:00
11月20日(日) 8:30~16:00
【会場】小田原市生涯学習センターけやき
【内容】(1)シンポジウム(講演・対談)
身近な自然環境との共生について森里海連環をテーマとした講演
放射能問題を踏まえエネルギー地域自給循環をテーマとした講演
(2)ワークショップ&フェア
環境改善活動団体の活動紹介(パネル展示、ポスター展示)
(3)組織づくり・ネットワークづくり
環境改善活動をするアクショングループ紹介等
【入場料】無料
【主催】小田原市・おだわら環境志民フォーラム実行委員会
【後援】林野庁・関東森林管理局/環境省関東地方環境事務局/神奈川県/箱根町/真鶴町/湯河原町/小田原教育委員会/小田原箱根商工会議所/小田原市観光協会
【協力】特定非営利活動法人ものづくり生命分化機構/特定非営利活動法人ガイア・イニシアティブ/おだわら森林・林業・木材産業再生協議会
【特別協力】国際森林年国内委員会事務局
【お問い合わせ】0465-33-1476(小田原市環境政策課内)