4月22日〜23日に行われた、アースデイ東京2006。この日本最大の環境イベントが、どれほどリサイクルし、どのくらい環境に負荷をかけたかを「アースデイ東京2006報告書」において数値の形で初めて公開した。この取り組みは、アースデイ東京2006の協賛企業である株式会社山武の協力により実施された。
そのなかでも注目なのが、企業の環境問題に関する報告書でもよく使われる、「JEPIX」の値が算出されたこと。「JEPIX」とは、「日本における環境政策優先度指数」で、CO2排出量など、種類の異なる環境負荷量を、環境影響ポイントに換算して評価する。
アースデイ東京2006のJEPIX値は8700ポイント(2日間、代々木公園会場のみ)。これは、CO2発生量にして、一般家庭600世帯の1日分となった。
また、アースデイ東京では、食事に使うお皿を洗って再利用している。使い捨て容器を使った場合と再利用した場合、CO2の排出量にして、7%少ないことがわかった。これは、リユースする回数、リユース食器を持ってくる場所、洗浄工程での環境負荷を工夫することによって、もっと削減できることがわかっている。
その他のデータ
アースデイ東京2006
●来場者数 10万人(2日間、代々木公園会場)
●CO2排出量 2578kg
●ごみの総量(代々木公園会場)
可燃 377.3kg
不燃 142.4kg
(以下すべてリサイクル)
ビン 257.9kg
カン 187.6kg
ペットボトル 49.1kg
古紙 149.8kg
生ごみ(すべて堆肥化) 74.5kg
●使用エネルギー消費量(代々木公園)
軽油(飲食エリア) 305リットル
液化石油ガス(飲食エリア) 370リットル
VDF(バス・野外ステージ) 186.9リットル
液化石油ガス(備品輸送) 0.112リットル
アースデイ東京 公式ホームページ
http://www.earthday-tokyo.org/