千葉県いすみ市の中滝アートビレッジ（元グリーンズ森の家）にて、オープンハウスが企画されています！（オープンハウスとは、一般的に販売不動産の見学会のことを指しますが、森の家では、実際にそこでの暮らしを体験することができる機会として、オープンハウスを位置づけています。）

オープンハウス企画者は元greenz.jpインターンの畠山千春さんとgreenz.jpファウンダーの松原宏美さん。お二人は以前グリーンズでもご紹介した中滝アートビレッジに暮らしています。

「森での生活の魅力を都会に住むみなさんにも知って欲しい。今後の暮らしの選択肢として自分たちのライフスタイルを参考にして欲しい。」

そんな千春さんの思いから、森の家オープンハウスの企画が始まりました。今回は、トライアルという形で、森の家での暮らしを体験してきました！

●まずはオープンハウスでの体験を簡単にレポート！（※内容は受入時期により異なり、都度相談という形になります。）

私たちを迎えてくれるのはこちらの部屋。

いすみ市へは都心から電車で約２時間。車だと１時間半程度で行くことができます。

まずはブラウンズフィールドにて美味しいマクロビオティックランチをいただき、近所の子どもとツリーハウスで遊びました。ブラウンズフィールドは、WWOOFのホストとして若者を受入ながら、オーガニック野菜の栽培からカフェの経営まで多方面にわたる活動を通じて、マクロビオティックを中心とした自給自足のライフスタイルを提案しています。

その後、森の家へ移動。ビレッジ内を案内していただきました。

ビレッジ内にはバーやインドカレーのお店もあります。

森の家の近くにもツリーハウスが。今は使われていませんが、これから整備して活用していきたいとのこと。

夜は森の住民のみなさんとBBQ。森での生活のことや、11月にビレッジ内で行われるフェスの話題で盛り上がりました。みなさんの「豊かな自然を守りたい」「このコミュニティの人々と協力し合い、丁寧に暮らしていきたい」という強い思いを感じました。

朝は宏美さんによるネイチャーヨガに参加。森の澄んだ空気の中で、気持ち良く体を動かしました。自分が自然の一部になったような感覚でした。こちらのネイチャーヨガ、秋までは定期開講することが決まっているそうです。（詳細はこちら）

森の家での暮らしとは

●千春さんに、森の家での暮らしについてお話を伺いました！

こちらに移住してよかったと思うことは何ですか。

「自分の生活を支えてるひとたちと心地よい関係を築けていること。スーパーの店員さんやオフィスにくる宅急便屋さんと仲良くなったり。暑いときはお茶お出しするんだけど、そうすると代わりに梨をいただけたり。郵便屋さんがくる、じゃなくて、あの田中さんが私に手紙を届けてくれる。その愛情を感じながら生きていられるのって、すごく暖かみを感じて、気持ちいい。」

森での暮らしを始めて、自分自身の中で何か変わってことはありましたか。

「自分自身やさまざまな出来事への向き合い方が変わりました。東京にいたときはあらゆる情報が自分の中に入ってきてそれに翻弄されてしまうことがあったけれど、ここでは物事を考えるものさしは、自分の価値観と、自分が信頼できるものだけ。こうした感覚を持てるようになったのは、自分にとってとてもよかったです。それから、無理をしなくなりました。朝日が昇ったら起きて、日が沈んだら早く寝るという生活。自分のことを大切にするようになって、毎日が気持ちよく、楽しくなりました。」

今後、この家でやってみたいことは何ですか。

「今、庭を造っています。みんなで食事したりできるスペースにしようと考えています。また、近くで畑を借りることも考えています。あと、ビレッジ内のツリーハウスのお手入れも。オープンハウスに来る人には、よろしければ、是非一緒にこうしたものをつくっていただきたい。楽しいですよ。」

●最後に、森でのオープンハウスの魅力のまとめ！

1．豊かな自然の中で、ココロもカラダもリフレッシュ！

森の家の居心地良さを感じながら、体に良い食事を摂り、よく眠り、ヨガをすることで心身が浄化され、プラスのエネルギーが湧いてきます。

2．現地コミュニティに入れていただける！

ビレッジ内の繋がりをはじめ、千春さんたちの生活の中で築いている人の輪に入れていただくことができます。都会から移住した人の話をきくこともでき、自分たちの暮らし方を考えるにあたって参考になる機会です。

森に暮らすことの魅力は、実際に体験してこそ感じることができます。是非一度足を運んでみてください。これからの季節は紅葉を楽しむこともできそうですね。すぐに移住したりライフスタイルを変えることが難しくても、第２の故郷候補としていってみるのもおすすめです！