いつもお世話になっているお礼の気持ちを表したいとき、ちょっと気風のいいとこ見せたいとき、一緒にいる友達に「ジュース、オゴってやるよ」なんてこと、ありますよね。では、遠くにいるお友達に、ジュースをオゴっちゃうのはどうでしょう?これを実現するユニークな自動販売機の登場です。
米大手飲料メーカー・ペプシコ(PepsiCo, Inc)は、友人にドリンクを贈ることのできる、デジタル自動販売機を発表しました。タッチパネルから、贈りたいドリンクを選び、贈り先の名前や携帯電話番号、テキストメッセージを入力すれば操作完了。贈り先には、ユニークなコードが送信され、このコードを最寄の自動販売機で入力すると、メッセージとともに、ドリンクが受け取れる仕組みです。
また、テキストメッセージだけでなく、自動販売機に搭載されているビデオカメラを使って動画メッセージを送ることも可能。しばらくご無沙汰しちゃっているお友達に、元気な自分の姿を伝えながら、ドリンクをプレゼントできる、というわけ。以前、greenz.jpでもご紹介したマイクロギフトサービス「giftee」の自動販売機版、といったところです。
今回の第一フェーズでは、携帯電話のテキストメッセージ機能を活用した仕組みとなっていますが、今後、第二フェーズでは、ツイッター・フェイスブックとの連動や、iPhoneやAndroidケータイとの連携も、自動販売機の機能に追加することを検討しているとか。ソーシャルメディアネットワークとシームレスに使えるようになれば、ドリンクの自動販売機だけでなく、より幅広い分野にも応用できそうですね。
自動販売機でドリンクを買う、という、ごく日常的な行動で、他の誰かをふと思い出すことができる…。そんな人と人との、新しいつながりを予感させてくれる試みといえるでしょう。
[via Springwise]
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