ししとうは辛くないトウガラシの一種。実の先端が獅子の口に似ていることから、正式には「獅子唐辛子(ししとうがらし)」と呼ばれます。トウガラシの原産は中南米。これがコロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、品種改良の結果、トウガラシの甘味バージョンであるピーマンやパプリカが生まれました。トウガラシが日本に入ってきたのは16世紀。江戸時代にはかなり普及していたようです。
以前このコーナーで紹介したピーマンと同じく、たくさんのビタミンCを含むししとう。その量はピーマンより多く含まれています。ビタミンCには疲労回復効果があるので、夏の疲れを取るのに最適。そのほかにも、高血圧予防、糖尿病予防、整腸効果があります。
“ししとうのにんにく酢炒め”のつくり方
材料
ししとう 10本
にんにくの梅酢漬け 1片 (8月第2週目で紹介)
しょうゆ 小さじ1
菜種油 大さじ2
1.にんにくの漬けたものをみじん切りにする
2.フライパンを熱し、菜種油を入れる
3.(1)を入れ、香りがたったらししとうを加えて1分程炒める
4.しょうゆを入れさっと炒めたる
*採れたてのししとうはあまり炒め過ぎないことがポイント
*編集部味見録*
有機野菜とスーパーなんかで買う季節感のない農薬漬けの野菜との違いは歴然としている。つまり、有機野菜はさほど味付けをしなくても、そのままでも十分おいしい、ということ。今回のししとうも、噛みしめれば噛みしめるほど、ししとう自体の甘みがにじみ出し、やめられない止まらない。自然の恵みを噛みしめながら、お腹いっぱい平らげたのだった。
- 噛むほどにおいしい
※この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
(http://www.organicnavi.com/)とのコラボレーションにより、実現しています。野菜に関するお問い合わせはオーガニックナビまでお願いします。
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