いよいよ11月。この季節の風物詩といえば、「や〜きいも〜」の歌声とともにやってくる石焼いも。というわけで、今週の旬の有機野菜はさつまいもです!
さつまいもの原産地は中米。中米からヨーロッパ、アフリカ、インド、中国へと東回りに広まっていき、1600年頃、沖縄や鹿児島に伝わりました。栽培が簡単で栄養豊富なさつまいもは世界中に定着しましたが、なんと最近では、宇宙で育てる作物の有力候補としてNASAが品種改良をすすめているとか!
今回ご紹介するのは、愛媛の高原で育った甘みたっぷりのさつまいもです。今年は雨が多かったために植付けが遅れ、生産者さんはやきもきしたそうですが、収穫量はなかなかのものだそう。ほっとひと安心ですね。
さつまいもはビタミンB1やビタミンC、カロチンがたっぷり。しかもでんぷんの粒がビタミンを守っているので、加熱してもビタミン類が壊れにくいのもうれしいですね。じゃがいもの約2倍ある食物繊維、そして切った時に断面からしみ出してくる乳液状の白い液体には「ヤラピン」という成分が、お通じに効果があるそうです。
おいしい旬のこの季節、おやつはさつまいもがオススメです!
サツマイモの甘煮
ー材料ー
サツマイモ 2本
昆布 3g
水 100cc
醤油 30cc
てんさい糖 30g
みりん 20cc
白胡麻 5g
ー作り方ー
1、サツマイモを一口大に切る。
2、出汁を一晩昆布を水に漬け込む。
3、2を火にかけサツマ芋を加える。
4、3に醤油、てんさい糖、みりんを入れて弱火にかけ、
水分がなくなりつやが出るまで煮込む。
5、最後に煎った胡麻をふり入れる。
*編集部味見録*
「甘い!」という印象のあるこの料理ですが、てんさい糖をつかうこのレシピは「甘みを引き出す醤油味」。これがなかなかどうして。甘〜いサツマイモとお醤油のしょっぱさが絶妙のハーモニーをかなでています。舌を刺激するお砂糖の甘みを控えることで、野菜の持つ自然の甘みが楽しめるんですね。
この企画「なるほど! 今週の旬の有機野菜」はオーガニックナビ
(http://www.organicnavi.com/)とのコラボレーションにより、実現しています。
野菜に関するお問い合わせはオーガニックナビまでお願いします。
生産者:高原野菜の里(有機野菜生産事務局) 渡部功治さん
有機JAS認定機関:NPO法人 愛媛県有機農業研究会
参考:(独)農畜産業振興機構HP
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