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あらすじ
化学物質過敏症の早苗は、近所のゴルフ場の農薬で息ができなくなり、母と二人で呼吸できる場所を探しに車で旅にでる。しかし農薬や排気ガスで発作を越こし、旅は困難を極める。二人が辿りついたのは標高千m地点でのテント生活。しかしそのテント生活も安全ではなかった。早苗が絶望の淵で生きる希望を失わないのは、かつて水が一滴も飲めなくなった時、命を救ってくれた林檎を作った人に会いたかったからだ。
化学物質過敏症とは
地球環境が危ないと叫ばれている。ホッキョク熊が絶滅の危機にあると報道されている。しかし危ないのは地球や野生動物だけだろうか。実は私たちの身体も、環境に影響を受け、悲鳴をあげている。それが化学物質過敏症だ。
国内に70万人とも90万人ともいわれている化学物質過敏症。早苗は、その中でも最も重症とおもわれる苛酷な状態にある。 100メートル先の煙草の煙に呼吸困難を起こし、自分が臼を弾いて作ったうどんしか食べることができない。カメラが近づいても息がく苦しい。呼吸困難、昏睡、転倒、電磁波過敏、早苗の苛酷な症状をカメラは追った。
そして、かつて早苗が水が一滴も飲めなくなり生命の危機に瀕した時、早苗を救ったのは現代医学ではなく、無肥料無農薬の林檎(りんご)だった。
その林檎(りんご)は木村秋則が17年の苦闘の末に、実らせた林檎だった。
世界で初めて化学物質過敏症を描いたドキュメンタリー
このお話は化学物質に侵された女性が自然栽培の林檎(りんご)で命を繋ぐことが出来たメルヘンともいえる。
昨年、国は保険の病名登録を認めたが、診断できる医師はごく少数しかいない。重症になると仕事にも就けず、学校にもいけない。家族にすら理解されず、追いつめられていく化学物質過敏症の人たち。一人でも多くの人に、この病気の恐ろしさを知ってほしいと自分の苛酷な症状を撮影させてくれた早苗の勇気あるドキュメンタリー。これはSFではない。現実なのだ!
一回目:10時30分~12時30分
二回目:13時30分~15時30分
三回目:19時~21時
※ただし、一回目は化学物質過敏症の方と家族のための上映で、一般の方は入れません
場所:北沢タウンホール
住所:155-8666東京都世田谷区北沢2-8-18
電話:03-5478-8006