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発電するスタジアムでスポーツ観戦もエコになる!

greenz/グリーンズ worldgames2009

太陽の下でスポーツ観戦をするというのはなんとも気持ちがいいものですが、それでさらに太陽光発電まで出来てしまったらすごいと思いませんか?今年“ワールドゲームズ”が行われる台湾の高雄にそんな素敵なスタジアムが完成。しかも設計したのはあの伊東豊雄さん!行ってみたくないですか?

“ワールドゲームズ”というのは、夏季オリンピックの翌年にオリンピックでは採用されていない競技の世界最高レベルの大会。その競技にはボウリングやビリヤード、フィンススイミング、空手、水上スキーなどがあるのだが、今年7月の第8回大会は台湾の高雄で行われる。

この大会自体もおもしろそうなのだが、さらに注目なのがこの大会のために新たに建設された高雄ワールドゲームズ2009メインスタジアムだ。このメインスタジアムは1万8000平方メートルの屋根を持ち、そのうちの1万平方メートルに太陽電池を内蔵したガラスを使用されている。ドイツなどにもソーラーパネルを設置したスタジアムはあるが、ここまで大規模なものは世界に類を見ない。

このスタジアムを設計したのは日本の建築家伊東豊雄氏や竹中工務店などが参加した設計チーム、曲面の屋根にびっしりとソーラーパネルを設置するという画期的な方法で見た目にも非常に美しい。このスタジアムはFIFAのカテゴリー1の基準にも準拠し、将来的にユニバーシアードやアジア大会の誘致も目指すという。

この屋根による発電量は年間約110万kWhと見込まれ、CO2の削減量は660tに及ぶと予想される。2008年の日本のプロ野球のオールスターゲームではグリーン電力が購入されたが、そのとき1試合に必要な電力は1万2000kWhと計算された。だとしたら、このスタジアムは約100試合分の電力を生み出すということになる。

台湾に先を越されたけれど、東京ドームも、ナゴヤドームも、他のドームもぜひ屋根にソーラーを!

太陽光発電システムを導入する。

ソーラーキャップをかぶってスポーツ観戦