みなさん、こんにちは。greenz.jp編集長の増村江利子です。2025年10月から12月までの3ヶ月分の活動をまとめて、「季刊グリーンズ」としてグリーンズの”いま”をお届けします。
12月末時点のgreenz people数は、575名。いつもグリーンズをあたたかく見守っていただき、本当にありがとうございます!また、日本各地に「一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間」が少しずつ増えていることを、とても嬉しく思っています。
私たちが日々、greenz.jpというメディアを通じた活動ができているのは、みなさんのおかげです。心からお礼の言葉をお伝えしつつ、グリーンズの活動内容や様子をご報告します。
greenz.jp編集長 江利子からのメッセージ
年始の会議で、「ソーシャルメディアから、ソーシャルエンジンへ」という言葉をグリーンズメンバーに伝えました。メディアを真ん中に置くことはこれからも変わらないけれど、いまのままで、その先の進化がなかったら生き残れない。そんな思いがあるんです。だから、メディアをどう、はみ出すか。どう、越えるか。
ソーシャルエンジンを具体的な言葉で置き換えると、私たち自身が社会を動かす動力源になる、ということです。まず自分たちが動く、ということ。そうした態度と実践を、大事にしたいと思っています。
Webマガジン『greenz.jp』と、グリーンズのポッドキャスト番組『生きる、を耕すラジオ』、また会員向けの冊子『生きる、を耕す本』。こうした既存のメディアだけでなく、秋田県・五城目町で開催予定の「野生生物との共生に関する会議」や、東京都・神田錦町の「ちよだプラットフォームスクウェア」の屋上にインセクトホテル(昆虫のためのホテル)や水生昆虫のための簡易的な水場をつくるといった企画が進行中です。
これからも、一つひとつのグリーンズのアクションを見守っていただけたらと思います。
グリーンズ共同代表 正太郎からのメッセージ
あけましておめでとうございます。今年は「greenz.jp」創刊20周年のアニバーサリーイヤーとなります。創業者たちが2006年に創刊したメディアを、第二世代として哲学も継承しながらも、グリーンズとして新たな価値を生み出すフェーズに転換するべく頑張ってきたこの数年でした。
2月末には待望の書籍『リジェネラティブデザイン』が発売予定です。たくさんのライターさん・カメラマンさんとともに全国の実践者を取材した記事を、編集長自ら再編集と加筆をした本です。どうぞ楽しみにしていてください。前著『ソーシャルデザイン』から14年。新たな風を起こしていきたいです。
求人サイト「WORK for GOOD」も2年目で会員登録4000名を超えました。心から意義を感じる仕事に就く人をもっともっと増やしたいです。今年は特集企画、キャリアプログラム、直接的な採用支援に注力してできることを増やしていきます。
今年もグリーンズの活動を応援いただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
数字で見るグリーンズ
greenz.jpの記事数:39本
(内、greenz peopleのみなさんの支えによって掲載した記事:24本)
PV数:315,952
イベント数:8件
(内1件は、リジェネラティブデザインカレッジ受講生限定企画)
イベント参加者総数:107人
(リジェネラティブデザインカレッジ受講生限定企画は除く)
10〜12月公開で最も読まれた3つの記事はこちら
【「食べられない」を「超おいしい」に変える魔法。干し柿のつくり方】
いも、栗、かぼちゃ、サンマに銀杏、そして新米。おいしいものが実る恵みの秋には、ひと手間かけて、しばらく楽しめるおいしいものをつくってみませんか。 たとえば、干し柿はどうでしょう。
柿は、もともと全てが「渋柿」で、甘柿は突然変異で誕生したものだとされています。柿の歴史は古く、なんと平安時代の書物や法典に“干して甘くした柿”を献上していたことが書かれているのだそう。渋柿を干していた1200年前の人たちは、一体どんな思いで干し柿をつくっていたのでしょうか。古代へのロマンを胸に、干し柿をつくってみましょう。

「食べられない」を「超おいしい」に変える魔法。干し柿のつくり方
【鎌倉時代から続く大分の山主「田島山業」。森林の価値を最大限引き出し、届ける“森の関係デザイナー”という働きかた #求人】
「善いこと」と「稼ぐこと」を両立できる仕事は、この世の中、非常に限られていると感じます。例えば林業は、山を健全な状態に保ち、適切に環境を守りたいと思いつつ、続けていくためにはたくさん木を伐って、市場で売らなければ対価は生まれません。木の価格は経済合理性のなかで変動し、伐採の手間や育林に費やした年月、土砂災害を防ぐ機能や生物多様性の回復といった価値は、往々にして市場の外へこぼれ落ちます。
「善いこと」を事業に翻訳するのは人の手であり、日々の積み重ね。現場と机のあいだを往復し、見えにくい価値を見えるかたちにし、関係者と合意を育てる。そんな「森を守る」こと自体を事業にした新時代の林業を実践しているのが田島山業です。

鎌倉時代から続く大分の山主「田島山業」。森林の価値を最大限引き出し、届ける“森の関係デザイナー”という働きかた #求人
【耕作放棄地を、自由がはじける公園に!「Soil to Soul FARMPARK KAMOGAWA」を手がけた井上隆太郎さんが見据える、子どもたちと里山の未来】
一般社団法人Soil to Soulが運営する「Soil to Soul FARMPARK KAMOGAWA」は、なんと、耕作放棄地を公園のように生まれ変わらせたフィールド。雑草ではなくハーブやエディブルフラワーがいきいきと育ち、子どもたちが思い思いに走り回る……。実際に足を運んでみると、もともと耕作放棄地であったことが信じられないような美しい風景が広がっています。
他にない取り組みは、どのようにして実現されたのか。Soil to Soulのメンバーであり、株式会社苗目の代表取締役でもある井上隆太郎さんにお話を伺いました。

耕作放棄地を、自由がはじける公園に!「Soil to Soul FARMPARK KAMOGAWA」を手がけた井上隆太郎さんが見据える、子どもたちと里山の未来
greenz.jpに掲載した記事一覧

2025年10月
・いのちと土をめぐる対話。藤井一至さんと中村桂子さんが語る、生きものとしての人間の未来
・森への愛は遺伝する。流域のまちで暮らす人たちと森の価値を分かち合い、次世代へと継ぐ岡崎市の地域商社「もりまち」 #求人
・誰かの「本気」が社会を動かす。私たちは意思をもって激しく燃え上がるキャンプファイヤーのような火でありたい【NPO法人グリーンズ14期活動報告】
・海を守るために、海をつくる。釣り人・漁業者・行政に、都市部の企業も加わり挑む熊本県上天草市の「アマモ場再生」への道
・一人ひとりがカラフルに生きるために。宮本亞門さんの演劇ワークショップや経験者・支援者の声で、これから歩む道を照らした「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン in 神奈川」
・大規模で行う不耕起有機栽培を広める、ひいては地球環境を改善するために。手段としてのビールづくりに取り組む「RIKKA」の“小さな挑戦を積み重ねる”歩み方
・「食べられない」を「超おいしい」に変える魔法。干し柿のつくり方
・見えない人を、“見える旅行体験”に誘う物語を。ソングライターと視覚障害者の共創による、想像力を刺激する観光案内「Tennessee Sound Sites」
・採用基準は、社会課題解決への強い思い。ソーシャルビジネスの最前線に立つボーダレス・ジャパンが貫く採用哲学【パーパスで出会う、会社と人】
・オンライン卸売市場で産地とスーパーをつなぎ、日本の生鮮流通のあり方を問い直していく。「みらいマルシェ」井口大輔さんが、スーパーにこだわる理由
・都市の隙間に”かつてそこに存在していた森”を再生していく。「Comoris」が試みる、ストリートから東京の土壌を健やかにする “アーバンシェアフォレスト”というデザイン
・これからは、キャリア教育を通じて地域社会をつくりたい。第二世代になった「JAE」が実践した組織改革と、根っこにある変わらない姿勢
・畑は教育と実証の場。鴨志田農園が標榜する、ゆるやかで確実な社会変容
2025年11月
・社会課題の解決は「みんなで一緒に」のマインドセットで。支える人・支えられる人がともに成長する「ベンチャー・フィランソロピー」って?
・ガザへの攻撃は、どうして続くのか。映画『ネタニヤフ調書 汚職と戦争』から、世界の権力構造について考える
・鎌倉時代から続く大分の山主「田島山業」。森林の価値を最大限引き出し、届ける“森の関係デザイナー”という働きかた #求人
・椅子に座って、試験を受けるだけが教育じゃない。教育のあり方を再想像するムーブメントEcoversityの提唱者Manish Jainが問い直す「これからの学び」
・森との向き合い方は、ひとつじゃない。さまざまな立場の人が“正解のない問い”を持ち寄り、共通資本としての森を捉え直した「森のカンファレンス」
・キャリア転向から3年。奄美大島Pole Poleで始まる、国産バニラの夜明け
・震災だってコロナだって、なんとかなるし、なんとかする。「たべるとくらしの研究所」安斎伸也・明子夫妻の、変化を楽しむ人生サヴァイヴ術
・耕作放棄地を、自由がはじける公園に!「Soil to Soul FARMPARK KAMOGAWA」を手がけた井上隆太郎さんが見据える、子どもたちと里山の未来
・「やりたい」が重なれば、まちは動き出す。地域活動拠点「FUTAHOME」からはじまる、双葉町の二歩目
・あるものに目を向ければ、まちはもっとおいしく実る。「みかん、食べたいなぁ」から始まった「湘南のきさきフルーツプロジェクト」、そのつながりの物語
・声にならない叫びを社会につなぐ。龍谷大学・深尾昌峰さんに聞く「運動体としての非営利組織の役割とは」
2025年12月
・「地球のすべてはつながっている」というものさしで社会課題を捉えよう。「エシカル協会」末吉里花さん・エバンズ亜莉沙さんが次の10年でめざす“次世代へ伝える役割”への思い
・“自治” のあり方を再発見し、社会そのものをつくる実験。ローカルで自律・協働・循環を同時に試す、1週間のポップアップビレッジ「kuu village」
・大熊町から最高のグローバル教育を全国に。小さな町から教育格差の解消を目指すin the Rye株式会社の大きな挑戦
・そのフォトジャーナリストは、最期まで希望を失わなかった。ドキュメンタリー映画『手に魂を込め、歩いてみれば』が伝えるガザでの暮らし、人生のきらめき
・熱量のあるもの同士をかけ合わせ、筋肉質なまちへ。鹿児島・錦江町とエーゼロが「ローカルベンチャー」で築く、挑戦の連鎖が絶えない未来
・ビジネスは万能ではないし、社会課題の解決に最短ルートであるとは限らない。「ボーダレスファウンデーション」田口一成さんが挑む、非営利だからこそ生み出せるインパクトの実現
・子どもたちの絵から読み解く、虐待のサイン。ビッグデータと専門家の分析で見守りを支えるアプリ「Safe Sketch」
・起業家を支え、地域を盛り上げる。福島のビジネスをバックアップする「H.T.Coast」が描く未来
・それでも、意義を唱える。ドキュメンタリー映画『バーバラ・リーの闘い~権力を恐れず真実を~』で触れる、たった一人でも声をあげる勇気
・「ただ一緒にいたい」と思える仲間と描く地域の未来。富士山の麓で“かえる場所”をつくり続ける——かえる舎という仕事
・教育でもビジネスでも未来がある。カプール夫妻が世界中の移住先候補から大熊町を選んだわけ
・日本初のリジェネラティブ・オーガニック認証が誕生。仁井田本家が醸したパタゴニアの自然酒「やまもり2025」が拓く、生態系再生の未来
・“色”を手がかりに、繊維はもう一度生き返る。工学とデザインで新たな循環をつくる「colourloop」の挑戦
・「買う人」から「関わる人」へ。修理する権利をひらき、モノのと対話を生み出す「Philips Fixables」
・ここは、大切なことに気づかせてくれる場所。「ふたばプロジェクト」が見つめる、双葉町の現在地
開催イベント一覧
2025年10月
・2025.10.06 「パーパス転職とわたし」公開収録イベント:ゲスト 峯美紀子さん(ボーダレス・ジャパン)(参加人数:27人)
・2025.10.19連載「暮らしの変人」取材ツアー:竹の数学者・日詰明男さんに竹の集落でインタビュー!「疲れない階段、五角形の街。自然界の法則がひらく暮らしの可能性」(参加人数:7人)
・2025.10.31 「パーパス転職とわたし」公開収録イベント:ゲスト 市川雄也さん(やまとわ)(参加人数:22人)
・2025.10.26〜全4回 まち歩きライターの教室 岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座」第5期(参加人数:20人)
・2025.10.16〜全3回「森と暮らし」の魅力を知る人へ・R7年度Forest Styleナビゲーター養成「作文」講座(参加人数:10人)
2025年12月
・2025.12.05 「パーパス転職とわたし」公開収録イベント:ゲスト 本間英規さん(paramita)(参加人数:11人)
・2025.12.10 「パーパス転職とわたし」公開収録イベント:ゲスト 藤居料実さん(UMITO Partners)(参加人数:10人)
・2025.12.16-17【リジェネラティブデザインカレッジ受講生限定企画】リジェネラティブツーリズム in 阿蘇(冒頭の写真は、阿蘇ツアー中のひとこま)
「一人ひとりの暮らしから社会を変える仲間」を募集中!
あらためて、いつもgreenz.jpをご覧いただきありがとうございます!
非営利メディア「greenz.jp」は、2006年7月の創刊から、寄付会員「greenz people」のみなさんの支えによって、7,500本以上の記事を制作し、無料で公開してきました。
グリーンズの記事やイベントを通じて価値観や暮らし、仕事が変わったという声を伺えることも増えてきて、greenz peopleのみなさんからのご支援が、「一人ひとりの暮らしから社会を変える」ことにつながっているように思います。
「生きる、を耕す。」を合言葉に、一人ひとりの暮らしを通じた行動が社会を変えていくことを目指して、新しい時代に必要な価値観やメソッドをお届けし続けるために、新たな仲間も募集中です!
グリーンズの探求本「生きる、を耕す本」や、限定メールマガジン、参加型編集部など、greenz peopleのみなさんだけにお届けする企画もご用意しています。
この機会にgreenz peopleへの参加を検討いただける方は、ぜひ以下より詳細をご覧ください!
