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空いている土地を見つけたら、すきま農業始めよう。

Creative Commons. Some Rights Reserved. Photo by viernullvier

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最近は、自分で野菜を育ててみたいとか、ちょっと農業体験してみたいという人が多いと聞く。でも、都会や住宅街に住んでいたら、ベランダーになるか共同農園を借りる以外の方法は、意外と思いつかないだろう。そのような“育てる人”候補者たちと、“土地を貸す人”を結びつけるために、組織的に動いているのがイギリスのLandshareだ。

Landshareの目的は、イギリスの土地をより生産性の高いものにし、地元の新鮮なフルーツや野菜を入手しやすくすること。Landshareには4つの関わり方がある。

  • Grower(育てる人)
    フルーツや野菜を実際に育てる人。

  • Landowner(土地を貸す人)
    Landshareに貸すことができる小さな土地を持っている人。自分の家の裏庭や、屋根の上や、駐車場でも構わない。

  • Land-spotter(土地を探す人)
    自分の近所でLandshareできそうな土地を探す人。農地だけでなく、教会や公民館の周りの土地のような、穴場の小さな土地を探す。

  • Facilitator(後援者)
    Landshareの関係者をサポートする人。ミーティングへの出席、デスクワークのお手伝い、パソコンやパソコンスキルの無い人のヘルプ、フルーツや野菜を育てたことが無い人へのアドバイス、などなど。

重要なのはもちろん、“Grower(育てる人)”と“Landowner(土地を貸す人)”が沢山登録してあること。現に、ただいま大募集中である。

それだけでなく、“Land-spotter(土地を探す人)”や“Facilitator(後援者)”もいるところが、この組織のポイントとなりそうだ。実際に一人でプチ農業をやってみても、手が回らないこともあるだろうから、そこをサポートしてくれるというのはありがたいはず。

雑誌の巻頭で農業特集が組まれるくらい、日本でも農業への関心が高まっている。実際、自分で野菜を作ってみると、安心して食べられるし、味が濃くて美味しいし、なんだか日持ちもするような気がする。都会に住んでいては味わい難い農体験をすることも、付加価値としてはかなり大きい。

Landshareは2009年から正式スタートしているようなので、このやり方が成功したら、日本でも同じような仕組みを導入してみるといいかも。イギリスも日本も同じくらい国土が小さいのだから、楽しみながら有効活用していかなきゃね。

明日からベランダーになる