リッチー・マッデン子供基金(Richie-Madden Children’s Foundation )は、アメリカのテレビタレント・ニコールリッチーとそのパートナー・ジョエルマッデンが2007年に設立した財団。この地球に生まれた子供たちを守ろうとする彼らの真摯な取り組みは、アメリカ国内のみならず、世界中の人々のココロを動かす大きな原動力になっている。
それでは、実際にどのような活動を行っているのか見てみよう。
世界中の子供たちに光と笑顔を!
彼らは、この思いから、世界の子供たちが現在直面する深刻な問題に目を向け、ユニークなイベントなどを通じて、積極的に活動している。
メッセージ付の寄付活動 「Text CHILD to 90999」
Richie-Madden Beyond Shelter – To Donate Text CHILD to 90999
シンプルなメッセージとともに、子供たちの生活を変えよう
リッチー・マッデン子供基金では、テキストメッセージとともに寄付を行うというユニークなシステム「Text CHILD to 90999」を導入。テキストごとの寄付金は5ドルで、電話代に上乗せして徴収されるという初めての試みだ。「Text CHILD to 90999」で集まる寄付金は、ロサンゼルスにあるホームレス支援施設・Beyond Shelterの遊び場設置に充てられる。現在、この施設では175人の子供たちが暮らしているが、施設内に遊び場がなく、コンクリート広場を遊び場代わりにしている状態。リッチー・マッデン子供基金は、住環境改善の第一歩として、子供たちに安全な遊び場をつくりたいと考えている。
「毎日25,000人もの子供が死んでいく」という現実に立ち向かう
MySpace Exclusive – Joel Madden travels to Africa with UNICEF
絶対”子供の死をゼロ”にする!
2008年11月、ユニセフ(UNICEF)の大使として中央アフリカ共和国を旅したジョエルは、かつてない衝撃を受ける。笑顔と希望に満ち溢れた多くの子供たちとの出会いに感激するも、彼らの明るい笑顔とは全くかけ離れた現実・・・。食糧、水、医薬品という、あって当たり前のものが不足しているばかりに、毎日25,000人もの子供が死んでいく。そんな現実を目の当たりにしたジョエルは、早速この問題に取り組む。リッチー・マッデン子供基金では、ユニセフアメリカ基金(US Fund for UNICEF)の「Believe in Zero」(子供の死をゼロにするぞ!)を通じて、オバマ次期大統領に宛てた請願書への署名活動を実行中。この悲惨な問題にアメリカが主体的に取り組むよう訴えている。
コンゴの女子を救え!
リッチー・マッデン子供基金が取り組んでいるもうひとつの課題。それは、コンゴの女性や少女をレイプなどの暴行から守ろうという活動だ。政情不安が続くコンゴでは、現在、多くの女性や少女がレイプなどの暴行に遭っている。リッチー・マッデン子供基金は、次期大統領に向けた請願書への署名活動を行う「Raise Hope for Congo」(コンゴに希望を!)に賛同し、彼らの署名活動を積極的にサポートしている。
ハリウッドで活躍するセレブをはじめ、エンターテイメント業界で活躍する有名人のエコ活動がめざましい今、企業のCSRならぬ、セレブのCSR(Cerebrity Social Responsibility)が問われる時代が近づいているのかもしれない。