コロナ禍まっただなか。日毎に情報が更新される落ち着かない日が続き、特にマスクや消毒液をめぐっては、自宅でどのくらい備えるべきかと考えている方も多いかもしれません。今回は、自宅にありそうなもの(もしくは手に入りやすいもの)でつくる、フェイスシールドをご紹介します。
デザイナーの太刀川英輔(たちかわ・えいすけ)さん率いる「NOSIGNER」は、パンデミック対策として有効な情報を集約したウェブサイト「PANDAID」を立ち上げ、有志メンバーによる情報発信を開始。4月20日に発表したこのフェイスシールドのつくり方は、簡単で、安価で、かつ安定感あるクオリティとして話題になりました。
まずは30秒余でつくる、太刀川さんの実演をご覧ください。
そう、これはあの、書類やプリントを入れるクリアファイルを活用したもの。誰の家でも余らせてそうな、もしくは、新しく購入するとしても入手しやすいものが活かされていることが素晴らしいですね。
実際にやってみたところ、とても簡単につくることができました。
まずはPANDAIDのフェイスシールドページから型紙をダウンロードして出力し、透明なクリアファイルとハサミを用意します。型紙をクリアファイルに入れ、CUTとハサミのマークで示された3箇所を切れば、もう完成です。
一点だけ、通常のクリアファイルとは使用する上下が逆さになので、ハサミを入れる前に、型紙の向きが正しいかどうかを確認しましょう。
ウィルス対策が必要な場所で使う場合、フェイスシールドも使い捨てにする必要がありますので、安価で手早く自作できる、ということはとても重要です。有事のときでも、発想力とクリエイティビティを忘れずにいるのが大事ですね。
「PANDAID」では編集作業および、日本語と英語に加え、多言語の翻訳を募集するほか、運営のための寄付も受付中です。詳しくはPANDAIDのウェブサイトをご覧ください。