こんにちは!グリーンズの正太郎です。
新年1発目のgreen drinks Tokyoは、オランダ・アムステルダムに暮らしながら、現地で最前線の「サーキュラーエコノミー」や「サステナビリティ」を探究している安居昭博さんが日本に帰国されているということでスペシャルゲストにお招きしました!
2019年は日本国内でもSDGsやサステナビリティが話題に上がることが増えてきましたが、本質的な取り組みはまだまだ限定的に感じています。
再生可能エネルギーの普及をはじめとした脱炭素化の動きはヨーロッパで先進的に取り組まれていますが、特にオランダ・アムステルダムでは再エネにとどまらず、循環型社会・サーキュラーエコノミーの実現を「政策」として据えており、民間ビジネスの支援、また公民連携の事業創出などが積極的に行われています。オランダ全土の人口は1700万人、アムステルダムの人口は82万人。国土は日本の1/10ということで、決して「資源」に恵まれているわけではない国だからこそ「持続可能な社会」を本気で考え、未来のための舵切りを行っているのだと思います。その政策や、目指す経済のあり方に日本が見習うべきことは多いのではないでしょうか?
今回、めったに日本でお話を伺えない安居さんには「アムステルダムで今、起きていること」を余すことなく話していただく機会にしようと思っています。そして、後半は参加者の皆さんからリアルな相談をもらいつつ、安居さんも交えて解決策を考えたい。
時間も限られているため「サーキュラーエコノミーって?」という前段の話は割愛するかもしれません。ですので、彼の記事(以下)などを読んでぜひ予習をして臨んでもらえれば嬉しいです!
https://circularinitiatives.com/about_circular_economy/
ここで、安居さんから意気込みのメッセージを頂きたいと思います!
日本でもサーキュラーエコノミーが注目を集めていることが伝わってくる一方で、欧州で今議論の的になっているようなテーマが日本ではあまりディスカッションされていないように感じている部分もあります。ドーナツ経済の採用やGDP以外の国際指標の形成、脱化石燃料 / 脱原発と再生可能エネルギーの推進、グローバル企業も廃棄物やサプライチェーンの情報公開により「ビジネスの透明化」を行い、その透明化を一定以上達成した企業間同士で新しい形でのパートナーシップが形成されている点、将来的には「アップサイクル」がもはやサスティナブルとは見なされなくなるヴィジョン、「アーバン・メタボリック」について、マテリアル・フローアナライシスの重要性など。
来年以降日本でもサーキュラーエコノミーが広まる予兆を感じていますが、こうした国際的な議題や共通認識が共有されて広まるか、共有されないで広まるかによって、日本の今後のサーキュラーエコノミーの質に大きな影響を及ぼすと感じています。
現状日本では「サーキュラーエコノミー=CSR / アップサイクルビジネス」と捉えている方が多い印象の中、私がオランダで学んでいる最新の情報を共有させていただき、皆さんともアイデアをシェアする中で、日本ならではの取り組みに繋げられるような有意義な時間にできればと思います。皆さまにお会いできることを楽しみにしております!
安居昭博(Circular Initiatives&Partners代表 / サーキュラーエコノミー研究家)
そんなわけで「サーキュラーエコノミー」や「サステナブルビジネス」に関心のある方は奮ってご参加いただければ幸いです!
ゲストプロフィール
サーキュラーエコノミー研究家
1988年12月12日生まれ。東京都練馬区出身。アムステルダム在住サーキュラーエコノミー研究家 / サスティナブル・ビジネスコンサルタント / 映像クリエイター
「世界のアイデアに学び、日本ならではのものを共創する。」をヴィジョンに自身が監修するメディア媒体を通じた発信活動をしつつ、企業向けサーキュラーエコノミー視察イベント開催、ビジネスコンサルタント、アドバイザー、イベント企画を通じサーキュラーエコノミーやサスティナブルなアイデアを国内外へ広める活動に従事している。
http://www.blog.akihiroyasui.com/
司会
NPO法人グリーンズ COO/事業統括理事
1988年4月仙台生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。新卒でSNSマーケティング会社に入社。2014年10月よりWEBマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズにスタッフとして参画。2018年4月よりCOO/事業統括理事に就任し、健やかな事業と組織づくりに励む。本業の傍ら、都会のど真ん中に畑をつくる「URBAN FARMERS CLUB」も展開中。循環型社会やサステナビリティについて勉強中。一児の父。
マイ箸、マイ皿、マイカップ持参をお願いします!
グリーンズでは、できるだけゴミを出さないエコフレンドリーなイベントを目指しています!そのためフード&ドリンクをお楽しみいただく箸・皿・カップはご持参をお願いします。お忘れの方には1式100円で販売いたします。
今回、ご用意するフード&ドリンクはこちら!
◯bread beer
使いきれないパンの耳を使って作ったビール。六本木のベーカリー「bricolage bread & co.」と長野のビール醸造所「AJB(Anglo Japanese Brewing )」が協力して製造。売り上げの1%は「ごみを出さない経済循環」を提案する団体「530week」に寄付されます。530の中村元気さんが、当日直接販売する予定です。詳細はこちら。
◯コズミックキッチン × FOOD & COMPANY
green drinks Tokyoではいつもお世話になっているケータリングユニット「コズミックキッチン」が、学芸大学のグローサリーストア「FOOD & COMPANY」とコラボし、規格外野菜やロス商品を用いて美味しくて身体にやさしいご飯を届けてくれます!
イベント概要
【テーマ】
green drinks Tokyo 「サーキュラーエコノミーが目指すこれからの都市 アムステルダムで今、起きていること」
【日時】
2020年1月10日(金)
19:00〜22:00
※19:00OPEN、19:30から本編開始です!
【会場】
SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3-15-4)
JR田町駅より徒歩7分
【定員】
50名
【参加費】
一般チケット 2,000円(フード付き)
【お申込み】
(Facebookのイベントページで随時情報を投稿するので、こちらもチェック)
【スケジュール】
19:00 会場OPEN
19:30 本編開始 ゲストプレゼン
20:30 トーク&ディスカッション
21:00 交流会
22:00 CLOSE
【共催】
NPO法人グリーンズ
【お願い】
・事前決済にご協力おねがいします!
・会場にはクロークがございません。おそれいりますが各自お手荷物は管理くださいませ。
・困ったことがありましたら、何でもスタッフにおたずねください。話す人が居ない…でもOK!
green drinks とは!
green drinksは、ニューヨークやハワイ、中国からボツワナまで世界の800都市以上で開催されているグリーンやエコをテーマにしたパーティ。日本でも100箇所以上で開催されています。グリーンズは東京のオフィシャルオーガナイザーとして、不定期でgreen drinks Tokyoを行っています。
撮影:nD inc. / Ayako Hiragi
クリエイター、NPO/NGOのリーダーやソーシャルアントレプレナー、各分野のクリエータから企業の環境・CSR部門などでバリバリ活躍中の方々まで、日本のこれからのキーパーソンがわんさか集まります!おひとりでも大勢でも、お誘い合わせの上遊びにきてください!