仕事にも勉強にも、趣味にだって使うパソコンやスマホ。画面の見過ぎで「目が疲れてるな〜」と感じることはありませんか? 今この文章をパソコンで書いてる私も、目の疲れはもはや日常、疲れというレベルを越えて乾燥した眼球が痛く感じることもしばしば。
あるとき眼科の鍼灸師に助けを求めたら、温めることを勧められました。なんでも極度の乾燥によって眼球の表面を覆う水分が減ることが痛みの原因だそうで、目を温めることで涙液が分泌されやすくなるんだとか。わたしほど酷い症状でない方も、目をあたためることで血行が良くなり、頭痛や肩こりが緩和する効果も期待できるそうです。
蒸しタオルや、マグカップに注いだ熱湯の湯気など、聞いた限りのことを試しましたが特に効果的だと感じたのが「ホットアイマスク」でした。
ホットアイマスクとは、目の上に乗せてちょうどいいサイズの袋にあずき豆を詰めたもの。電子レンジで20秒ほど加熱し、ほかほかになった状態で目の上に乗せて使います。
あずきは他の穀物に比べて水分が多く、温めるとその蒸気によって保温が続くことがポイントなんだとか。また大きさと重さも、目の上に置くのに適しているようです。外気温にもよりますが一度温めると継続時間は約20分、目を休める小休憩にはちょうどいい時間です。
しかもこれ、300回前後は繰り返し使えるそうで、実はとってもコスパが良くてエコなアイテム。市販品もありますが簡単につくることもできます。はぎれ布などを活用して、自分だけのアイマスクをつくってみましょう!
1. 材料を用意しよう
一辺が20cm前後のハギレで十分つくれます。写真はどちらも中途半端なサイズのはぎれ布ですが、袋状にして両目をカバーできるサイズが取れればOK。また、小さめのハンカチを活用すればさらに簡単ですね。アズキの量は袋のサイズによりますが、おおよそ120〜150gほどが良さそうです。
2. 縫いあわせて袋状にしよう
布が決まったら、表面を合わせるように二つ折りにし、袋状に仕上げるために開いている三辺を縫います。最終的には表面を外側にひっくり返すので、その返し口として5cm前後は縫わずに開けておきましょう。
3. 袋にあずきを入れて返し口を閉じる
返し口から裏返したらあずき豆を入れて、口を閉じたら完成です!
閉じ口の縫い方も好みですが、アクセントになる色の糸で縫うのもヨシ、お裁縫が得意な方はきれいにまつり縫いするのも良いでしょう。また、私は普段このまま使っていますが、気になる方はカバーも一緒につくれば洗濯もできます。
あずきと一緒にドライハーブを少し混ぜるのもオススメ。自作の醍醐味はなんといっても、好きな柄や色、使いやすいサイズや好みの香りといったアレンジができることにありますね。
目の疲れを自覚してる方だけではなく、「最近忙しそうだなぁ」と気になるあの人に贈ってみると喜ばれるかもしれませんよ。