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海洋ゴミを探して3千里?New Horizon号がカリフォルニア沖を行く!

Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

豊富な生態系を誇るカリフォルニア沖の北太平洋還流。近年、ある問題で名が知られるようになってしまった。それは、漂流プラスチックの蓄積。

漂流プラスチックは今や、注目を集めている環境問題の一つ。環境団体によるキャンペーンも増えている。一方で、科学的調査はあまり進んでいなかった。細かいプラスチックの破片は、衛星写真や航空写真では特定できないため、実際に海に出ないと調査ができないからだ。

そしてこの夏、ついに科学者たちが航海に出発した。
調査船New Horizon号に乗り込んだのは、カリフォルニア大学サンディエゴ校付属Scripps海洋学研究所の院生と研究者ボランティア計12名。目指したのは、カリフォルニアから西約千マイル沖にある「海洋ごみベルト」。

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Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego
調査設備が完備されているNew Horizon号

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Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego
New Horizon号に乗り組んだメンバー

航海中、調査員が目にしたもの。それは、・・・。

全長12feetを超える巨大なプラスチックごみのかたまり。

greenz/グリーンズ plastics
All Rights Reserved, Photo by Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego
8月11日、漁業用の網やロープ、プラスチック容器が絡まり、一つのかたまりになって漂流しているのを発見!

広範囲にわたって海面を覆う細かいプラスチック破片。

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Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

ロープと共生する貝。

greenz/グリーンズ ropes
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

ペットボトルにも貝が・・・。

greenz/グリーンズ bottles
Scripps Institution of Oceanography at UC San Diego

漂流プラスチックの実態は、専門家たちの予想を超えて深刻だった。

漂流するプラスチックの量の多さが、私や他のメンバーを驚かせた。それは私たちの予測とはかけ離れていた。まとまって浮いているプラスチックを見つけるのは大変だと思っていたんだ。それなのに、実際はすぐに見つかったし、おまけに、その数の多さは半端じゃなかった。

New Horizon号が航海を終えて入港してから、約2ヶ月。持ち帰られたプラスチックごみの分析は、まだ続いている。調査報告は、1年以内に発表される予定。今回のScrippsの調査(SEAPLEX)は、海洋環境の回復や保護のための政策づくりにおいて、大切なインプットになりそうだ。

SEAPLEXの調査活動を紹介する動画はコチラ↓。

調査の進捗がわかるブログもあり。SEAPLEX公式HPはコチラ