2013年3月にスタートした仙台のバイクシェアリングサービス「DATE BIKE」
これまで、greenz.jpでは、英ロンドンの「Cycle Hire」から富山市の「シクロシティ富山」まで、国内外のバイクシェアリングサービスを幅広く採り上げてきましたが、いよいよ、東北地方でも、新しいバイクシェアリングサービスが誕生。杜の都・仙台のコミュニティサイクル「DATE BIKE」をご紹介しましょう。
「DATE BIKE」は、2013年3月16日にスタートした、宮城県仙台市のバイクシェアリングサービスです。“DATE(ダテ)”は、鎌倉時代から江戸時代にわたってこの地を治めていた伊達氏にちなんで名づけられました。現時点で仙台市内12カ所に駐輪場(ポート)が設置され、どの駐輪場からでも自転車を利用することができます。
利用の流れとしては、まず、スマートフォンもしくは携帯電話から会員登録。JR仙台駅前ヒューモスファイヴ1階の「DATE BIKE サービスステーション」で登録することも可能です。
自転車を利用する際は、モバイル端末で、利用したい自転車を予約します。あとは、駐輪場で予約済の自転車を探し、予約時に発行されたパスコードを操作パネルに入力すればOK。ロックが解除され、自転車を乗ることができる仕組みとなっています。
自転車のハンドルには操作パネルが装着されている。ここにパスコードを入力すればロック解除される仕組み
利用料金は、一回60分で100円(30分ごとに延長料金100円を加算)。1,000円で1日乗り放題の「一日パス」もあります。赤と黒を基調とした自転車は、老若男女問わず、かっこ良く乗りこなせそう。電動アシスト付きなので、長距離もラクラクです。
仙台市の中心部は、比較的平坦で、自転車で移動しやすい地形。また、自転車専用道路の整備も進んでおり、歩行者・サイクリスト・自動車ドライバーそれぞれの安全にも配慮されています。「DATE BIKE」は、このような仙台ならではの利点を活用し、地域住民や観光客らに、より多様な移動手段を提供している一例といえるでしょう。
仙台の中心部では自転車専用道路が整備されているので、歩行者も自転車も安全に移動できる
仙台市に在住の方々はもちろんのこと、出張や観光で仙台を訪れる皆さんも、一度「DATE BIKE」を利用し、杜の都をサイクリングしてみてはいかが?