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屋外空間を通じて、“豊かな日常”をつくる。パブリックスペースの可能性を探究する「ソトノバ」の仕事 #求人 

[sponsored by 一般社団法人ソトノバ]

ただ通り過ぎるだけの道、人が立ち寄らない公園、使われていない空き地──。

そんな屋外を「パブリックスペース」と呼び、日常的に人が集い、思い思いの過ごし方ができる“居場所”にしていこうと活動している人たちがいます。一般社団法人ソトノバ(以下、ソトノバ)のみなさんです。

規制やルールが厳しく、海外に比べてパブリックスペースの活用が遅れていた日本。しかし、東日本大震災や新型コロナウイルスの流行などをきっかけに、屋外空間の価値に目が向けられるようになりました。

全国の自治体が「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを目指して、ウォーカブルシティの取り組みを本格化させるなど、パブリックスペース活用の機運は年々高まっています。

その最前線に立ち、流れを生み出してきたプロフェッショナル集団こそが、ソトノバのみなさんです。……というと、もしかしたら自分と遠い存在だと感じてしまう人もいるかもしれません。

けれども、実はソトノバが取り組んでいるのはただの土地活用ではなく、私たち一人ひとりの日常をよりよいものにするための取り組みなのです。

パブリックスペースの活用を通して、人々の暮らしを豊かにすることを目指してきたソトノバが思い描くのは、いったいどんな景色なのか。そして、立ち上げから10周年を迎えた今、どんな仲間を求めているのか。話を聞きました。

パブリックスペース活用で、人々の暮らしが豊かになる?

パブリックスペースは、直訳すれば「公共空間」。その言葉からは行政が管理する道路や公園など、限られたスペースを連想してしまうことも。けれどもソトノバでは、誰が管理する敷地かは問わず、「誰もが自由にアクセスできる屋外空間」のことをすべて「パブリックスペース」と呼んでいます。

たとえば、今回取材で訪れたシェアオフィスの向かいにあるビルの屋上庭園は、法人が所有するいわゆる民地。ですが、誰でも出入りできるように開放されているとしたら、ここもパブリックスペースのひとつです。

こうした場所を、誰もが身近に感じられるものにしていくことで、“ソト”から都市を豊かにするために活動をするソトノバ。では、パブリックスペースの活用で、私たちの暮らしはどのように変わるのか。ソトノバ共同代表理事の泉山塁威(いずみやま・るい)さんは、具体的な例を教えてくれました。

共同代表理事の泉山塁威さん。お気に入りのパブリックスペースは、小さな路地にカフェやレストランが密集するオーストラリア・メルボルンの「デグレーブス・ストリート」

泉山さん たとえば、ランニングやウォーキングしやすい道があれば、外に出ていく機会が増えて、心身の健康につながります。公園や空き地などにゆるやかに地域の人とつながれるコミュニティがあれば、一人暮らしの方や家に居場所のない子ども・若者たちの孤独感の解消になるかもしれない。人と会話しなくても、ひとりで落ち着いてくつろげるサードプレイスのような場所が屋外にあるだけでも、心が救われたりしますよね。

そういう小さなことが、ボディブローのように一人ひとりのQOL(=Quality of Life)向上や地域経済の発展につながっていくと言われているんです。

20世紀後半、自動車の普及にともない、世界中の多くの都市において街路空間は車中心につくられてきました。しかし、便利さの一方で高速道路の構築や再開発によるまちの景観の破壊、交通事故、大気汚染など、さまざまな負の効果ももたらすことに。

そこで1980年代以降、欧米を中心に「人のための都市」を研究・実践する動きが生まれ、今では恒久化した取り組みが数多くあります。

たとえば、今では当たり前の光景となったニューヨーク・タイムズスクエアの歩行者空間化も、社会実験の結果生まれた事例のひとつ。サンフランシスコで市民からの声で始まった、路上駐車場を公園やカフェなど人のための空間に変える「Park(ing)Day」の取り組みは、世界各地に広がりました。

車中心から、人中心のまちへ。
便利さや機能性だけでなく、まちとしての魅力をつくる。

ソトノバでは、こうした海外のパブリックスペース活用の事例を研究し、プロジェクトとして日本のさまざまな地域での実践や伴走支援に取り組んでいます。

ほかにも、研究・実践したことや事例をメディアで発信したり、パブリックスペースに関わる、もしくは関心のある人が集まったコミュニティを運営したり……。事業内容は幅広いですが、すべてに共通する思いは「屋外・パブリックスペースの活用を通して、人の暮らしを豊かにすること」なのです。

研究、実践、発信。常にそのサイクルを回し続けてきた

泉山さんは、日本大学大学院でエリアマネジメントを学んだのち、一時は設計事務所に就職。3年働いたあと、ふたたびエリアマネジメントの領域を探究するべく、明治大学大学院で博士課程に進みました。

博士論文に取り組んでいたタイミングで、国の制度緩和が起こり、世間のエリアマネジメントに対するニーズの中心がパブリックスペースに変わっていくのを感じたといいます。それが、ソトノバ立ち上げの構想へとつながっていきました。

泉山さん 2014年頃からパブリックスペースの研究・実践に関わるようになりましたが、なかでも課題を感じたのは、情報の部分でした。当時の日本では、国内外のパブリックスペース活用に関する専門的な知見や事例がほとんど蓄積されていなかったんです。

せいぜい、個人のブログやFacebookでまとめる程度。このままでは、各地で社会実験や活用の事例が生まれても、経験を共有して学び合う機会がなく、全国に広がっていきません。そこで、実践者たちが情報発信・共有できるプラットフォームが必要だと思い、ウェブメディアとともにソトノバを立ち上げました。

泉山さんの思いに共感した数名のメンバーとともにスタートしたソトノバ。有志のメンバーがライターとして記事を書き、それと並行してさまざまな人を巻き込みながら、パブリックスペース活用の研究を重ねてきました。

その結果、2017年頃になると、パブリックスペースに関する相談がどんどん舞い込むように。現在では、クライアントは行政から民間の小さな地域団体までさまざま。どこの役割をソトノバが担うのかも、プロジェクトによって異なります。規模や背景の違いを問わず、じっくりと話を聞き、ソトノバが持つ引き出しから最適な方法を提案していくのだとか。

泉山さん 研究と実践を並行して行っていること、そして自社のメディアを持っていることの2つは、ソトノバの強みだと思います。勉強会などで海外の研究者・実践者から学んだ最新の事例を、日本のプロジェクトに合うように落とし込む。さらに、実践の結果のメディアでの発信までセットでできるというのは、都市空間に関わる他の会社にはない特徴なのかなと。

(過去の泉山さんのインタビューはこちら

「イベント会社ではないんです」。つくるのは、その先の“日常”

では、実際にどんなプロジェクトを行ってきたのか。ソトノバで共同代表理事を務める荒井詩穂那(あらい・しほな)さんに、紹介してもらいました。

荒井さん 今まで勉強してきたことを、ソトノバとしてアウトプットしたひとつの取り組みが、「シブヤホンマチプレイスメイキング」ですね。

共同代表理事の荒井詩穂那さん。ひとり、友人同士、親子、カップルがひとところに集まり、各々が楽しそうにしているシーンが見られる、みなとみらいの「グランモール公園」は、ついつい寄ってしまうお気に入りのパブリックスペースなのだそう

プレイスメイキングとは、ざっくり言うと「ただの屋外空間を、人が居心地よく過ごせる場所にしていく考え方・手法」のこと。パブリックスペース活用における、重要なキーワードです。

荒井さん もともと東京都渋谷区にある渋谷本町では、2021年から防災の取り組みとして、「地域住民の日常的なつながりをつくろう」という動きが始まっていました。ただ、進めていくにはその重要性を地域の人たちと共有して、同じ方向を向いて取り組んでいく必要があります。そこで、プレイスメイキングの計画づくりの必要性が高まってきたタイミングで、ソトノバに声がかかったんです。

ゆくゆくは私たちソトノバが地域から抜けることを想定して、地元住民にプロジェクトを主導してもらうべく、ビジョンづくりから一緒に進めていきました。地域のみなさんと一緒に勉強会を開いたり、まち歩きをして「こういうことをしたら効果がありそうだよね」と話し合ったりして。

実践する際も、最初は地域の人だけでやるのは難しいので、伴走支援に入りました。まちなかに椅子を置いて、まずは自分たちでくつろいでみるところから始めて、区の持ち物である用地を使って1日イベントをやってみたりとか。

このプロジェクトがスタートしてからかれこれ4年になりますが、今ではほかの地域からも「やりたい」という声が挙がっていて。そんなふうに新しい展開が生まれているのは面白いなと思いますね。

「シブヤホンマチプレイスメイキング」の様子(撮影:Shihona ARAI)

こうした比較的小さなエリアを扱うプロジェクトもあれば、秋葉原や博多など、都心部の広域エリアのマネジメントや、地域のための組織づくりに関わることもあるのだそう。

秋葉原では、ウォーカブル、つまり歩いてまわれるまちづくりを目指して、2023年から地元のまちづくり会社「秋葉原タウンマネジメント株式会社」とともにプロジェクトを進行中。社会実験を重ねるなかで、たしかな手応えを感じる瞬間があったといいます。

泉山さん もともと戦後の闇市を起源とする「秋葉原ジャンク通り」は、マニアックな電気店やジャンクショップが集まる、秋葉原を象徴するエリアでした。店先でパソコンを売ったり、路上で交流をしたりする光景がある種の名物だったんです。

でも、最近ではほとんどそういう光景を見かけなくなってしまった。さらに、車の通行が優先されて、歩行者がゆったりと過ごすのが難しい状態になっていたんですよね。

僕らはこの秋葉原ジャンク通りにベンチとテーブルを置き、歩行者天国にする社会実験を3日間行いました。そうすると、男性2人が一緒にパソコンを解体しはじめたり、店主とお客さんがじっくり会話したりと、かつてのジャンク通りらしい光景が見られて。リサーチの結果、商品を見る・買い物をするといった商業活動が活発になり、新たな交流が生まれたことがデータでもわかりました。

撮影:秋葉原ウォーカブルプロジェクト(日本大学理工学部建築学科都市計画研究室・泉山ゼミ)

この10年で、全国的に広がりつつあるパブリックスペースの活用。一方で、取り組みが均質化してきていることも新たな課題としてあがっています。そのなかで、ソトノバが大事にしているのは、「そのまちらしい風景をつくること」。エリアがもともと持つ個性や特徴を踏まえながら、どんな方法が最適か、模索していきます。

「ソトノバはよく、イベント会社だと思われることが多いんです」

インタビュー前に打ち合わせをした際、そんな課題感を聞かせてもらいました。たしかに、パブリックスペースを活用してカフェにするイベントを行ったり、映画上映会を開催したりといった部分だけを見て、そう感じる人も多いのかもしれません。

しかし、事例を聞いていてわかるのは、ソトノバが実現しようとしているのは、決して打ち上げ花火のような刹那的で華やかなものではないということ。むしろ、「ハレ」と「ケ」で言えば、後者。つまり“日常”です。

イベントをきっかけに、何もなかったただのパブリックスペースにみんなが当たり前のように集い、思い思いの過ごし方をするようになる。たとえば、家にこもりがちだったおじいちゃんおばあちゃんが、昼間に外でのんびり過ごしたり、子どもたちが安心して遊ぶようになったり、公園で読書をする人が増えたりするーー。

そんな“穏やかな日常”を生み出すために、長い時間をかけて丁寧に地域に寄り添い、人との対話を重ねていく。言ってしまえば、とても地味で泥臭さもあるのが、ソトノバの仕事。でもそれは同時に、私たちの暮らしを豊かにするための、たしかな変化をつくる仕事なのです。

互いに学び合い、新しいアイデアや挑戦を歓迎する

現在、ソトノバの活動を支えているのは主に4名のディレクター陣です。

2015年の立ち上げ当初からは、社会情勢やパブリックスペースを取り巻く状況も変化し、関わる地域の数だけでなく、その対象や求められる役割もどんどん広がっています。

より幅広い専門性が必要となった今、多様なバックグラウンドを持つメンバーとともに、ソトノバというチーム自体を大きく、強くしていきたい。そんな思いから、新たな仲間を募集しています。

ソトノバでは、どんな人を求めているのか。前提として、「ソトが好き」というのは外せないポイントだといいます。

泉山さん アウトドア好きでなくてもいいんです。ちなみに僕も、ペーパードライバーで、シティボーイなので、アウトドア派ではありません(笑)。でも、まちなかにふらっと出かけるのが好き。ソトが好きであれば、アウトドア派でもインドア派でもOKです。

都市計画やまちづくりの知識・経験がある方はもちろん歓迎ですが、マストではありません。現場に出て、試しながらやっていくことが多いので、フットワーク軽くどんどん挑戦していきたい方や、学ぶことに前向きで新しいことに探究心を持って取り組める方は、やりがいを持って働けると思います。

荒井さん この仕事って、基本的に「正解が一つではないと思っています。ソトノバが取り組もうとしていることは、日本ではまだ誰もやったことがないことも多いですし、海外の事例を参考にしながら一からつくっていかなければならない。そうなったときに、年齢関係なく「こうしたら面白いんじゃないですか?」と前のめりに提案してくれる方だと、嬉しいですね。

お互いに学び合い、新しいアイデアや挑戦を歓迎する風土が醸成されているというソトノバ。メンバーの専門分野も、都市計画、建築、土木、ランドスケープデザイン、都市生活学などばらばらです。ソトノバが運営するコミュニティのメンバーには、広告業や医師、学生といった人たちも。まちづくりの領域に限らず、多様な専門性を持つ人たちがいる環境はきっと、かなり刺激的なはず。

荒井さん 私はまちづくりを専門にかれこれ10年以上活動していますが、メンバーから常に新しい知見を得られる職場は、今でもすごく貴重だなと思います。学ぶ意欲が常にある人たちばかりなので、日々あちこちでオープンな議論が生まれていますね。一度始まると長いんです(笑)。そういう環境にワクワクする方は合うんじゃないかな。

ソトノバの組織自体が、ひとつのパブリックスペース

チーフディレクターとして働く小原拓磨(おばら・たくま)さんは、複数のプロジェクトを担当しながら、メディアの副編集長としてライター業務も行っています。

そんな小原さんに、ディレクターの仕事内容ややりがい、一方で大変だと感じることについて伺いました。

チーフディレクターの小原拓磨さん。行けば自然と地元の友人に会えて、かつ姪っ子とも思い切り遊べる、地元・三重県にある名もなき公園が癒しの空間

前職では、大手の都市・建築系コンサルタント会社の社員として、都市計画や施設のマネジメント業務に取り組んでいたという小原さん。泉山さんとは以前から知り合いで、ソトノバのコミュニティのいちメンバーだったのだとか。

その後、東京転勤になったことから泉山さんと話す機会が増え、ソトノバの組織のあり方やプロジェクトに魅力を感じて転職を決めたといいます。

小原さん 前職の仕事は規模も大きく、やりがいも感じていました。でも、今後のキャリアを考えたときに、自分の色を出せる環境で、一からつくっていくことにやりがいを感じたいなと。

その点、ソトノバって組織自体がパブリックスペースみたいな感じなんです。ひとつの公園に、いろいろな過ごし方をする人が共存しているように、メンバー一人ひとりがどんな仕事の仕方をしていても、しっかり成り立つようにコーディネートしてくれる。自分の得意なことに全振りすれば、それが事業になる。そうした余白のある環境に惹かれたのが、転職の一番の決め手になりました。

ソトノバのディレクターは、複数のプロジェクトを掛け持つのが基本。小原さんは今、並行して8つの業務に取り組んでいるのだそう。公園のガイドライン策定や広場・河川のプレイスメイキング、文化財と庭園の活用プロジェクト、ウォーカブル政策の普及啓発など、業務は非常に多岐にわたります。

小原さん 毎日のように住民の方のもとに会いに行って、お宅で一緒にお茶しながらプロジェクトの相談をすることもあります。そのうち、「私、こういうことやりたいわ」と主体的な発言が出てきたり、公園の花壇に水をあげる人が出てきたりして、みなさんのなかで地域への愛着が湧いていくのがわかるんです。それがすごくいいなって。

こうした小さな地域への支援は大手ではなかなかできないですし、住民の方と一緒に育んでいく過程にやりがいを感じますね。

一方で、地域住民の方の意見と、実現可能性のバランスをとりながら実行につなげていくのは、やりがいでもあり、一番難しい部分でもあるそう。

小原さん たとえば、住民の方から「空き地を使って映画祭をやりたい」という声が挙がっても、住宅街では音の影響もある。それで周辺の方からネガティブな意見をもらってしまったら、元も子もないですよね。

自分の頭であらゆる可能性を考えながら、一つひとつ問題をクリアしていくというのは、決して楽な作業ではないなと思います。もちろん、それが実現できて、また次のプロジェクトに繋がったときは大きな達成感があるので、大変さとやりがいは本当に表裏一体なんですよね(笑)。

そんな小原さん、今後前職時代に専門としていた施設マネジメントの考え方を今の仕事でいかせるように行動しているところなんだとか。ビジュアル面や居心地の良さだけでなく、土地の価値をいかに上げていくかという視点から、パブリックスペースを有効活用する方法を模索しています。

小原さん ほかのメンバーに触発されて、今年度に入ってから関わったプロジェクトを対象に、ひとつ論文を書きました。自分のやっていることを一個一個形にして、「こんなアプローチもありますよね」と見せていくことで、僕自身の得意分野をより仕事にいかせるようになると思うので。それくらい、パブリックスペースへのアプローチは本当に多様なんですよね。

荒井さん 1年前の入社時に「水辺の仕事をしたい」と言っていたスタッフは、今年実際に河川エリアの仕事を見つけてきて、プロジェクトとして取り組んでいます。自分の強みや興味関心を仕事にできるのも、ソトノバの仕事の魅力のひとつだと思いますね。

答えのない問いに向き合い続ける

活動開始から10年。この記念すべきタイミングで、社内であらためて議論を行い、「ソトで人の暮らしを豊かにする」を新たにソトノバのパーパスとして掲げました。

日本ではまだ誰もやったことがないことに、先頭を切って挑戦しつづけてきたソトノバのこれまでとこれからについて、泉山さんはこう話します。

泉山さん この10年のなかで、僕らの取り組みが伝播して、それぞれの地域で実践する流れが数多く生まれているのを見ると、ソトノバとしてひとつの役割を担えていたのかなと思います。ここ最近は、数年単位で計画づくりや社会実験を行うプロジェクトも少しずつ増えてきて、「一緒に日常をつくっている」という手応えを、僕ら自身も持てるようになってきました。

ここからの10年で、パブリックスペースを取り巻く環境はまたさらに変わっていくと思います。答えが決まっていないものに向き合い続けることは変わりませんが、より多角的な視点が必要になるはずです。一緒に挑戦・成長できる仲間とともに、走り続けたいですね。

ソトが身近で自由な空間になれば、私たちの暮らしはもっと豊かになる。それを本気で信じて、可能性にワクワクしているからこそ、一生懸命になれる。一見とても落ち着いていてクレバーな印象のみなさんですが、内側には、そんなピュアでまっすぐな情熱が燃えているのを感じました。

自分が関わったことで、よりよい日常をつくれる。それって、シンプルにすごいことだなと思います。もちろん、ひとりの力ではなく、仲間や行政・地域の方と模索しながら一緒につくっていく。決まり切っていないもの、答えのない問いに対して、むしろ「よっしゃ、やったるで!」と腕まくりをしたくなるような人は、きっと活躍できるはず。

ソトノバというパブリックスペースを舞台に、ソトの可能性を、そこから生まれる日常を、ともに探究してみませんか?

(編集:山中散歩)
撮影:(秋山まどか)

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