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捨てる前に、肌にオン。マイクロプラスチックを出さない「コーヒースクラブ」のつくり方

多くの人が自宅で過ごす時間の増えたコロナ禍。消費動向にも様々な変化が起こり、コーヒーの国内消費量が増加傾向にあるそうです。きっとgreenz.jp読者の方にもコーヒー大好き、という方も多いのではないでしょうか。

では、おいしいコーヒーを淹れると出る「コーヒーかす」、どうしてますか?

もしも、無意識に捨てることが習慣になっている、という方は、再利用可能な自然素材として着目してみると、さらにコーヒーの楽しさが広がるかもしれません。次に淹れるコーヒーはぜひ、スクラブとして活用して、ご自身の”潤い”に変えてみるのはいかがでしょうか。

スクラブとマイクロプラスチックの関係性

スクラブとは、肌の古い角質を取り除きやすくする小さなつぶつぶのこと。歯磨き粉やフェイス・ボディスクラブなどに含まれていて、確かに使った直後から肌がすっきりします。

しかしこのスクラブの多くはプラスチック製であり、非常に細かい粒子がそのまま魚や貝、鳥などの体内に取り込まれたり、有害物質を吸着して海に流れ出てしまう「マイクロプラスチック」であることが問題視されるようになりました。

そのため近年ではプラスチックの代わりとして、重曹や米ぬか、クレイ(天然泥)、小豆やアボカドの種などを細かくして活用しているメーカーも出てきました。買い物をする際には、プラスチック由来の素材が使われていないかどうか等、メーカー側の姿勢がわかると嬉しいですよね。

コーヒーかすで自作するスクラブ

家庭用に自作する場合は、塩、砂糖、茶葉、コーヒーかす、といった食材を、オイルやはちみつで塗りやすいように伸ばしてつくることができます。材料や割合は好みで調整できるのがDIYの良さだと思いますが、ここでは一例として最もシンプルな材料で、2〜3週間を目安に使い切りやすい分量をご紹介します。

分量
・コーヒーかす 大さじ 4
・食用オイル 大さじ 3〜4
(オリーブオイルやココナッツオイルなど)

つくり方
・清潔な容器によく混ぜ合わせる。
水気が入ると傷みやすくなるので、保存は冷暗所がおすすめです。

使い方
・入浴時に体を洗った後、濡れたままのひじやひざなど肌に伸ばしてマッサージします。

手の甲に伸ばしてみたところ。

ポイントは
・強くこすり過ぎないこと。
・使用頻度は週1回ほどが目安。
・髪の毛と同様で、排水溝ネットをするか、拭き取ってから洗い流す。
・使用後は肌を十分に保湿する。
といったところ。

コーヒーの油分によってスクラブ後はすっきりすべすべになってることが実感できるかと思います。また、お風呂場で使用せずに、手や唇の荒れ対策として洗面台での使用も手軽でいいですね。材料に砂糖や塩を加えたり、オイルだけでじゃなくハチミツやヨーグルトなどを使うといったDIYならではの自由さを満喫しながら、捨てる前の活用を楽しんでみてください。


ゴミを出さない活動家としておなじみ、ローレン・シンガーさんも「ゴミを出さない暮らしのために生活用品の多くを自作している」と度々キッチンから発信しています。