\12周年、タグラインをリニューアルします/

7月16日からgreenz.jpのタグラインは「ほしい未来は、つくろう。」から「いかしあうつながり」に変わりました。

詳しくは編集長鈴木菜央のコラムを読んでもらえると嬉しいです。

7月16日、greenz.jpのタグラインは「いかしあうつながり」に変わりました。

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多様性とは、自分の人生を自分でデザインすること。「meguri」が「自然電力」とともに見た景色 #求人あり

たとえば、きらきらした瞳で今日のできごとを話すわが子に向きあうとき。
いつになく元気のない友だちに声をかけるとき。
疲れきった同僚のがんばりをねぎらうとき。

そんな瞬間、私たちはきっとこう想うでしょう。

想いに寄り添いたい。

しかし、相手の本当の想いを感じとるのは難しいもの。
自分の見えていなかった景色を相手が見ていたとき、想いを馳せる力が足りなかったことに気づきます。

今回ご紹介する「株式会社meguri」は、 “極限までの想像力”をもって目の前のことに想いを馳せることで、まっすぐにほしい未来を掴もうとしている人たちです。

代表取締役の杉本綾弓(あゆみ)さんは語ります。

仕事にはどれも、“ストーリー”がある。そこを見ることが私たちの仕事のはじまりなんです。

「meguri」のミッションは、「人間らしく豊かな社会を、次世代に」。そのために、人の生活を支える分野である衣食住・医療・福祉・教育・エネルギーなどに対して、持続可能な事業サポートをしています。メインの業務は、業務改善・人材育成コンサルティング・バックオフィスアウトソーシングです。

そんな「meguri」で働いているのは、子どもがいる母親を中心に、新卒から60歳代までの幅広い年齢層の人たち。かつ副業や自分で事業をしているメンバーも多く、様々な人材が活躍しています。

今、「meguri」では、業務改善コンサルティング等のサポートをしている「自然電力」で一緒に働く新規スタッフを募集しています。この2社が紡いできたストーリーとはいったいどのようなものなのでしょうか。

「meguri」代表の杉本さん、自然電力に関する業務のマネージャーでもある「meguri」の今村まりさん、「自然電力」代表取締役の川戸健司さんと、PR・マネージャーの川村美子さんにお話をうかがいました。“想いに寄り添うこと”で生まれたその景色を、ぜひあなたも感じてください。

(上の写真は、左から川戸さん、今村さん、杉本さん、川村さん)

「人間らしく豊かに生きる人」を増やしていきたい

人間らしく豊かな社会を、次世代に。
そんな“QOL(Quality of life。生活の質)”を揺るぎないミッションとし、仕事を展開する「meguri」。

「そこにたどり着くには、いくつかの節目がありました」と言う杉本さん。最初は幼少期の「母親の影響」でした。

杉本さん いつも母に、「自分の人生は自分で選択していきなさい」とか「もし明日、私が死んでもいいように、あなたにはすべてを伝えているよ」などと言い聞かされて育ってきたんです。 “自分自身が人生の舵をとっていく大切さ”は、母の言葉から強く感じ取っていきました。

「meguri」代表の杉本綾弓さん

学校に行くより、働きたい。自らの意志で通信制の高校に異動した杉本さんは、16歳から数々の仕事を経験することになります。

そしてふたつ目は、自らの病気。
24歳で結婚をするものの、仕事では販売のチーフを任され、肩肘をはってがんばっていたという当時の杉本さん。家庭と仕事のすべてを完璧にこなさなくてはというプレッシャーから、目眩が止まらない病気になってしまいます。

杉本さん 働くことが自分にとって全ての価値観だったのに、働けなくなってしまって。そこでようやく、がんばりすぎている自分に気づいたんです。働くことは大切だけれど、それだけだと人は幸せにはなれないんですよね。

そして最後は、産後の経験。30歳の時でした。

杉本さん 多量出血で命がけの出産を経て、一歩も歩けない状況になってしまって。ホルモンバランスも崩れ、心身ともにボロボロの状態に。産前に描いていた「赤ちゃんとの幸せな暮らし」とは全く違って、夫は仕事で忙しいし、子どもと私の2人きりの生活の中、子どもの命を守る責任感と息苦しさとで、今考えると産後うつ状態になっていました。

もっと子育てを周りの人たちとシェアしていくことができないのだろうかって思っていましたね。

お母さんの教え、病、出産を経て、杉本さんはより一層生きることを見直しはじめます。そして、人の幸せについて考え続けた結果、「人間らしく豊かに生きる人を増やす」ことが自分の人生のミッションだと、強く認識するようになりました。

そのミッションのために、これから自分にできることはーー。
人の生活を支える領域(衣食住・医療・福祉・教育・エネルギーなど)に携わり、
持続可能な事業サポートをしていくこと。
そしてそれに関わる人が、自分らしく働くこと・暮らすことのできる環境づくり。
人間らしく豊かに生きるためには欠かせない、その“両面”に、仕事を通じて力を注いでいきたい。

こうして2015年、「meguri」を創業。次の世代を見据えた長い旅のストーリーがはじまったのです。

ハンディキャップがあっても活躍できる場を

「meguri」では、人間らしく豊かに生きるために、「働き方の多様性を承認しあうこと」がとても大切だと考えています。

4歳の子どもを持つマネージャーの今村さんは、子育て真っ最中の母親のひとり。保育園を利用し、夫の会社も手伝いつつ、「meguri」では週3日仕事をしています。

「meguri」マネージャーの今村まりさん

今村さん 私がいつも意識しているのは、「働ける時間の中で最大限成果をだすこと」。つまり、家事と育児を差し引いた限られた時間の中で、新しい価値を創造していくことに全力を注いでいますね。

そうは言っても、時間の制約のある中では、成果に影響することはないのでしょうか。

今村さん 主婦の仕事では、複数の家事を片付けながら同時に子どもの世話もやらなければいけない。そんなマルチタスクを日々こなしているので、時間内にそれらの優先順位をつけて処理する癖が身についているように思います。だから、時間の制約が成果の制約になるとはとらえていません。

“母親だから”といって仕事量のセーブをされるといった特別扱いをされることもないし、優遇されることもない。そういう考えのベースには、「ダイバーシティ(多様性)の志向があるから」と続けます。

今村さん 母親が短時間しか働けないというのは、ひとつの特性でしかないと思っています。「meguri」では、60代の人、副業をしている人、病気を抱える人、介護をしている人…本当にさまざまな立場の人が働いていて。私たちは、それぞれの良いところを最大限発揮してもらうことで、生産性を高めていこうと思っているんです。

その想いのもと、「meguri」では雇用形態も社員、個人事業主、アルバイトと多様。平均週3回ほどの勤務で、その日時にも個人の裁量がある。場合により遠隔勤務も可能、副業も歓迎。

このような条件のなかで、一人ひとりが「自分の人生の“オーナー”として、自分の時間の使い方に責任を持ち、自分の働き方を主体的に決めていく」という意識を強く持っているのです。

しかし、これほどの多様な人をまとめるマネージメント面では、大変なこともあるのだそう。

今村さん 小さい子をもつ母親であれば、子どもの病気で休むことも。メンバーみんなが時短で働き、かつ同じレベルの成果を保つためには、進捗を共有し、いつでもフォローし合える“チーム体制”が必須となってきます。

ちなみに2歳の子どもがいる杉本さん自身も、病気が完治している訳ではないため、がむしゃらに夜まで働くことは難しい状況でもあります。

マネージャーとして。経営者として。そして、ひとりの母親として。
二人は力強く口を揃えます。

杉本さん マネージャーが働く上で何かしらのハンディキャップがあるからこそ、ハンディのある人のマネージメントができると思っているんです。

いわゆる一般的な職場の場合は、時間の制約がある人に対して、「私はこんなにやっているのに」「仕事を早く上がっちゃう人には仕事を任せきれない」といった感情を持つことも多いかな、と思います。つまりその人の置かれている状況に想いを馳せにくいんじゃないかと。

だからマネージメントする人にハンディがあるのは、うちではむしろ合理的。私自身も子どもとの時間をできるだけ大切にしたいと思っているし、メンバーの大切にしたいものも尊重したい。そんな「人生を支え合える関係性」でいたいと思っています。

週5日フルタイムで働くことが今までの普通だとしたら、私たちはこれからの働きかたの“フツウ”をつくっていこう。
一度しかない自分の人生を、自分自身でデザインする人たちとともに。
そのストーリーは、もう「meguri」ではじまっているのです。

「今、新規事業として、“働くと暮らすが一緒になっている場”をつくろうと考えています」と杉本さん

自然電力の持続可能な体制を支える

ここで、実際のクライアント先である自然電力との関わりを通じて、「meguri」の仕事ぶりを見てみましょう。

両社の出会いは、2015年4月。自然電力は、「エネルギーから世界を変える」をビジョンに、太陽光・風力・小水力などの再生可能エネルギー発電所の発電事業をメインに取り組んでいる、勢いのあるベンチャー企業。持前のスピードと実行力で巨大なエネルギー産業に攻め込み、世間の注目を集めていました。

「自然電力」代表取締役の川戸さんと、PR・マネージャーの川村さん。

自然電力は、「エネルギーから世界を変える」をビジョンに“100年以上続く事業”を目指す。社会全体を巻き込んでいくために、60代以上の人や外国人も積極的に採用し活躍を期待、多様性を尊重する組織であることが特徴。

「meguri」が関わる部署の管掌をしている自然電力の川戸さんは、当時を語ります。

川戸さん 発電所の管理事業を行う部署の立ち上げをしている真っただ中。それは仮に業務上ミスをしてしまうと、数十億円という巨大な影響が出てしまうような責任重大な事業です。

会社全体が急成長している一方で、その組織体制づくりにおいて、業務フローの策定や書類の整備が追いついていないなどの、残されていた課題に悩まされていましたね。

この急務に応えるべく、「meguri」がバックオフィス支援を開始。現在は今村さんをマネージャーとして、10名ほどの「meguri」のメンバーが自然電力に常駐しています。

今村さん その具体的なコンサルティング業務としては、組織の向かう先や目標などを一から丁寧にヒアリングしていくなかで、同時に課題を整理します。そうすると業務の仕組みや人の問題が明確になっていくので、その解決方法を探る。たとえば業務フローを整えて明文化やマニュアル化をするというようなことです。

また仕組みが整っていても、それを維持するのは人財なので、スタッフの育成まで“ワンストップ”で関わらせていただいています。

“ワンストップ”であるということは、つまりスピードと高品質を同時に実現できること。

現場では、改善提案をするコンサルティングチームと、実作業をするアウトソーシングチームに分かれ、提案と現場のルーティンワークのほとんどを「meguri」のメンバーが担当。それにより業務のPDCAを高速かつ確実にまわしていけるのだと言います。そうしてマニュアル化した業務フローを、新人教育のツールにも応用させていくのです。

川戸さん 一言で言えば、“負の遺産”がなくなりました。今のような持続可能な稼働体制がこんなにもスピーディに整ったのは、「meguri」さんが関わってくれたおかげだと思っています。

同じ未来を見るために

「数字」や「仕組み」などの目に見えるものの整理が着々と進む一方で、川戸さんはある“景色”に胸を打たれたと言います。

川戸さん 今村さんはじめ「meguri」さんのメンバーが、エネルギー業界や自然電力に関する勉強会をやっているのを何度か見かけたんですよ。

自然エネルギーは日本ではまだ新しい産業で、制度や状況は刻々と変化しています。それらに僕らも即時に対応しなければいけないんですが、「meguri」さんも同じスピード感でついてきてくれようとしているんだな…って。そのおかげか、専門的な話でも、通じないと感じることはほとんどありませんね。

「夜な夜な必死に勉強しては、都度メンバーに伝えていた」という今村さん。そうした情報共有は、目的を見失わないことにもつながると言います。

今村さん 業務に集中していると、個人の考えや感情にとらわれ、目の前のものが会社の目的とずれてきてしまう時もある。そんなときこそ、メンバー全員が自然電力さんと「同じ未来を見る」。それはメンバーでも徹底しています。

また「meguri」との関わりによって、人材育成面でも思わぬ効果があったのだとか。

川戸さん 社内では相手に対し肯定的・建設的なフィードバックをすることがひとつの行動指針になっていて、社員もそれを意識しているんですが、上司と部下の一対一の関係だと、面と向かっては言いづらいなどの感情が邪魔をしたりして、どうしてもコミュニケーションにムラが生じてしまうことがあります。

そんな中、マネージャーへ、マネージメントでの改善点を定期的にフィードバックしてもらっているんですが、これが想像以上に的確で…。

組織の一歩外側から見たフィードバックを、「meguri」の強いオーナーシップをもとに率直に伝える。これが組織の痛がゆい面をカバーしていきます。

川戸さん 普段一緒に汗を流して働いている「meguri」さんからのアドバイスだからこそ、こちらも冷静になってその指摘を受けとめられる。うちの組織のコミュニケーション面での潤滑油になってくれていますね。

一方、自然電力側も、“多様性”への自身の懐の深さで、「meguri」の働き方を支えています。

様々なバックグラウンドを持つ「meguri」のメンバーに強い興味を抱いた川戸さんは、契約時に自ら(「meguri」から自然電力に関わることになる)メンバーたちの“働き方を聞く会”を持ち、3時間もかけてじっくり耳を傾けたのだとか。

また「meguri」が無理のない働き方を続けられるよう、工数内で最大限できる仕事を把握するための定期ミーティングも、両社で毎月欠かさず行われているのです。

自然電力で働く「meguri」のスタッフと。自然電力のオフィスにて

雇い・雇われの関係を超えて、想いを馳せることで協調しあう。業務の隅々に流れる可視化されないものを、未来という大きな流れに向かわせるために。積み重ねられた信頼に裏打ちされた新しい対価交換のストーリーが、これからも続いていきます。

未来に想いを馳せながら、ともに行動する

そして現在「meguri」では、自然電力で一緒に働く人を新たに募集しています。

“自然エネルギー”と聞くと、環境問題のような大きな事象や、何か小難しいもの、特定の人にだけ関係のあるものだというイメージを持たれる人もいるかもしれません。しかし、自然エネルギーに最初から100%の興味がなくても、大丈夫。自然電力にも、自然エネルギーを接点に「自分なりの夢」を描いている人がたくさんいるからです。

PR・マネージャーの川村さんも、そんなひとり。

川村さん 私たちの使命は、「自然エネルギーを広め、自然エネルギーによって世界を変えていくこと」で、クルー(従業員)全員がそれに向けて取り組んでいますが、これからは「会社の外の人」を巻き込んでムーブメントをつくっていくことが必要だと考えています。

そんな想いのもと、今、私たちは(クルーひとりひとりの)どういう想いや経験が自然エネルギーにつながっているかを、社内外でシェアできる場づくりに、積極的に取り組んでいるんです。

「自然電力」PR・マネージャーの川村さん

川村さん たとえば、私個人は平和への関心がとても強く、「世界から戦争をなくしたい」というのがモチベーションの原点なんです。

誰でもアクセスしうる無限のエネルギー源である、自然エネルギー。有限の資源を世界中の人が奪い合っていた時代から、世界中どこでも誰でもアクセスできるサスティナブルなこの自然エネルギーを活かす時代へ。もしそれが実現すれば、世界から争いや富の不均衡のようなものがなくなり、戦争をなくすことにもつながってくのではないか……。
…と、これが私の個人的なストーリーなんです。

自然電力では、クルーひとり一人に「実現したい未来」があって、自然エネルギーや自然電力は言わばひとつの“手段”。未来へのアプローチ方法は無限にあるからです。

川村さん そして社内・社外を問わず、一人でも多くの人に仲間になっていただき、未来への想像力を発揮して行動を起こせば、地球レベルではつながっている私たちの暮らし、ひいては世界を変えられると信じているんです。

「なぜ自分が自然電力にいるのか」。研修を通じて、クルー全員がそれぞれの実現したい未来を語り合う。

そんな自然電力の信念は、きっと多くの人にめぐりめぐっていくのでしょう。実際に「meguri」のスタッフは、そんなクルーたちのストーリーを聞いて、想いをしっかりと受けとめています。

杉本さん 世の中には社会貢献したい、誰かの役に立ちたいと思っている人はたくさんいると思いますが、いつでも、誰もが「これをやりたい」という明確な対象や目標を持っているとは限らない。私もそのひとりだったと思いますし、「meguri」のスタッフみんなが何かをやりたいことが決まっているわけではないんです。

でも、私たちやクライアントが考えていることに “想いを馳せながら”働くことによって、夢に向かって走っている人のサポートはできる。それによって、クライアントの未来を一緒につくることはできるんじゃないか、と思っています。

たとえば、スーパーヒーローじゃなくても、がんばる人の夢を陰で支えたい。
子どもや家族の時間を大切にしたいけど、まわりの誰かの役にも立ちたい。
好きなことを追求しながら、社会にもなにか還元したい。

このストーリーの続きをつくるのは、あなたかもしれません。

(撮影: 廣川慶明)

[sponsored by meguri+自然電力]