greenz peopleって知ってる?ほしい未来をつくる仲間たち募集中!

greenz people ロゴ

夢見るだけじゃ変化は起こせない。シンプルで冒険にあふれる暮らしを実現するべく、あるカップルが選んだ住処とは?

自然豊かな地方に住む。
小商いをしながら暮らす。
世界一周をしながら暮らす。

きっとみなさんそれぞれ、色々な夢の暮らしがあると思います。

ですが、実際にそんな暮らしを実現できるかというと、「何からすればいいのかわからない…」「今の生活を変える自信がない…」などの理由で二の足を踏んでしまっているかもしれません。

今回ご紹介するカップル、Justin(以下、ジャスティンさん)とRyan(以下、ライアンさん)の夢は、“シンプルな暮らし”と“冒険にあふれる毎日”。それを実現するべくふたりが選んだのは、スクールバスを住まいに改造し、各地を移動しながら生活することでした。そして、こうした自分たちの経験を「We Got Schooled」と題し、発信しているのです。

左がライアンさん、右がジャスティンさん。

スクールバスの改造について、ほぼ知識ゼロの状態だったジャスティンさんとライアンさん。インターネットのサイトやYouTubeなどでスクールバスの改造方法を調べながら、手探りで作業を進めたそう。

必要な費用はフルタイムの仕事で稼ぎ、週末や仕事が終わった後の夜などを作業時間にあて、友人や家族の助けも借りながら、スクールバスを少しずつ住まいへと改造していきました。

スクールバスの改造は、座席の撤去から始まったそう。一つずつ手作業でボルトを抜いて座席を取り払いました。©We Got Schooled

スクールバス改造中の車内。バッテリーやACアダプターなど。完成後はこの部分は本棚になっており、機械が見えないようにデザイン上の工夫も施されている様子。©We Got Schooled

およそ2年の歳月をかけて住まいへと生まれ変わったスクールバス。総工費は、およそUS$13,000〜$15,000程度(2017年4月30日時点のレートで約150万〜170万)。このうち、$5000(2017年4月30日時点のレートで約55万)ほどが、スクールバスの購入とエンジンなどの修理にかかったそうです。

スクールバスの外観。屋根の上には、300Wのソーラーパネルと自転車、カヤックなどの荷物置き場、エアコン、重い荷物を持ち上げる際に使うクレーンなどが装備されています。©We Got Schooled

スクールバス内には、プロパンガスのガス台やオーブン、水道も使え、冷蔵庫も備えられており、調理ができます。©We Got Schooled

キャンピングカー用の流れるトイレの向かい側にシャワーが付いています。右の取手がついた壁はスライド式のドアで、バスの前方と後方を仕切り、外からの視線を気にすることなく水回りを使うことができるそう。©We Got Schooled

自分たちにとって大切なものとは?

住まいを自分の手でつくったり、旅をしたりしながら暮らすのは、希望やワクワクを秘めている反面、実際の生活に不便はないのか、そして本当に実現できるのかと疑問に思う方も多いかもしれません。ですが、ジャスティンさんとライアンさんの暮らすスクールバスは、こじんまりとしているものの、生活に必要なインフラが整えられ、とても快適そうな様子がうかがえます。

スクールバスを住まいにする大きな醍醐味は、気候や周囲の環境に合わせて住む場所を自由自在に移動させ、気のおもむくままに旅をすることができることです。

と話すふたり。

限られたスペースと資源で生活をおくる中で、食材の使い方、電気や水の使いみち、時間の過ごし方、身の回りに置く物など、自分たちの暮らしの一つひとつに自然と向き合うようになったのだとか。スクールバスでの暮らしから見えてきたのは、“自分たちにとって大切なものとは?”という問いへの答えでした。

私たちは、毎日仕事に追われる中で、「何か大切なものを失っているのではないか」という気持ちを抱くようになりました。

“夢の暮らし”とは程遠い日々の生活にモヤモヤする一方、なかなかそれまでの生活を変える決心がつきませんでした。

でも人生は一度きり。それならば、変化のために一歩を踏み出そうと思ったんです。

完成したスクールバス内部を運転席側から見た様子。中は広々としており、立って歩くこともできるそう。左手にあるのが、ソファとキッチン。右手にあるのは、畳めるダイビングテーブル。その奥が、トイレとシャワー、ベッドルームにつながっています。©We Got Schooled

現在は、フリーのプログラマー、写真家としての道を模索するライアンさんとジャスティンさん。

ふたりは、スクールバスを購入した当時、その改造方法や保険のかけかた、住所登録、安全管理など必要な情報の半分も知らない状態だったそう。だからこそ、ふたりの姿は「初めの一歩を踏みだせば、きっと誰でも夢の暮らしを実現することはできるはず」と、夢の暮らしを想い描く人の背中を押します。

みなさんもまずは、自分のほしい未来を思い浮かべ、自分にとっての“夢の暮らし”を見つめ直してみませんか。そして見つめ直すだけではなく、どうやったら実現に近づくか考える時間を持つと、確実に前進するはずです。

[Via wegotschooled, treehugger, Facebook]