12/19開催!「WEBメディアと編集、その先にある仕事。」

greenz people ロゴ

もう、コンセントからの充電は卒業! 突然のバッテリー切れも解決する、モバイル型ソーラーパネル「solartab C」

突然ですが、みなさんは出かけ先などでスマホやPCの充電ができず困ったことはありませんか?

私はこれまでに

「充電器はあるのに、近くにコンセントがない……」
「せっかくモバイルバッテリーを買ったのに、それを充電してくるのを忘れた……」

という切ない経験が何度かあります。すぐに充電ができる環境にありつけるならまだしも、海外旅行中やキャンプ中など、電気を確保するのが難しい時に突然充電が切れてしまったら一大事ですよね。

そんな悩みを一気に解決してくれる、とっておきの充電器が誕生しました。それが今回ご紹介する、PCもスマホも太陽の力で充電できてしまうモバイル型ソーラーパネル「SOLARTAB C」です!

「SOLARTAB C」はソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリー。6.5W(ワット)のソーラーパネルで光を集め、内蔵バッテリーにパワーを蓄積することで電子機器を充電できる仕組みになっています。太陽光を集めながらスマホやPCを充電することも、蓄えた電力で充電することもできるので、曇りや雨の日でもバッチリ使えるのが特徴です。

注目すべきところは、まず、そのバッテリーの容量。「SOLARTAB C」は9,000mAh(ミリアンペアアワー)のバッテリーを内蔵しており、フル充電時にはiPhone 6Sを4.5回、それぞれ1時間ほどで充電することができます。また、iPad Air2やiPad Pro9.7などの少し大きめのデバイスでも3.5〜4時間程度で充電可能です。

iPhoneはもちろん、GoProやGalaxyも、短い時間で、複数回充電できます。

まるでiPadのような、シンプルでスタイリッシュな見た目の「SOLARTAB C」。実は重さはわずか280gで厚さも7.5mmしかなく、かさばらないのでとても運びやすいのです。普段使いはもちろん、あまり荷物を増やしたくない出張や旅行、アウトドアシーンでも必需品になるでしょうね。

普段使いにも、アウトドアにも使いやすいデザインです。

そして新製品のスマートフォンやPCを愛用している人にも対応できるよう、従来のUSBポートだけでなく、世界で初めて「USB-Type C」を搭載。裏表がなく逆差し可能で、これひとつで動画や電力の送信ができ、その転送速度も格段に速い「USB-Type C」は、Google PixelやNexus 5Xなどのスマホや、新型のMacBookが採用している新しいコネクタ規格で、今後主流になるといわれています。

通常のUSBポートより、穴のサイズが小さいのが「USB-Type C]。裏表がないので、どちらの向きで刺しても充電ができます。

気になるのはやはりそのお値段ですが、現在AmazonやSOLARTABのホームページにて99ドル(およそ11,000円)プラス送料で購入可能です。一般のモバイルバッテリーと比べると少し高めな価格設定ですが、使い勝手の良さを考えればお買い得なのかもしれません。

優れた機能と見た目のカッコよさ、そして環境への優しさが人々を引きつけている「SOLARTAB C」は、私たちの暮らしを、より快適かつエコなものへとアップデートしてくれそうですね。

充電の減りを気にせず外で作業ができることを考えれば、コストパフォーマンスは悪くないのかも。

クラウドファンディングサイト「indiegogo」で、およそ24万ドル(日本円で2600万超)の資金調達に成功した「SOLARTAB C」。その実績からは人々のソーラーエネルギーや環境問題に対する注目度の高さを伺うことができます。

創立者のSimon Methi(以下、サイモンさん)とEskil Olaf Vestre(以下、エスキルさん)はプロダクトについて次のように語っています。

「SOLARTAB」の目標は、タブレットやスマホを通して人々のエネルギー消費をもっと環境に優しい形へとシフトさせること。いまだに多くの人が「ソーラーエネルギーなんてちゃんと機能しないだろう」と考えているようですが、「SOLARTAB」を試してみればきっと、グリーンエネルギーの未来は明るいと思えるはずです。

製品の先に、アップデートされたエネルギー消費の実現を見据えるサイモンさんとエスキルさん。

そんな二人の想いを汲んだ「SOLARTAB C」をひとつのきっかけにして、グリーンエネルギーのある暮らしが私たちにとって「当たり前」になっていくといいですね。

[viaindiegogo,SOLARTAB,Amazon.com,GIZMODO]

わたしたちエネルギー」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクト。経済産業省資源エネルギー庁GREEN POWER プロジェクトの一環で進めています。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。