毎年、夏は全体的にgreenz.jpの読者数が減少する傾向があるのですが、今年も例外ではありませんでした。でも個人的にうれしかったのは、そんな8月の記事のアクセストップ5のうち、3本が僕の企画編集記事だったこと。どれも、書いたのはライターインターンのみなさん。
特にヒットしたのが10ドルで電気を使わない洗濯機をつくる方法と、食べられる使い捨てカップを紹介した記事。こんな簡単な、あるいはオシャレなことも、新しい社会をつくるきっかけになる。そう気づいてくれる読者を増やせたのなら、これ以上うれしいことはありません。
そして関西では、大阪ガスとともに「ソーシャルデザインフォーラム」を、そしてその夜には「green drinks」を開催。あいにく僕は参加できなかったのですが、参加したメンバーによると「すごくやり甲斐があったし楽しかった」とのこと。僕も参加したかったなあ・・・
そんな8月の人気記事を振り返っていきましょう!
1番人気の記事
必要なのは、バケツ2つとトイレのスッポンだけ。 10ドルあればつくれる、電気を使わないDIYバケツ式洗濯機に挑戦してみよう! by 米津琢磨さん
8月といえば、エアコンや扇風機が欠かせない、電気代を節約したいという人にとっては、我慢大会のようになってしまう時期。それに汗が止まらず、洗濯物が増えて困るのも夏の厄介なところですね。
今回はそんな電気代をついつい使ってしまいがちな季節に一役買いそうな、DIYな人力の洗濯機のつくり方を伝授しましょう。なんと洗濯するときに一切電気を必要としないだけでなく、予算10ドル(約1000円)でつくれてしまうというのです!(⇒ 続きを読む)
2番人気の記事
シャッター通りに、17軒の店舗が続々開業! その陰の立役者、空間プロデュースのビルススタジオ塩田大成さんは「つくっておわり」にしない建築家だった! by 新井作文店さん
写真に映るのは栃木県宇都宮市のとある道。JR「宇都宮」駅から徒歩30分、東武鉄道「東武宇都宮」駅なら徒歩5分ほどの外れにあり、名前は「もみじ通り」といいます。
2007年に商店会が解散すると、空き店舗や空き住居が増えました。それが解散から約10年目を迎える今、新たに17軒の店舗や事務所が開業し、飲食店やギャラリー、子ども服店、美容室、ギターショップなどがそろい、落ち着いて暮らすには丁度いい通りに生まれ変わりました。
契機となったのは2010年。その年、約100店舗が加盟する、栃木県最大級の商店会がある「ユニオン通り」から、表題のビルススタジオが移転してきました。代表の塩田大成さんは、どうやって地域や人との関係性をつくってきたのでしょう?(⇒ 続きを読む)
3番人気の記事
エネルギーから食物まで、暮らしに必要なものは村内でつくる! オランダに生まれる、世界で初めて資源が完全に循環する村「ReGen Village」って? by 日南美鹿さん
近年、世界各地でみられる異常気象のニュース。それをきっかけに環境への意識が高まっている人も多いのではないでしょうか? 一方、自然エネルギーや自給自足に憧れつつも、なかなか、これまでの生活様式を変えるのは難しいところですよね。
でも、そんな「これまでの生活」も、将来、保証されないのかもしれません。原因のひとつは、世界人口の急激な増加。WWFのレポートによると、現在70億人を越す人口は、2050年には96億人にまで達すると予測されています。それに伴い、消費の圧力が増え続ければ、2030年には、地球がもう1つ必要になるという指摘もあるのです。
今こそ地球の資源を過剰に消費するのでなく、持続可能なライフスタイルに移行するべき! 今回は、そんな思いで開発されているオランダの新しいコミュニティをご紹介します。その名も、「ReGen Village」。(⇒ 続きを読む)
2016年8月の副編集長・スズキコウタのお気に入り記事
熊本地震は、まだ終わっていない。大事なのは、これからだ。地震で大きな被害を受けた益城町に足を運び、まちと被災者の現在地を取材してきました! by 杉本有紀さん
コウタ メディアとして社会に役割を果たせた記事はどれかという尺度で、この熊本地震を取り上げた記事にしました。「東京シャボン玉倶楽部」の杉本有紀さんとの共同企画です。
greenz.jp流ジャーナリズムってどんな形だろうと考えた結果、
・現地に赴いて、書き手が感じた課題と現在地、抱いた思いをベースに伝える
・書き手が共感した、地域内の取り組みをもって、希望の光を可視化する
・ピープルや読者と一緒に考えたい問いを込める
という方向性に決めまして。無茶ぶりでしたが、ライターではない杉本さんに投げました。驚くほど上手くいったので、本当によかった。
(⇒ 記事を読む)
みなさんのお気に入りはありましたか?
9月編もどうぞお楽しみに!
– INFORMATION –
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